デイリーニュース

  • ハービー後のヒューストン 自宅が被災した移民たちはFEMAの支援がほとんどないと訴える

    ヒューストンの現場から、デモクラシー・ナウ!のプロデューサー、ルネ・フェルツが、家持ちの移民たちの声を伝えます。彼らの家はハリケーン「ハービー」の通過でひどい浸水に見舞われました。この災害からの立ち直りに、FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)はほとんど何の支援もしてくれないと言います。米国生まれの子供たちが同居しているにもかかわらずです。多くの者は、スペイン語を話せないFEMAの調査官と対面しました。

    dailynews date: 
    2018/3/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 在留資格がなく踏み倒された ハリケーン「ハービー」後に賃金不払いと闘うヒューストンの日雇い労働者たち

    2017年9月にハリケーン「ハービー」がヒューストンに1300ミリ以上の降雨をもたらした後、かびが生えた大量のがれきが撤去されなければなりませんでした。 半年後の今、米国第4の都市は数年にまたがる復興計画を始めています。復興の仕事の多くは、在留資格のない移民によって行われています。テキサス州の建設現場の作業員の少なくとも半分は、無資格移民で成り立っています。しかし、嵐の後で彼らの労働力が非常に必要とされているにも関わらず、多くの者が広く蔓延する賃金不払いの被害に会っています。ほとんどの者は、こうした不正を報告しません。テキサス州のいわゆる「在留資格を見せよ」("show me your papers")という法律により、警察は身柄を預かる誰に対しても在留資格を問えるようになったので、警察に行けば強制送還される可能性があるからです。ヒューストンの「労働者保護プロジェクト」(Workers Defense Project)のコミュニティ・オーガナイザーであるマウリシオ・"チェレ"・イグレシアスと、『インターセプト』の記者で、デモクラシー・ナウ!の古くからのプロデューサーであるルネ・フェルツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「あれは犯罪だった」米国の侵攻から15年後 イラク人が依然として直面するトラウマと破壊と暴力

    イラクの大統領サダム・フセインが大量破壊兵器を隠しているという偽りの大義名分のもとに、米国がイラクを侵攻したのは15年前の3月20日でした。この攻撃は、世界中で抗議が起こり、国連安全保障理事会の承認がないにも関わらず行われました。2003年3月20日、バグダッドの午前5:30頃に、米国の侵攻が始まり、空襲警報が鳴り響きました。この戦いは今だに終わらず、死者数は永遠にわからないかもれません。イラクの民間人死者数は、控えめに見積もっても20万人です。しかし、200万人という見積もりも存在します。イギリスの医学専門誌『ランセット』は、戦争の最初の40ヵ月だけで60万人のイラク人が死亡したとの見積もりを、2006年に発表しました。米国もまた、イラクで約4500人の兵士を失っています。つい先週(3月第3週)も、7人の米軍人がシリア国境近くのイラク西部でヘリコプターの衝突で死亡しました。イラク戦争はさらに、中東の多くの国を揺るがしています。元国際連合事務総長のコフィー・アナンや他の人々は、米国によるイラク侵攻がイスラム国(ISIS)の台頭に直接的な責任があるとしています。

    dailynews date: 
    2018/3/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ルーラ元ブラジル大統領が語る米国のラテンアメリカ介入とイラク侵攻15周年

    元ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバとの会話を続けます。ルーラは労働組合リーダーを経てブラジル労働者党を共同創設し、2003年から2010年まで大統領を務めました。在任中、数千万人のブラジル人が貧困層から脱することに尽力しました。大統領選に再出馬を表明しているルーラと、米国のイラク侵攻15周年、ラテンアメリカに対する米国の干渉について話し合います。

    dailynews date: 
    2018/3/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ルーラ元ブラジル大統領 汚職事件で収監に直面しながらも再立候補を表明

    元ブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバのインタビューを引き続きお送りします。絶大な人気を誇る労働組合の元リーダーで、広範な汚職調査「洗車作戦」(Operation Car Wash)との関連で収監される可能性があるにもかかわらず、今年の大統領選に立候補しようとしています。収賄容疑は多くの人がでっち上げとみています。ルーラは、国営石油会社ペトロブラスとの受注契約を求める建設会社からビーチサイドのマンションを受け取ったと告発され、有罪判決を受けました。しかしルーラの支持者の多くは、有罪判決は政治的な動機によるものだと主張しています。ルーラはこれらの告発について、「検察側が、私が何らかの犯罪を犯したという証拠をひとつでも示すことを期待しています」とコメントしました。

    dailynews date: 
    2018/3/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ルーラ元ブラジル大統領 「マリエル・フランコ市議暗殺は明らかに計画的犯行だ」

