デイリーニュース

  • ドナルド・トランプの手法:自分のカジノを破産に追い込み 請負業者には未払い 投資家を大損させて 数百万ドルを稼ぐ

    一連の調査報道記事が、ドナルド・トランプがアトランティックシティで行った怪しいビジネス取引を明らかにしています。彼は長年にわたり請負業者へ支払をせず、そして重罪である「意図的な税金詐欺」にあたる行為に参加したということです。まずはトランプが、自分のアトランティックシティのカジノを破産させながらも、どうやって数百万ドルを稼いだかについて見ていきます。「自分の会社が業績不振でも、トランプ自身は儲けた。自己資金の投入はわずかで、個人の負債をカジノに肩代わりさせ、給料やボーナスその他への支払いとして数百万ドルを受け取った。トランプの失敗の責任は、投資家や彼のビジネス感覚に賭けた人々が負ったのだ」と、ニューヨークタイムズ紙のラス・ビュートナー記者とチャールズ・バグリ記者は書きました。2人の記者に記事How Donald Trump Bankrupted His Atlantic City Casinos, But Still Earned Millions(「アトランティックシティのカジノを破産に追い込みながらも、数百万ドルを稼いだドナルド・トランプの手法」)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/16(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 民主党議員が銃規制を求めフィリバスター しかし銃規制派は懐疑的:「もっと踏み込んだ改革を」

    米民主党上院議員らが16日、連邦上院で15時間近くに渡る長時間演説でフィリバスターを行い厳重な銃規制を求めました。フロリダ州オーランドのゲイ・ナイトクラブへ武装した男が乱射し、49人が死亡、数十人が負傷した事件を受けてのことです。コネチカット州選出のクリス・マーフィー上院議員が主導した今回のフィリバスターは、米史上9番目に長いものとなりました。フィリバスターは16日早朝、共和党が2つの銃規制法案を議会にかけることに合意したことで終わりましたが、この2つの法案とは、全ての銃器購入について共通の身元調査を義務付けること、および「飛行機搭乗禁止テロ警戒人物リスト」に載っている人物の銃器購入を禁止するという2案です。「法律と政策における米憲法ソサエティ」(American Constitution Society for Law and Policy)のキャロライン・フレドリクソン理事長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 悲しみに包まれたプエルトリコ:オーランドの犠牲者の半数近くがプエルトリコ出身

    プ エルトリコのアレハンドロ・ガルシア・パディヤ知事は、オーランド銃乱射事件の 犠牲者49 人のうち 23 人がプエルトリコ人だったことを知り、6月17日 を公式な追悼の日にすると発表しました。14 日には、300 人以上が首都のサンフアンに集まり犠牲者をしのびました。ポンセでも数百人が集まりました。サンフアン市長のカルメン・ユーリン・クルーズと、 米国法律家ギルド会長で「ラティーノジャスティスPRLDEF」の弁護士ナターシャ・リチア・オラ・バナンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/15(Wed)
    記事番号: 
    5
  • プエルトリコの声は聞かれず:サンフアン市長「植民地監理委員会」創設法案を非難

    プ エルトリコに目を向けましょう。米上院は、壊滅的な債務危機への対処に苦しむプエルトリコを支援すべく、米連邦政府が任命し、同自治領の経済を運営する広範な権限をもつ監理委員会を創設する法案に取り組んでいます。PROMESA と呼ばれるこの法案は、先週、超党派の票を得て297 対 127 で通過しましたが、反対派はこの法案が反民主的だと非難しています。「我々は今日、世界最高の民主主義国で、完全に反民主義的な活動に携わっている」とルイ ス・グティアレス下院議員は述べました。上院では、ロバート・メネンデス、ディック・ダービン、そしてバーニー・サンダースがこの法案に反対を表明しており、この中の誰でもこの法案に反対して議事妨害(フィリバスター)を行うことが可能です。エリザベス・ウォーレン上院議員はこの法案に関して立場を明らかにしていません。上院での議論に先立ち、最高裁判所はプエルトリコに関する二つの重大な裁定を下しました。13日、最高裁判所は、債権所有者に200億ドルの債務を負っている公共事業の債務再編を可能にするプエルトリコの破産法を復活させる企てを5対2で却下しました。最高裁判所はほんの数日前に別の裁判で、プエルトリコの主権に関し、その主張を退ける裁定を下したばかりでした。

    dailynews date: 
    2016/6/15(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ホンジュラスの活動家ベルタ・カセレスの後継者:ベルタの死は「資本主義のネオリべ政策」と結びついている

    今日は殺害されたホンジュラスの活動家ベルタ・カセレスを全世界で追悼する「ベルタに正義を(Justice for Berta)」行動の日です。米国では少なくとも 9 つの市で、そして世界では 10 カ国で抗議集会が開かれ、ホンジュラスの治安部隊が人権侵害や法手続きを踏まない殺人、そしてベルタ・カセレスのような環境活動家の殺人に関与したという批判をめぐり、米国にホンジュラス軍への資金援助を停止するよう要求します。生前、ベルタとその組織「ホンジュラス民衆と先住民の全国評議会(COPINH)」は、ホンジュラスの精鋭治安部隊と民兵組織による抑圧の標的でした。ベルタ・カセレスは殺害の数時間前に、米国が資金援助する特殊部隊 TIGRESも含め軍が多国籍企業の手先となっていると告発した矢先でした。COPINHのリーダーとして カセレスの後継者となったトマス・ゴメス・メンブレーニョから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ベルタ・カセレスに敬意を表し ハンク・ジョンソン議員が米国のホンジュラス支援を停止する歴史的な法案を提出

