英国では欧州連合(EU)離脱が国民投票で選ばれたことを受け、危機が拡大しています。デイビッド・キャメロン首相は辞意を表明しました。労働党のジェレミー・コービン党首は、シャドー・キャビネット(野党の設ける想定内閣)のメンバー十数人が辞任または解任される中、党内の政変の可能性に直面しています。スコットランドはEUにとどまるために必要なあらゆる措置を取ることを表明しました。それはスコットランド独立を問う国民投票の再度実施を含みます。一方、米国のジョン・ケリー国務長官は、ブレグジット選択で走った政治的・経済的な激震について話し合うため、ブリュッセルとロンドンに向かっています。いったい何が起こっているのでしょうか。BBCとチャンネル4で働くベテラン英国人ジャーナリスト、ポール・メイソンに話を聞きます。メイソンは、近著にPostcapitalism: A Guide to Our Future(『ポスト資本主義:未来へのガイドブック』)があります。