    本日は大統領選への再立候補を表明しているブラジル元大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバの独占インタビューをお送りします。最初の話題は、先週暗殺されたリオ・デ・ジャネイロ市議で人権活動家のマリエル・フランコ(38)についてです。フランコはレズビアンの黒人女性で、ファベーラと呼ばれる貧困地区で頻発する警官による住民殺害を激しく批判したことで知られました。フランコの死は、南米最大の国ブラジルの民主主義の未来を決定づける重要な時期と重なりました。ミシェル・テメル現ブラジル大統領は2月、軍に対しリオ・デ・ジャネイロ州の警察の治安権限を引きつぐよう命令しました。「フランコは、取り残された地域の黒人が殺されていることに異議を唱え、人権を守ろうとしただけなのです」とルーラは語ります。

    dailynews date: 
    2018/3/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 軍人の抵抗運動は続く:ベトナム帰還兵が民間人500人虐殺の現場ソンミ村へ

    ベトナム帰還兵や平和活動家らのグループがソンミ村虐殺事件50周年を記念してベトナムを訪問していますが、訪問団のうち3人からエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが話を聞きます。ポール・コックスはベトナム帰還兵で、後に「平和を求める退役軍人の会」(VFP)のサンフランシスコ支部を共同創設しました。スーザン・シュナルは元海軍看護師で、ベトナム戦争に反対したことから軍法会議にかけられました。ロン・カーバーは長い間活動家として活動し、ホーチミン市の戦争証跡博物でアメリカ軍兵士の反戦活動を顕彰する展示会を企画しました。

    dailynews date: 
    2018/3/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ソンミ村虐殺事件から50年 米軍が隠ぺいしようとしたベトナムでの大量殺人を再検討

    50年前の1968年3月16日、アメリカ軍兵士らがベトナムのソンミ村を襲撃しました。彼らは無抵抗だったにもかかわらず、アメリカ兵士は4時間のうちにベトナム人の女性、子どもそして年老いた男性500人以上を大量殺害し、後にソンミ村虐殺事件として知られるようになりました。虐殺が行われた後、アメリカ軍はこれを隠ぺいしようとしました。しかし、1969年に26歳の兵士ウィリアム・カリーがベトナム人109人を殺害したことで取り調べられていることを若いリポーターのセイモア・ハーシュが報じました。本日、ソンミ村ではこの恐ろしい襲撃事件から50年を記念して式典が行われました。

    dailynews date: 
    2018/3/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • レベッカ・ソルニット #MeToo 大規模運動 そして『男たちは私に講釈を垂れる』出版10周年を語る

    今年はレベッカ・ソルニットが画期的なエッセイ集Men Explain Things to Me(『男たちは私に講釈を垂れる』)の出版10周年記念です。2008年、ソルニットは「男たちは自分が何を言っているのかわかっていなくても、私や他の女性たちに講釈を垂れる。女性なら誰でもそんな体験があるはずだ。この図々しい態度のせいで、分野に関係なく女性の発言を妨げ、勇気をだして声を上げても聞く耳を持たれず、街頭でのハラスメントと同じく、ここには居場所はないと示唆することで若い女性の口を封じる。この行為が繰り返し行われることで私たち女性は自信を失い、自主規制することを学び、同時に男性たちは根拠なき過剰な自信を覚えていく」と記しました。ソルニット自身の造語ではないものの、「マンスプレイニング」(mansplaining)という単語は同エッセイから広まったとされています。作家、歴史家で活動家のレベッカ・ソルニットに話を聞きます。ソルニットには20作の著作があります。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ウェンディーズの玄関前で人権への戦いを挑む農場労働者たち 虐待に対しハンストでボイコットを呼びかけ

    「イモカリー労働者連合」(Coalition of Immokalee Workers/CIW)の農場労働者数十人が、ファストフードチェーン店ウェンディーズ取締役会長で最大株主ネルソン・ペルツのマンハッタン事務所前でハンストに入ってから5日目、最終日を迎えました。労働者たちは、ウェンディーズに対し「フェア・フード・プログラム」(Fair Food Program)に署名するよう求めています。このプログラムは、労働者が考案したものでセクハラや農場での虐待に対する容赦ない措置を含む行動規範を掲げています。ウェンディーズがこのプログラムに署名すれば、プログラムに参加する農場からのみトマトを仕入れる必要があります。現在、大手ファストフード・チェーンで「フェア・フード・プログラム」への参加を拒否するのはウェンディーズだけです。ウェンディーズのライバルである、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイ、チポトレ、そしてタコベルはすべて同プログラムに署名しており、「イモカリー労働者連合」によれば、その結果参加する7州の農場で働く労働者数万人に対するセクハラと虐待は解消したも同然だといいます。ハンスト最終日の3月15日には、「タイムズ・アップ・ウェンディーズ」(Time’s Up Wendy’s)」のマーチが行われ、ハンストは終了します。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    3

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