デイリーニュース

  • ベルタ・カセレスは暗殺前 ホンジュラスのクーデターを支援したとヒラリー・クリントンを名指しで非難

    ヒラリー・クリントン元国務長官は、2009年ホンジュラスで起きたクーデターへの対処について新たな疑惑にさらされています。民主的に選ばれたマヌエル・セラヤ大統領がこのクーデターで追放された後、ホンジュラスは世界で最も危険な地域の一つとなりました。先週、先住民の環境活動家ベルタ・カセレスが自宅で暗殺されました。カセレスは2年前のインタビューで、クーデターを支援したとしてクリントン元長官を名指しで非難していました。「私たちはクーデターの中から立ち上がりました。クーデターを克服できていません。元に戻すことはできません。違法な状態がずっと続きました。やがて、選挙が行われることになりました。ヒラリー・クリントンは、自著『ハードチョイス(困難な選択)』の中で、ホンジュラスに何が起こるかを事実上予告していました。北米の人たちが私たちの国にちょっかいを出していることを示す証拠です。セラヤ大統領の復権は二の次だったのです。ホンジュラスでは選挙が行われる予定でしたが、メル・セラヤが大統領に復帰することは許さないということを、彼女(クリントン)は承知していました」とカセレスは話します。ほとんど知られていないカセレスの映像を紹介するとともに、歴史学者グレッグ・グランディンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 「イスラエル贔屓」を自称する トランプ候補に ルビオ候補とクルーズ候補は中立的すぎと批判

    マイアミで開催された共和党の候補者討論会で、マルコ・ルビオ、テッド・クルーズ、ジョン・ケーシックの3候補は、イスラエル=パレスチナ間の交渉には一切反対する立場を明らかにしました。イスラエルに倣って占領下の西岸地区を「ユダヤ・サマリア地区」[イスラエルの一部だという意味]と呼ぶルビオ候補は、「イスラエルとパレスチナの和平も30年ぐらいのうちには成立するかもしれない」と発言しました。和平交渉を支持したのはトランプ候補だけでした。

    dailynews date: 
    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ハゲタカ: ルビオ候補を支援する億万長者ポール・シンガーはアルゼンチン債務危機で数十億ドルの利益

    アルゼンチンは国の債務から利益を搾り取ろうと14年間もつきまとった米国のヘッジファンドと、支払いの合意に達しました。これらのヘッジファンドはアルゼンチンの債券を同国の財政危機に乗じて捨て値で買い取り、その後、全額の返済を求めていました。前アルゼンチン大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネルは、ヘッジファンドを「ハゲタカファンド」と呼び、支払いを拒否していました。しかし、右派の新大統領マウリチオ・マクリが就任すると、アルゼンチンは、米国の億万長者ポール・シンガーが経営するエリオット・マネジメントをはじめ4つのヘッジファンドに合計46億5千万ドルを支払うことに合意しました。この合意条件では、アルゼンチンに要求していた総額の約75%、実際支払った債務費用の数倍の金額をヘッジファンドが手にすると見られています。ジャーナリストのグレッグ・パラストに話を聞きます。彼の最新記事は"Rubio’s Billionaire Wins Ransom from Argentina"(ルビオ支援の億万長者がアルゼンチンを恫喝し金を勝ち取る)です。

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    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    6
  • キューバをめぐり共和党候補者が激突 クリントン候補はサンダース候補を 「古くさい共産党シンパ」 と批判

    2016年の米国大統領選で、ラテンアメリカ政策がどのように取り上げられているかを見ていきます。10日に開催された討論会では、マルコ・ルビオ候補とテッド・クルーズ候補がキューバとの国交正常化へ踏み切ったオバマ大統領を酷評しました。オバマ大統領の取り組みを評価していたトランプ候補は一歩引いて、もっとよい条件が獲得できたはずだと述べました。一方、9日夜には、元国務長官のヒラリー・クリントン候補が、バーニー・サンダース候補が1980年代に行ったキューバとニカラグアに関する発言を批判しました。

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    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • リンダ・サルスール:サンダース候補のミシガン州勝利はアラブ系アメリカ人票を甘くみるなという「明確な」メッセージ

    ミシガン州での バーニー・サンダース候補の逆転勝利を受けて、メディアのコメンテーターの中には、アラブ系やイスラム教徒の有権者の圧倒的多数がサンダース上院議員に投票したことに動揺を隠せない人もいました。米国で最もアラブ系の人口が集中するディアボーンで、サンダース候補は6割の票を獲得しました。リンダ・サルスールとモハメッド・エリビアリーに話を聞きます。

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    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプの支持集会は「人種差別大会」に 共和党と民主党のムスリム党員がイスラム嫌悪について討論

    15日に予定されるフロリダ州、オハイオ州、イリノイ州、ノースカロライナ州、ミズーリ州の予備選を前に、共和党の残る候補者4人が10日(木曜日)マイアミでCNN主催の討論会に参加し、舌戦を繰り広げました。ドナルド・トランプ候補は「イスラム教は我々を嫌っている」という自身の発言を弁護し、彼の集会が過激になっているという批判を一蹴しました。イスラム教徒の共和党員モハメッド・エリビアリーとニューヨークイスラム教民主党クラブの共同創設者リンダ・サルスールによる討論会を開きます。

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    2016/3/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ヒラリー・クリントンとバーニー・サンダース: ドナルド・トランプに勝てるのはどちら?

    3月9日にマイアミで行われた、テレビ局「ユニヴィジョン」主催の民主党大統領候補討論会で、ヒラリー・クリントン候補とバーニー・サンダース候補は、両者とも総選挙では共和党最有力候補ドナルド・トランプに勝てるのは自分だと主張しました。どちらの民主党大統領候補がトランプ候補に有利に対抗できるのかという問題を巡っては、熱のこもった議論が交わされています。カレント・アフェアズ誌のネイサン・ロビンソンと、セント・ローレンス大学アラン・ドレイパー教授に討論してもらいます。

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    2016/3/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • アンドリュー・ベイセビッチ:どの大統領候補も軍事依存に代わる外交政策を示さないのはなぜか?

    歴史学者で退役した元大佐のアンドリュー・ベイセビッチは、先日発表した記事、2016年大統領選で無視されている6点の疑問を指摘しました。中でも注目すべきは「ジョージ・W・ブッシュ大統領が約15年前にはじめた『戦争』で、『世界最強の軍隊』であり『史上最高の軍』が勝てずにいるのはなぜか?未だ勝利の見込みがないのはなぜなのか?」という点です。ボストンよりベイセビッチに、今年の大統領選および話題になることのないこれらの疑問について話を聞きます。ベイセビッチの新著、America’s War for the Greater Middle East: A Military History(『中東発展のための米国の戦争--軍事的歴史』)は、4月発売予定です。ベイセビッチはボストン大学国際関係および歴史学部名誉教授です。

    dailynews date: 
    2016/3/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • クリントンとサンダース 移民法改正と移民送還 中南米における米国の帝国主義について討論

    9日、2016年の民主党大統領選候補者討論会が、スペイン語テレビ局「ユニヴィジョン」主催でフロリダ州のマイアミ・デイド大学で行わました。そこでヒラリー・クリントン元国務長官とバーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は移民問題、貿易および中南米政策などについて激論を戦わせました。両者とも子どもの移民を本国に送還しないと公約しましたが、クリントン元国務長官はサンダース議員が2007年の移民法改正に反対したことを批判しました。サンダース議員は、フィデル・カストロを称賛する1985年の自身のインタビュー映像を見せられると、中南米における米軍による介入反対の立場を表明し、次のように語りました。「このインタビューで言っているのは、米国によるキューバ侵攻は間違いであり、ニカラグア政府転覆を図る市民を米国が支援したのは間違いであり、1954年に米国が民主的に選出されたグアテマラ政府を転覆させようとしたのは間違いだったということです」。この討論会は、サンダース議員がミシガン州予備選で予想外の勝利を収めた1日後に行われたものです。

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    2016/3/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ドナルド・トランプ阻止の企み ハイテク企業 CEO と共和党幹部が週末に会合

    8日の予備選で、ドナルド・トランプが 4 州中 3 州で勝利したことを受け、共和党ではトランプの大統領候補指名を阻止する取り組みが勢いを増しています。ハフィントン・ポストの記事によると、先週末、ジョージア州沖合にある個人所有のリゾート用の島でアメリカン・エンタープライズ研究所の年次「世界フォーラム」が開かれ、出席した共和党幹部と同党へのトップ資金提供者達が秘密会議を行いました。イベントにはアップル社 CEO のティム・クック、グーグル共同創立者ラリー・ペイジ、フェイスブックへの投資者ショーン・パーカーのほか、米連邦議会上院院内総務ミッチ・マコーネル、共和党の仕掛け人カール・ローブ、下院議長ポール・ライアンも参加しました。週末のリゾート地での主要議題は、いかにしてドナルド・トランプを阻止するか、でした。ハフィントン・ポストの上級企業編集委員のニック・バウマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/3/9(Wed)
    記事番号: 
    4

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