デイリーニュース

  • ルーラ元ブラジル大統領 汚職事件で収監に直面しながらも再立候補を表明

    元ブラジル大統領のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバのインタビューを引き続きお送りします。絶大な人気を誇る労働組合の元リーダーで、広範な汚職調査「洗車作戦」(Operation Car Wash)との関連で収監される可能性があるにもかかわらず、今年の大統領選に立候補しようとしています。収賄容疑は多くの人がでっち上げとみています。ルーラは、国営石油会社ペトロブラスとの受注契約を求める建設会社からビーチサイドのマンションを受け取ったと告発され、有罪判決を受けました。しかしルーラの支持者の多くは、有罪判決は政治的な動機によるものだと主張しています。ルーラはこれらの告発について、「検察側が、私が何らかの犯罪を犯したという証拠をひとつでも示すことを期待しています」とコメントしました。

    dailynews date: 
    2018/3/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ルーラ元ブラジル大統領 「マリエル・フランコ市議暗殺は明らかに計画的犯行だ」

    本日は大統領選への再立候補を表明しているブラジル元大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバの独占インタビューをお送りします。最初の話題は、先週暗殺されたリオ・デ・ジャネイロ市議で人権活動家のマリエル・フランコ(38)についてです。フランコはレズビアンの黒人女性で、ファベーラと呼ばれる貧困地区で頻発する警官による住民殺害を激しく批判したことで知られました。フランコの死は、南米最大の国ブラジルの民主主義の未来を決定づける重要な時期と重なりました。ミシェル・テメル現ブラジル大統領は2月、軍に対しリオ・デ・ジャネイロ州の警察の治安権限を引きつぐよう命令しました。「フランコは、取り残された地域の黒人が殺されていることに異議を唱え、人権を守ろうとしただけなのです」とルーラは語ります。

    dailynews date: 
    2018/3/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 軍人の抵抗運動は続く:ベトナム帰還兵が民間人500人虐殺の現場ソンミ村へ

    ベトナム帰還兵や平和活動家らのグループがソンミ村虐殺事件50周年を記念してベトナムを訪問していますが、訪問団のうち3人からエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが話を聞きます。ポール・コックスはベトナム帰還兵で、後に「平和を求める退役軍人の会」(VFP)のサンフランシスコ支部を共同創設しました。スーザン・シュナルは元海軍看護師で、ベトナム戦争に反対したことから軍法会議にかけられました。ロン・カーバーは長い間活動家として活動し、ホーチミン市の戦争証跡博物でアメリカ軍兵士の反戦活動を顕彰する展示会を企画しました。

    dailynews date: 
    2018/3/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ソンミ村虐殺事件から50年 米軍が隠ぺいしようとしたベトナムでの大量殺人を再検討

    50年前の1968年3月16日、アメリカ軍兵士らがベトナムのソンミ村を襲撃しました。彼らは無抵抗だったにもかかわらず、アメリカ兵士は4時間のうちにベトナム人の女性、子どもそして年老いた男性500人以上を大量殺害し、後にソンミ村虐殺事件として知られるようになりました。虐殺が行われた後、アメリカ軍はこれを隠ぺいしようとしました。しかし、1969年に26歳の兵士ウィリアム・カリーがベトナム人109人を殺害したことで取り調べられていることを若いリポーターのセイモア・ハーシュが報じました。本日、ソンミ村ではこの恐ろしい襲撃事件から50年を記念して式典が行われました。

    dailynews date: 
    2018/3/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • レベッカ・ソルニット #MeToo 大規模運動 そして『男たちは私に講釈を垂れる』出版10周年を語る

    今年はレベッカ・ソルニットが画期的なエッセイ集Men Explain Things to Me(『男たちは私に講釈を垂れる』)の出版10周年記念です。2008年、ソルニットは「男たちは自分が何を言っているのかわかっていなくても、私や他の女性たちに講釈を垂れる。女性なら誰でもそんな体験があるはずだ。この図々しい態度のせいで、分野に関係なく女性の発言を妨げ、勇気をだして声を上げても聞く耳を持たれず、街頭でのハラスメントと同じく、ここには居場所はないと示唆することで若い女性の口を封じる。この行為が繰り返し行われることで私たち女性は自信を失い、自主規制することを学び、同時に男性たちは根拠なき過剰な自信を覚えていく」と記しました。ソルニット自身の造語ではないものの、「マンスプレイニング」(mansplaining)という単語は同エッセイから広まったとされています。作家、歴史家で活動家のレベッカ・ソルニットに話を聞きます。ソルニットには20作の著作があります。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ウェンディーズの玄関前で人権への戦いを挑む農場労働者たち 虐待に対しハンストでボイコットを呼びかけ

