全米自動車労働組合(UAW)のメンバーが全米ストライキの3日目に突入するなか、ゼネラルモーターズは、労働条件の改善と公正な賃金を求めて全国でストに参加している従業員約5万人の健康保険を停止しました。労働者は、GMが破産後、連邦政府の救済を受けて記録的な利益を出すにいたったにもかかわらず、労働条件と給与の改善を求める従業員の要求を拒否し続けていると言います。GMに対する全社をあげてのストライキは、12年ぶりです。UAWはGMに、今月末までストライキ中の労働者の健康保険を負担するよう求めていました。ニューヨーク市から、ニューヨーク・タイムズの元記者で、労働分野のベテラン・ジャーナリストであるスティーブン・グリーンハウスに話を聞きます。彼の最新の著書はBeaten Down, Worked Up: The Past, Present, and Future of American Labor (『打ち倒されて、奮い立ち:アメリカ労働者の過去、現在、未来』)と題されています。ニューヨーク・タイムズの彼の最近の論説は、“The Autoworkers Strike Is Bigger Than G.M.”(「自動車産業労働者のストライキは、GMよりも偉大だ」)という見出しです。