    米国の下院議員グループが前例のない動きを起こし、ホンジュラスがはなはだしい人権侵害に対処するまで同国への一切の軍事援助を停止するよう米国に求めています。14 日午後、ジョージア州選出民主党下院議員ハンク・ジョンソンは、米国に装備や訓練も含めホンジュラスの警察および軍事作戦への一切の資金援助を停止するよう求める法案を提出しました。現在、米国は 「北部三角地帯(グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス3カ国を指す)の繁栄に向けた同盟計画(Northern Triangle's Alliance for Prosperity Plan)」を通し、ホンジュラスに対し何百万ドルもの資金援助を行っています。法案には先住民と環境運動の指導者で、3 月にホンジュラスで殺害されたベルタ・カセレスの名がつけられています。この画期的な法案について、ジョージア州選出下院議員のハンク・ジョンソンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「我が国は攻撃下にある」:議員達が「街頭で起きる銃暴力の惨事」を終わらせる法案を推進

    14 日夜、フロリダ州オーランドの教会に数百人が集まり、12日に 起き米国近代史上最多の死者を出した、LGBT 向けナイトクラブ襲撃事件の犠牲者49 人を追悼しました。この無差別殺人事件を受けてオバマ大統領は、攻撃用(アサルト)武器禁止の復活と、テロリスト疑惑をかけられている人物の銃入手を阻止する措置を提唱しました。オーランド乱射事件でオマー・マティーン容疑者が使用した 2 丁の銃のうちの一つは AR-15 半自動式アサルトライフルで、カリフォルニア州サンバーナーディーノ、コロラド州オーロラ、コネチカット州ニュートンの銃乱射事件でも同じタイプの銃が使われました。14 日、下院司法委員会の民主党議員達は、失効状態になっている自動式攻撃用武器禁止法の復活を求める書簡に署名しました。書簡の中で議員達は、「間違ってはいけない。我が国は攻撃下にある。我々は、日々、街頭や家庭内で銃による暴力の惨事という攻撃にさらされている」と書きました。書簡に署名した下院議員の一人、ハンク・ジョンソ ン(ジョージア州選出民主党議員)から話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • オーランドの虐殺に関していえば、家庭内暴力は我々が語ることをしない危険信号

    ローリング・ストーン誌への新たな記事の中で、ジャーナリストのソラヤ・チェマリーは次のように書いています「6月13日ワシントンポスト紙は『[オマール]マティーンの家族は彼が同性愛について怒りを示したことがあったと言っているが、銃撃者には憎悪犯罪歴はなかった』と報じている。しかし、それは家庭内暴力をどう分類するかによる」と書いています。マティーンの元妻シトラ・ユスフィはマティーンが彼女をいかに殴り、彼女を監禁したかを公に語っています。「シンクプログレス」(ThinkProgress)は、2009年から2012年の間の銃乱射事件の40%は、銃撃者が自分の恋人、妻、元妻を標的にすることから始まったと報じています。カリフォルニア州では6月、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の博士課程の学生が、彼の指導教授を射殺し構内が封鎖される事件が起きたばかりです。しかし、この犯人であるマイナック・サルカルはまず、ミネソタ州の別居中の妻の家の窓を上り、彼女を殺害したとされています。2015年だけでも、乱射事件の約3分の1が何らかの形で家庭内暴力と関係しています。ライターのソラヤ・チェマリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/6/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 活動家 「ラテン系LCBTQコミュニティと、その生存の物語がオーランドの話題の中心であるべき」

    オーランドのダウンタウンでは6月13日、ナイトクラブ「パルス」での虐殺の犠牲者たちを追悼するための、ろうそくを灯しながらの徹夜の祈りに数千人が集まりました。近くの教会は、犠牲者ひとりにつき1回、合計49回鐘を鳴らしました。犠牲者の多くは若者でラテン系でした。オーランドの銃撃について、イサ・ノヨラから話を聞きます。彼女は、米国最大のトランスジェンダー組織である「トランスジェンダー法律センター」(Transgender Law Center)のプログラム部長です。彼女は、トランスジェンダーのラテン系活動家で、LGBT移民権運動の全米のリーダーの1人でもあります。

    dailynews date: 
    2016/6/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 暗殺されたゲイの象徴的存在ハーヴェイ・ミルクの甥 「オーランドの虐殺はLGBT運動の最悪の日々の1つ」

    ゲイクラブで49人が死亡したオーランドの銃撃による大量殺人に対する連邦捜査局(FBI)の捜査は、銃撃者がナイトクラブ「パルス」(Pulse)の常連客だったという証拠が浮かびあったことを受け、予想外の展開を見せています。FBIは、銃撃者オマール・マティーンはゲイで、ナイトクラブ「パルス」に定期的に通っていた可能性があるという複数の証言を捜査し始めました。こうした証言は、彼の元妻、彼の高校時代の同級生、「パルス」の何人かの常連客を含む多くの人々からもたらされています。米国史上最悪のLGBTコミュニティへの攻撃を受けて、ゲイの権利擁護の先駆者で、ゲイであることを公表した米国初の政治家の1人であるハーヴェイ・ミルクの甥スチュワート・ミルクから話を聞きます。ハーヴェイ・ミルクは、「サンフランシスコ監理委員会」(San Francisco Board of Supervisors)に当選した1年後の1978年に暗殺されました。彼は、サンフランシスコ市長ジョージ・マスコーニとともに、同市の元監理委員によって射殺されました。スチュワート・ミルクは、「ハーヴェイ・ミルク協会」(Harvey Milk Foundation)の共同設立者で代表です。

    dailynews date: 
    2016/6/14(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages