デイリーニュース

  • 英国の大学ストライキが3週目に突入 年金カットと高等教育の「市場化」に抵抗

    英国では、数万人にのぼる講師や図書館司書、研究者、その他の大学の労働者らが、自分たちの年金への攻撃や学生の学費上昇に抗議してストライキを行っています。ケンブリッジ大学英文学科の講師で大学ストライキに参加しているプリヤ・ゴパルに詳しく聞きます。ゴパルは、大学組合(University and College Union)のメンバーです。

    dailynews date: 
    2018/3/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「みんなもう我慢の限界」 ウェストバージニア州の教師の歴史的ストライキ 8日目に突入

    ウェストバージニア州全州に広がった学校の閉鎖は5日、8日目に入りました。2万人以上の教師と1万3千人以上の職員が賃金値上げとより良い医療保険制度を求めてストライキを展開しています。2月22日に始まったストライキで、州内のすべての公立学校が閉鎖されています。教師らは5%の賃上げと、高騰し続ける医療保険料への上限設置を求めています。ウェストバージニア州チャールストンに住む中学校教師で組合活動家のジェイ・オニールに詳しく聞きます。組合関連ニュースサイトPayday Reportで労働分野の上級記者を務めるマイク・エルクも討論に加わります。エリクは、“West Virginia Teachers’ Strike Fever Starting to Spread to Other States”(「ウェストバージニア州の教師のストライキ熱はほかの州にも広がり始めている」)と題した記事を発表したばかりです。

    dailynews date: 
    2018/3/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ジョージア大学の人種差別撤廃を行った公民権活動家リーダーが1960年代と今の学生主導の運動を語る

    学生が先導する銃規制運動が全米に広がる中、別の歴史的な学生運動の決定的な瞬間を振り返ります──人種隔離撤廃運動です。1961年1月9日、アフリカ系アメリカ人学生のシャーリーン・ハンターとハミルトン・ホームズが受講手続きのためにジョージア大学の構内に入ったところ、白人学生の集団が彼らに人種的な悪口を浴びせかけました。これは、アフリカ系アメリカ人の学生が率いた米国の公立高校や大学から人種隔離政策を撤廃する運動にとっての決定的な瞬間でした。シャーリーン・ハンターは1963年に卒業し、PBS、NPRやCNNで勤務し、ジャーナリストとして賞も受賞しました。彼女について、同じく賞受賞経験のあるジャーナリストのシャーリーン・ハンター=ゴールトに更に詳しく話を聞きます。ゴールドは自分の幼少期からジョージア大学在籍していた頃のできごとを回顧したIn My Place(『私の場所で』)をはじめ、数々の著書を執筆しています。ニューヨーカー誌に寄稿した最新記事は”Surviving School Desegregation, and Finding Hope in #NeverAgain”(『人種隔離教育制度の生き残りが#NeverAgainに希望を見出す』)です。

    dailynews date: 
    2018/3/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 起訴された米国家安全保障局漏えい者リアリティ・ウィナーの母:娘はミランダ警告を読み上げられていない

    米国諜報機関の仕事を請け負う会社に契約社員として勤務していたリアリティー・リー・ウィナーが2月27日(火)、ジョージア州オーガスタの裁判所に出廷しました。彼女の弁護士は、彼女が逮捕された当日にFBI捜査官に対して行った供述は、権利の告知(ミランダ警告)を受けていない状態でなされたものであるとして、証拠から除外するように求めました。国家安全保障局(NSA)に派遣社員として勤務していたウィナーは、2016年の米国大統領選挙へのロシアの介入に関する最高機密文書を『インターセプト』に漏えいした容疑を否認しています。諜報活動取締法で有罪となれば10年以下の禁固刑です。ゲスト2人を迎え、更に詳しい話を聞きます。シカゴから参加のジャーナリストでシャドウプルーフ・プレス編集長ケビン・ゴストラは、27日にオーガスタで開かれた法廷にいました。彼の最新記事は”In Reality Winner’s Case, Defense Seizes Upon FBI Testimony to Bolster Motion to Suppress Statements”(「リアリティ・ウィナー事件では、被告側がFBIの証言につけこみ証拠不採用の申し立てを強化」)です。ジョージア州オーガスタからは、リアリティ・ウィナーの母親ビリー・ウィナー=デイビスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「異様に暖かい」冬の北極 科学者たちは気候変動の最悪シナリオ見直しへ

    かつてない北極圏の温暖化で科学者のあいだに動揺が広がっています。10月から3月下旬まで太陽がまったく昇らない北極なのに、最近の気温は氷点を超えています。グリーンランドの最北端の気象観測所は2018年に入り、摂氏0度を超える気温が61時間も続くという前例のない記録を残しています。記録破りの気温は、太陽光のない冬季の北極で海氷が異常に減少していることに関係しています。科学者たちは、かつては北極の寒気を閉じ込めてきた極渦(極を取り巻くジェット気流の渦)が、気温の上昇によって弱まっていると示唆しています。ただならぬ熱波の発生に科学者らは、気候変動の最悪のシナリオを見直そうとしています。漏洩された国連の専門家審議会による報告書の草稿によれば、科学者たちは、1.5から2度の気温上昇によって「夏季に北極圏から氷が消滅する危険性は50パーセント以上」と考えています。コペンハーゲンの「デンマークおよびグリーンランド地質調査」の氷河学教授ジェイソン・ボックスに話を聞きます。

    学生字幕翻訳コンテスト2018年の課題動画です

    dailynews date: 
    2018/3/1(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ウエストバージニア州教師 賃上げ約束を勝ち取るも 上昇する医療費が原因でストを継続

    ウエストバージニアの公立校は3月1日も、高額な医療保険を巡り同州の教師組合のストライキがつづいているため休校となりました。2月29日、ウエストバージニアのジム・ジャスティス知事は教師の給与を、新契約の初年度から5パーセント上昇させることに合意しましたが、これでは急上昇する公務員向け医療保険の保険料をカバーできないと主張しています。教師約2万人および学校関係者1万3000人が、医療保険合意について改善を勝ち取るまでストライキをつづけると言っています。

    dailynews date: 
    2018/3/1(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプへのメッセージ:教師を武装させるより 素行調査と公衆衛生にもっと予算を

    フロリダ州パークランドの銃乱射事件で17人の犠牲者がでてから2週間が経ち、トランプ大統領は全米ライフル協会(NRA)および共和党の方針と決裂したようです。テレビカメラの入った2月28日の議員らとの会合でトランプ大統領は、共和党および民主党の両党の議員に対し包括的な銃規制法案を通過させるよう要請しました。同会合でトランプが共和党のパット・トーミー上院議員を「NRAを恐れている」と非難する場面もありました。会合後、NRAスポークスパーソンのジェニファー・ベイカーは「今日はテレビ受けを狙ったミーティングではありましたが、ここで話題となった銃規制案は政策としては難があり、子どもたちの安全を守るものではありません。これは錯乱した精神異常者の行動を理由にして、法を順守する一般市民を罰するものです。政治家は今回のような悲劇を将来において絶対繰り返さないような、意義のある改革を行うべきです」と語りました。ワシントンから「全米教師連盟(American Federation of Teachers)」のランディ・ワインガルテン理事長に話を聞きます。ワインガルテン理事長は28日、トランプ宛ての公開書簡で、大統領が推す教師に銃を携帯させる案になぜ反対するのかを説明しました。

    dailynews date: 
    2018/3/1(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 座談会:映画『ブラックパンサー』にみるアフロ未来派 解放と表象

    『ブラックパンサー』は記録破りの興行収入をあげていますが、激論も生んでいます。3人のゲストが論議を交わします。ジョンズ・ホプキンズ大学教授で最近「ブラックパンサーは私たちにふさわしい映画ではない("Black Panther Is Not the Film We Deserve")」という論考を書いたクリストファー・レブロン、ニューヨーク市立大学リーマン校教授で、Black Feminist Meditations on the Women of Wakanda(『ワカンダ(北米インディアン ・スー 族が信じる超自然力)の女性に関するブラックフェミニストの瞑想』)の著者であるロビン・スペンサー、そしてニューヨーク・タイムズ・マガジンの記事「ブラック・パンサーはなぜブラック・アメリカにとって決定的に重要なのか("Why Black Panther Is a Defining Moment for Black America")」を書いたカーべル・ウォラスです。

    dailynews date: 
    2018/2/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 映画『ブラックパンサー』は「ブラックアメリカにとって節目」となる作品

    黒人歴史月間の最終日にあたる今日、記録的な興行成績をあげている映画『ブラックパンサー』の話題です。2月初めの公開以来、ファンは子供たちが劇場でこの映画を見ることができるようクラウド・ファンディング・キャンペーンを行い、教師たちは映画の主要テーマである反植民地主義と(アフリカ系アメリカ人の)文化表象をカリキュラムに組み込み、活動家は映画の上映を大量の有権者登録を獲得する機会として活用しようとしています。映画公開を機に、獄中にある実際のブラックパンサー党の12人のメンバーの釈放を求める声が再びあがっています。また、オンラインでは、『ブラックパンサー』の社会的解釈をめぐり、賛否両論の白熱の議論に火がつきました。歴学者でBlack Feminist Meditations on the Women of Wakanda(『ワカンダ(北米インディアン ・スー 族が信じる超自然力)の女性に関するブラックフェミニストの瞑想』)の著者であるロビン・C・スペンサーと、「ブラック・パンサーはなぜブラック・アメリカにとって節目となる作品なのか("Why Black Panther Is a Defining Moment for Black America")」をニューヨーク・タイムズ・マガジンに書いたカーべル・ウォラスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 残酷かつ違憲:アメリカ自由人権協会 移民の 無期限勾留を承認する最高裁判決を糾弾

    米最高裁判所が27日に下した裁決で、連邦当局は保釈審問を行わずに無期限に移民や亡命希望者の拘留を継続することが可能になりました。長期拘留に直面している移民には保釈審問を受けさせなければならないと裁定した下級裁判所での2つの判決が、5対3で覆されたのです。しかし27日のこの最高裁判決で、無期限勾留に対する戦いが終結したわけではありません。最高裁判事たちは、法の施行が憲法に違反していないかを審査させるため、審理を連邦控訴裁判所に差し戻しました。27日の裁決の前日には、少なくとも70万人に及ぶ(16歳未満で来米した在留資格のない)若い移民に強制退去処分を猶予し、米国に居住して働くことを許可するオバマ時代のDACAプログラムの廃止を試みるトランプ大統領に打撃を与える最高裁の裁決が出ていました。最高裁は、このプログラムを撤廃を進めるトランプの動きを違憲とする下級裁判所の裁決の見直しを求めるトランプ政権の申し立てを却下したのです。アメリカ自由人権協会(ACLU)移民権プロジェクトのスタッフ弁護士、マイケル・タンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/2/28(Wed)
    記事番号: 
    1

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