デイリーニュース

  • ダコタ・アクセス・パイプライン建設中止のために密かに妨害行動をした カトリック教徒の2人に聞く

    アイオワ州に拠点を置くカトリック教徒の活動家が、物議を醸す38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインの建設を中止させるために、密かに数々の妨害行為や放火を行っていたことを最近になって公表しました。この2人の活動家ジェシカ・レズニセックとルビー・モントヤに、いかにして、なぜパイプライン建設用の重機に火をつけたのかを聞きます。彼女たちは、この行動は核兵器と軍事基地をターゲットにした非暴力の直接行動であるプラウシェア(剣を鋤に)運動から発想を得たものだと話します。

    dailynews date: 
    2017/7/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「攻撃はまだ終わっていない」:オバマケア廃止法案は米上院で僅差で否決されたが 医療保険制度への攻撃は続く

    米上院で医療費負担適正化法(通称オバマケア)廃止法案は49票対51票の僅差で否決され、米共和党とトランプ大統領にとって手痛い敗北となりました。この時国会議事堂の場外に集まっていた抗議者たちは、歓喜に沸き「Yes, we did」(よし、やった)を連呼しました。オバマケアの「廃止と差し替え」はトランプ大統領と共和党が国民に約束し7年を費やした政策であり、彼らにとっては手痛い敗北です。否決された法案は、廃止の範囲を縮小した通称「スキニー廃案」(skinny repeal)と呼ばれるもので、個人への医療保険加入義務と特定の企業に対して従業員のための医療保険加入を義務づける条項を削除するものでした。ヘルスケア保護の草の根運動、「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ」(Health Care for America Now) のマルガリーダ・ジョージに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/7/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 抵抗の波:医療保険制度を守る戦いに挑む 3人の障がい者権利保護活動家にインタビュー

    全米から集まった障がい者権利保護活動家らが、首都ワシントンやその他の都市で歴史的規模の抗議運動を繰り広げています。この抗議活動は数千万単位の人々から医療保険を奪おうとする共和党の動きに対抗して行われており、7月25日、通称「オバマケア」と呼ばれる医療保険制度を廃止する法案についての審議を始めるかどうかの投票が上院で行われる最中に、傍聴席にいた抗議運動家31人が逮捕され、ハート上院議員事務所ビル内の広場では車椅子の参加者多数を含む64人が逮捕されました。共和党上院議員が「オバマケア」を廃止する動きを続ける中、抗議活動も継続して行われています。過去数週間で16回逮捕された障がい者権利専門の弁護士のステファニー・ウッドワードと、コミュニティ・オーガナイザーのオーラ・オジェウミ、そして先日、コロラド州選出の共和党コーリー・ガーデナー上院議員のデンバー事務所を占拠して抗議活動を行った、ヒップホップ・アーティストのケイリン・ヘファーマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/7/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランスジェンダーの権利への戦いに 米軍はどのような役割を果すべきか?

    トランプ大統領によるトランスジェンダーの人々の米軍入隊禁止方針には、共和党議員を含む広範囲で非難が広がっていますが、今回の発表でLGBTのコミュニティー内でも議論も再燃しています。トランスジェンダー権利保護を巡る議論をするなら、軍国主義への批判もすべきではないかという疑問の声も一部から上がっています。26日、トランスジェンダー権利保護活動家で学者のディーン・スペードは「トランプのトランスジェンダーへの嫌悪は、彼の軍事予算拡大と同じく最低だ」と記し、また「私たちが目指す自由は、米軍帝国主義のために悪用され見捨てられた退役軍人やその他の人々のための戦いであり、米軍をトランスジェンダーの雇用者として称賛することではないし、軍隊での任務をトランスジェンダーの幸福と結びつけることでもない」と書いています。シアトル大学法学部のディーン・スペード教授と、トランスジェンダー軍人を題材としたメディア制作を行う「トランスミリタリー」(TransMilitary)を立ち上げたフィオナ・ドーソンに話を聞きます。ドーソンは26日のトランプのツイッター発表後、ホワイトハウスの前で行われたデモにも参加しました。

    dailynews date: 
    2017/7/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米陸軍で最初にトランスジェンダーを公表した歩兵 トランプの入隊禁止発表を語る

    ドナルド・トランプ大統領がトランスジェンダーの人々の米軍入隊を禁止する方針を発表をしたことは、米国防総省にとっても衝撃的な事でした。トランプは7月25日、ツイッターでこの方針を発表しましが、この禁止令が執行されれば、およそ1万5000人の軍人が影響を受ける可能性があります。ニューヨークタイムズ紙は、ジェームズ・マティス国防長官が前日の25日までこの計画を知らされなかったと報道しています。復員軍人援護局のデイビッド・シュルキン長官は、今回の政策変更についてトランプのツイートではじめて知ったと述べています。政治専門のオンライン・ニュースサイト「ポリティコ」(Politico)は、今回トランプが見切り発車的にこの方針を決断したのは、米・メキシコ間の国境の壁建設への予算を議会が確実に承認するよう持っていくためだと報じています。国境の壁建設資金を含む予算案は、性別適合手術費用を国防総省が負担することに一部の共和党議員が反対の立場なため、下院を通過しない可能性がありました。本日はパトリシア・キング三等曹長に話を聞きます。キング三等曹長は、トランスジェンダーだと公表した初の歩兵です。彼女は米陸軍に18年間勤務、アフガニスタンへも3度配備されました。

    dailynews date: 
    2017/7/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジョシュア・グリーン:バノンはビデオ・ゲーマーズとの経験を基にオルタナ右翼の勃興を図った

