デイリーニュース

  • オーストラリア、1996年の法改正で銃乱射撲滅に成功 米国で同じ措置は取れるか

    またしても起きた大規模な銃乱射事件を前に、米国は理解に苦しんでいます。銃暴力の蔓延する社会を変えるために戦い、その戦いに勝利した国に目を向けましょう。オーストラリアのタスマニア州ポートアーサーで1996年4月、武装した男が観光客に向けて発砲し、35人が死亡、23人が負傷する事件が起きました。この恐ろしい攻撃の12日後、沸き起こった人々の抗議を受け、オーストラリア政府は、銃規制法案の成立に向けた超党派の合意を発表しました。この合意は、州政府と地元政府の同意を含むものでした。法案の採択から20年、オーストラリアでは大規模な銃乱射事件は起こっていません。また銃暴力全体も50%減少しました。国際武器規制の推進者で「小型武器に関する国際ネットワーク」(International Network on Small Arms)で活動するレベッカ・ピータースに話を聞きます。ピータースはポートアーサー事件後、オーストラリアの銃規制法を改革するための運動を率いた人物です。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    6
  • フロリダ州上院議員、銃規制を呼びかけ 「いったい、いくつの銃撃事件が起きればいいのか」

    多数の死傷者を出したオーランドのLGBTナイトクラブでの銃乱射事件を受け、フロリダ州議会の民主党上院議員ジェラルディン・トンプソンに話を聞きます。トンプソンは、事件が起きた地区から選出されました。トンプソンは、フロリダの共和党知事リック・スコットやその他の選出された指導者らに、銃規制のための行動を呼びかけます。「いつになれば実現するのでしょうか。いくつの銃撃事件を私たちは経なければならないのでしょうか」とトンプソンは問いかけます。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 米国における反LGBT法案の提出、オーランド事件までの半年で200本以上

    「キリスト教右派はここ半年、200本にのぼる反LGBT法案を提出してきた。それなのに人々はこの事件をイスラムのせいにする。それは間違いだ」。LGBTの人々が集まるフロリダ州のナイトクラブに対する12日の銃乱射事件後、米国自由人権協会(ACLU)専従弁護士のチェース・ストランジオのツイートが急速に広がっています。事件はさらに、ゲイやバイセクシャルの男性による献血を解禁するようにとの声を再び高めています。抗議者らは、この禁止は医学的に不必要なものだと主張しています。「フロリダに平等を」(Equality Florida)のハンナ・ウィラードに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ゲイを公にしたイスラム教指導者:「パルス」はLGBTムスリムにとっても避難場所だった

    当局は、オーランドの銃撃犯を29歳のオマール・マティーンと特定しました。マティーンは1986年、アフガニスタン人の両親の下にニューヨークで生まれました。マティーンは2007年から、世界最大の民間警備会社「G4S」に警備員として勤務していました。FBIは2013年と2014年、テロリストとのつながりの疑いでマティーンを尋問しています。ニューヨークタイムズ紙によると、マティーンは一時はFBIの監視下に置かれていましたが、当局は最終的に捜査を打ち切っていました。マティーンが襲撃の前後、911番の緊急電話をかけ、「イスラム国」への忠誠を宣言したとの情報もありますが、この電話の音声記録は公開されていません。「メッカ研究所」(Mecca Institute)の代表理事を務めるダーイー・アブドゥッラー師に話を聞きます。アブドゥッラー師は、ゲイであることを公にした西半球で最初のイマーム(イスラム教指導者)の一人です。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ナイトクラブは避難場所だった」 常連客が語る事件現場のクラブの意味

    オーランドのナイトクラブ「パルス」(Pulse)はここ10年以上にわたって、フロリダ州中部のLGBTコミュニティの人気スポットとなってきました。このナイトクラブは、バーバラ・ポマが、エイズで亡くなった兄の記念のために2004年にオープンしたものです。オーランドで生まれ育ったダニエル・レオン=デービスに話を聞きます。レオン=デービスは、ニュースサイト「Fusion」に、"The Site of the Orlando Shooting Wasn’t Just a Gay Nightclub. It was My Safe Haven"(「オーランドの銃撃の現場となったのはただのゲイナイトクラブじゃない。私にとっては安全な避難場所だった」)と題した記事を発表しました。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • フロリダ州オーランドでLGBTコミュニティへの過去最悪の攻撃 50人が死亡 大半がラティーノの若者

    全米各地で追悼集会が開かれています。フロリダ州オーランドで12日早朝、混雑するゲイのダンスクラブで武装した男が銃を乱射、少なくとも50人が死亡、50人以上が負傷しました。近代米国史上最も多くの死者を出した銃乱射事件となると同時に、米国のLGBTコミュニティに加えられた最悪の攻撃ともなりました。犠牲者の大半はラテン系でした。当局によると、銃撃開始から3時間後、警察が施設に突入し、武装した男は射殺されました。「フロリダに平等を」(Equality Florida)のハンナ・ウィラードに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • モハメド・アリを脱イスラム化するな:イスラム信仰はアリの人種差別や戦争観の核心だと学者が語る

