【20/12/31/3】ジョー・バイデン次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領が政権移行の準備を進めていますが、米民主党の今後の方向性について高まる議論を見ていきます。米下院のジェームズ・クライバーン多数党院内副総務は先日、「警察予算の打ち切りや削減」を求める声を批判、このような主張が民主党の下院議員候補を傷つけると発言しました。「今米国が直面する大きな問題に、古ぼけた型の政治で対処しようとするなんて、実際ばかげています。……(クライバーンのような)主張は、昔に戻ってレーガン支持の民主党員にアピールすることに夢中になっているように見えます」と、作家でプリンストン大学アフリカ系米国人学部長のエディ・グロード教授は言います。「トランプを生み出した政治に逆戻りするなんて理解できません」。アーティトで反人種差別活動家ブリー・ニューサム=バスにも話を聞きます。ニューサム=バスは、黒人有権者は「その時の都合で身代わりにされ、事情が変われば今度は裏切られるのです……この図式を変える必要があります」と主張します。