    スティーブ・バノンがビデオゲーム業界での経験を基に、ブライバート・ニュースを利用して主に白人の若者を政治的に結集させていった手法について、ジャーナリストのジョシュア・グリーンが話します。バノンはグリーンに、「フォックス・ニュースの視聴者は老人だ。誰も若年世代と繋がりがない。これが現実だ」と語ったと言います。バノンは、白人至上主義者として広範な批判を受けたマイロ・ヤノプルスもブライバート・ニュースのスタッフに抜擢しました。

    dailynews date: 
    2017/7/26(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ムッソリーニやヒットラーとつながりがある人種差別主義の理論家がスティーブ・バノンに与えた影響

    ジャーナリストのジョシュア・グリーンが、スティーブ・バノンの思想に影響を与えた二人の人物について話します。一人はイタリアの哲学者ジュリアス・エボラで、その思想はファシストの人種理論の基盤となりました。もう一人のルネ・ゲノンは、反近代主義哲学の一派「伝統主義」を展開しました。グリーンはエボラとゲノンについて、新著Devil’s Bargain: Steve Bannon, Donald Trump, and Storming of the Presidency(『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプ そして大統領職への突撃』)の中で語っています。

    dailynews date: 
    2017/7/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ジョシュア・グリーンが語る 新著『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプそして大統領職への突撃』

    ドナルド・トランプ大統領誕生に大きな功績があった人物、ブライバート・ニューズ会長だった、スティーブ・バノンに目を転じましょう。トランプ政権発足初期には、主席戦略官であるバノンが数多くの件で、大統領の執務室での黒幕だというのが大方の見方でした。バノンがいかにしてその極右国家主義政治を共和党の片隅からホワイトハウスにまで到達させたか、ジャーナリストのジョシュア・グリーンに話しを聞きます。グリーンは多年にわたりバノンの活動を追ってきました。2015年10月、バノンがトランプ陣営に加わる前に、グリーンはバノンを「アメリカの最も危険な政治謀略家」と呼んでいます。彼の新著はDevil’s Bargain: Steve Bannon, Donald Trump, and Storming of the Presidency(『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプ そして大統領職への突撃』)です。

    dailynews date: 
    2017/7/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジェフ・セッションズ司法長官をけなすトランプ大統領にホワイトハウスのトランプ陣営が反抗?

    トランプ大統領は、自政権の司法長官で、2016年の大統領選でトランプを支持した最初の上院議員だったジェフ・セッションズを、大っぴらにこきおろし続けています。トランプはツイッターで、セッションズを「ピンチに陥っている」「非常に弱腰」などと評しました。25日の記者会見でトランプは、セッションズが、2016年の大統領選でのロシア介入疑惑の捜査から外れたことに「失望している」と述べました。一方ブライトバート・ニュースやその他の右派のメディアはトランプのセッションズに対する扱いを公然と批判しています。米誌ブルームバーグ・ビジネスウィークのジョシュア・グリーンと最新のニュースについて、また彼の新著Devil’s Bargain: Steve Bannon, Donald Trump, and Storming of the Presidency(『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプ そして大統領職への突撃』)について話します。

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    2017/7/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 共和党の危険な動き 公聴会も開かず数千万人から医療保険を奪う強硬路線を推進

    「法案を廃案に!法案を廃案に!」と抗議の叫びが轟くなか、上院共和党は25日、投票を行い、ぎりぎりの僅差でオバマケア撤廃の審議入りを可決しました。50対50で上院での可否が同数となったため、マイク・ペンス副大統領が賛成票を投じて、可決が決まりしました。2人の共和党上院議員、メイン州選出のスーザン・コリンズとアラスカ州選出のリサ・マーコウスキーが民主党員と共に、審議開始動議に反対票を投じました。ジョン・マッケイン共和党上院議員は、脳腫瘍の治療を受けているアリゾナ州から急遽舞い戻り、審議開始のための重要な一票を投じました。しかし数時間後、オバマケア改廃の動きは、民主党に加え9人の共和党議員が、提出された最初の代替案に反対したため、新たな難局に直面しました。米誌ブルームバーグ・ビジネスウィークのジョシュア・グリーンと最新ニュースについて、また彼の新著Devil’s Bargain: Steve Bannon, Donald Trump, and Storming of the Presidency(『悪魔の取引:スティーブ・バノン ドナルド・トランプ そして大統領職への突撃』)について話します。

    dailynews date: 
    2017/7/26(Wed)
    記事番号: 
    1

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