    「イモカリー労働者連合」(Coalition of Immokalee Workers/CIW)の農場労働者数十人が、ファストフードチェーン店ウェンディーズ取締役会長で最大株主ネルソン・ペルツのマンハッタン事務所前でハンストに入ってから5日目、最終日を迎えました。労働者たちは、ウェンディーズに対し「フェア・フード・プログラム」(Fair Food Program)に署名するよう求めています。このプログラムは、労働者が考案したものでセクハラや農場での虐待に対する容赦ない措置を含む行動規範を掲げています。ウェンディーズがこのプログラムに署名すれば、プログラムに参加する農場からのみトマトを仕入れる必要があります。現在、大手ファストフード・チェーンで「フェア・フード・プログラム」への参加を拒否するのはウェンディーズだけです。ウェンディーズのライバルである、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイ、チポトレ、そしてタコベルはすべて同プログラムに署名しており、「イモカリー労働者連合」によれば、その結果参加する7州の農場で働く労働者数万人に対するセクハラと虐待は解消したも同然だといいます。ハンスト最終日の3月15日には、「タイムズ・アップ・ウェンディーズ」(Time’s Up Wendy’s)」のマーチが行われ、ハンストは終了します。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • コートリン・アーリントンを追悼する: 学校で射殺されるも メディアがほとんど取り上げなかった犠牲者

    3月14日、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で17人の生徒とスタッフが射殺された事件の1か月後、全米で学校ボイコットが行われました。多くの学校では、パークランドの犠牲者数と同じ17分間授業をボイコットをしました。しかしアラバマ州の学生は18分間のボイコットを行いました。これは最近高校で殺されたもう一人の生徒を追悼するためです。この生徒は17歳のアフリカ系米国人生徒コートリン・アーリントンで、彼女は先週、アラバマ州バーミンガムのハフマン高校で同校の在学生により射殺されました。高校3年生だったアーリントンは、来期大学に進学する予定でした。看護婦になることが夢でした。パークランドの銃乱射事件はひと月近く全米ニュースで多々取り上げられつづけましたが、コートリン・アーリントンの死をメディアはあまり話題にしませんでした。コートリンのおばシェニース・アバクロンビーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「もうたくさんだ!」 銃規制を求め 高校生100万人が学校をボイコットした歴史的な日

    3月14日は歴史的な抗議行動の一日となりました。3000校以上の100万人を超える高校生が銃暴力への抗議の意を表して学校をボイコットしました。全米50州に加え一部海外の学校にも広がったこの行動はフロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で生徒およびスタッフ17人が射殺された事件から1か月後に行われました。多くの学校では、パークランドの犠牲者数1人につき1分ずつ17分間授業をボイコットしました。マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちは、3月24日ワシントンで大型デモ「マーチ・フォー・アワ・ライブス」(March for Our Lives)を計画しており、連帯デモが全米各地で行われる予定です、ニューヨークでのデモの様子を放送するとともに、コロラド州デンバーで銃規制法改正を求める学校ボイコット運動を組織した生徒ルナ・バエスとシトラリー・マレスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 連邦議会の女性議員 エリック・プリンスがディック・チェイニー事務所が指揮した諜報活動に関与したことを確認

    ジェレミー・スケイヒルが、彼のポッドキャスト 『インターセプティド(傍受通信)』(Intercepted)の最新エピソードの中で、ブラックウォーター社の創設者で、現在ロバート・ムラー特別検察官による調査の対象となっているエリック・プリンスについて民主党下院議員のジャン・シャコウスキーにインタビューしています。調査報道サイト『インターセプト』の共同設立者であるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/14(Wed)
    記事番号: 
    5
  • マイク・ポンペオがトランプの国務長官に就任 現代版キリスト教十字軍でコーク兄弟の盟友

    13日にトランプ大統領は、ツイッターを通して、レックス・ティラーソン国務長官を解任し、後任としてCIA長官マイク・ポンペオを指名すると発表しました。カンザス州選出の元共和党下院議員であったポンペオは、数々のイスラム嫌悪発言をした経歴の持ち主です。彼はまた、右翼思想をもつ億万長者のコーク兄弟の重要な盟友でもあります。『インターセプト』の調査報道記者リー・ファンに話を聞きます。彼は2016年に「トランプがCIA長官に指名したマイク・ポンペオ、テロとの戦いを、キリスト教に対するイスラムの戦争として語る」(Trump CIA Pick Mike Pompeo Depicted War on Terror as Islamic Battle Against Christianity)という記事を書きました。

    dailynews date: 
    2018/3/14(Wed)
    記事番号: 
    4

Pages