    20世紀を象徴する最大のアイコンの一人モハメド・アリの死を悼み、彼の故郷ケンタッキー州ルイビルに何千人もの人が集まりました。多くの人がアリを歴史を通じて最も偉大なボクサーとみなしていますが、人種差別や戦争に反対した彼の活動もまた人々の記憶に残るでしょう。ビル・クリントン元米国大統領、コメディアンのビリー・クリスタル、そしてジャーアナリストのブライアント・ギュンベルが弔辞を述べるもようです。9日には約1万4000人が参列したイスラム流の葬儀が執り行わました。弔事を述べたイスラム擁護者ダリア・モガヘドが、番組でアリの生涯と遺産について話します。「アリのスタンスを讃えながら、彼の信仰には触れようとしないことで、私たちはアリを脱イスラム化しています。でもイスラムは彼の世界観の中心にあったのです」と、モガヘドは言います。「社会政策と理解研究所の調査主任を務めるモガヘドは、オバマ大統領の宗教顧問評議会の2人のムスリム評議員の1人です。共和党の大統領最有力候補ドナルド・トランプも今週、アリを称賛しましたが、「アリを愛し、敬意を払うことと、米国でイスラム教を禁止すべきだと主張することは両立しません」とモガヘドは話ます。

    dailynews date: 
    2016/6/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • デイブ・ザイリン モハメド・アリの毒抜きを批判 「彼は戦争だけでなく帝国に反対していた」

    モハメド・アリの葬儀に参列するためにモハメド・アリの故郷ケンタッキー州ルイビルにきているネイション誌スポーツ編集者のデイブ・ザイリンに話を聞きます。この街で人種差別と戦ったアリの活動をザイリンが詳しく話します。「この葬儀は、多くの点で、モハメド・アリの最後の抵抗運動になるでしょう。というのも、大統領候補の片方がイスラム教徒に対する嘆かわしい偏見に満ちた政策を掲げ、もう一方の候補は米国の中東戦争に誇らしげに肩入れした人物だというこの時世に、アリは米国が国を挙げて世界で最も有名なイスラム教徒を讃えることを実現させたからです。ネイション誌のザイリンの最新記事は”I Just Wanted to Be Free': The Radical Reverberations of Muhammad Ali”(「私は自由になりたかっただけ モハメド・アリのラディカルな残響」)です。また、アリを題材にした著書は、What’s My Name, Fool? Sports and Resistance in the United States(『僕の名前は何だっけ、愚か者?アメリカのスポーツと抵抗』)です。

    dailynews date: 
    2016/6/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 200万もの投票が未集計とカリフォルニア州が認め、サンダース候補は予備選挙手続の改革を要求

    カリフォルニア州の州務長官アレックス・パディラは9日、同州大統領予備選挙で少なくとも200万人分の投票がまだ集計されていないと明かしました。現在のところ、ヒラリー・クリントがバーニー・サンダースに44万票の差をつけてリードしています。バーニー・サンダース支持の特別代議員(候補者指名投票で予備選や党員集会の結果に拘束されない代議員)ラリー・コーヘンに、なぜサンダース陣営が民主党の予備選のやり方に大幅な変更の必要だと訴えるのかを聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • バーニー・サンダースは民主党政綱変更ができるのか フラッキング禁止と石油は地下に

    オバマ大統領は9日、民主党の大統領選候補バーニー・サンダースと大統領執務室で会談し、その後ライバル候補のヒラリー・クリントンへの支持を表明する動画を、彼女の選挙運動用のフェイスブックページに投稿しました。クリントン候補はまた、進歩派の支持を集めるマサチューセッツ州選出の上院議員エリザベス・ウォーレンの支持も獲得しました。サンダース候補は、民主党が全国党大会で彼の要綱のほとんどを採択することを望んでいると発言しており、今週初顔合わせをした15人で構成される起草委員会では5人の指名を許されています。サンダースの選挙活動は常に「党の内部も外部も変えるための運動を作り上げる」ことだったと、サンダースの上級顧問で元米国通信労働者組合代表を務め、バーニー・サンダース支持を表明した最初の特別代議員(候補者指名投票で予備選や党員集会の結果に拘束されない代議員)だったラリー・コーエンは話します。フレンズ・オブ・ジ・アース(FoE)アクションの広報担当ミシェル・チャンに話を聞きます。彼女は環境保護主義者や、350.org共同創立者で民主党の政綱綱起草委員会のメンバーとしてサンダース候補に選ばれたビル・マッキベンのアドバイザーとして活躍しています。気候活動家は、2016年大統領選の民主党政綱の中に、フラッキングの全国的な禁止を盛り込むよう9万件以上の署名を民主党全国委員会へ提出しています。

    dailynews date: 
    2016/6/10(Fri)
    記事番号: 
    1

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