ヒラリー・クリントン元国務長官は、2009年ホンジュラスで起きたクーデターへの対処について新たな疑惑にさらされています。民主的に選ばれたマヌエル・セラヤ大統領がこのクーデターで追放された後、ホンジュラスは世界で最も危険な地域の一つとなりました。先週、先住民の環境活動家ベルタ・カセレスが自宅で暗殺されました。カセレスは2年前のインタビューで、クーデターを支援したとしてクリントン元長官を名指しで非難していました。「私たちはクーデターの中から立ち上がりました。クーデターを克服できていません。元に戻すことはできません。違法な状態がずっと続きました。やがて、選挙が行われることになりました。ヒラリー・クリントンは、自著『ハードチョイス(困難な選択)』の中で、ホンジュラスに何が起こるかを事実上予告していました。北米の人たちが私たちの国にちょっかいを出していることを示す証拠です。セラヤ大統領の復権は二の次だったのです。ホンジュラスでは選挙が行われる予定でしたが、メル・セラヤが大統領に復帰することは許さないということを、彼女(クリントン)は承知していました」とカセレスは話します。ほとんど知られていないカセレスの映像を紹介するとともに、歴史学者グレッグ・グランディンに話を聞きます。