【21/01/06/1】ジョージア州で上院議員選挙の決選投票が行われ、民主党が上院の主導権をにぎる見通しとなっています。ラファエル・ウォーノック牧師が共和党のケリー・レフラー上院議員に勝利し、ジョン・オソフは共和党のデービッド・パデュー上院議員を僅差でリードしています。オソフの勝利が確定すれば、上院の議席は50対50で同数となり、票決で可否同数の場合、次期副大統領のカマラ・ハリスが膠着打破の1票を投じることになります。これにより、ジョー・バイデン次期大統領の立法議案を成立させるうえで、民主党はより大きな権限を握ります。ウォーノックが牧師をつとめる、アトランタのエベネザー・バプティスト教会はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の心の故郷だったところです。ウォーノック牧師は、南部州で初の黒人民主党上院議員、ジョージア州で初の黒人上院議員、米国史上11人目の連邦議会上院の黒人議員となります。アノア・チャンガがゲストです。チャンガはアトランタに拠点を置くジャーナリストで、選挙の公正と投票権の問題を取材しています。今回、ジョージア州で民主党が勝利できたのは、草の根の活動家の運動があったからだ、とチャンガは指摘し、こう語っています。「農村部から都市部、郊外のコミュニティに至るまで、州の全土で、さまざまな人種や民族の活動家が、選挙運動を組織し、すばらしい活動を進めてきました。