デイリーニュース

  • 平和的抗議で警官に催涙スプレーを浴びせられた黒人映画作家 医療ボランティアが救援

    黒人の命を守るための全国的な蜂起が続く中、デモ参加者たちは街頭で警察の残虐行為を録画しています。アフリカ系アメリカ人のドキュメンタリー映画製作者でカメラマンのクリス・フライアソンと話します。彼は5月30日(土)にニューヨークのブルックリンで「黒人の命も大切」の抗議行動を撮影していたところ、警官がデモ参加者に近づいてきました。フライアソンが撮影していると、警官は催涙スプレーを彼の顔に直接浴びせました。彼は痛みに声をあげながら歩道に逃れる間も撮影を続けていました。すぐに誰かが彼の腕を取り、助けにかけつけた医療ボランティアのところまで連れて行きました。彼が撮影した映像を放送し、事件について話します。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「システムが腐っています」 キャロル・アンダーソン 警察暴力の蔓延と投票権の侵害を語る

    6月4日、現代のリンチ事件と呼ばれるアーマド・アーベリー殺害事件で気がかりな新事実が浮上しました。ジョージア州で25歳の黒人男性アーマド・アーベリーが白人男性グループによって追いかけられ、待ち伏せされ、射殺された事件です。州裁判官は7時間近くの審理の後、トラビス・マクマイケル、グレゴリー・マクマイケル、ウィリアム「ロディ」ブライアンの3人すべてをアーベリー殺害容疑で裁判にかけると決定しました。トラビス・マクマイケルはアーベリーを撃ち殺した後に「fucking negro」と発言したことを、ジョージア州捜査局の特別捜査官リチャード・ダイヤルが証言した後のことです。White Rage(『白人の憤怒』)の作者キャロル・アンダーソン教授が、アーベリー殺害、全国的な抗議行動、上院で審議中の反リンチ法案、きたるべき選挙について語ります。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちの首から膝をどけろ」 ジョージ・フロイドの追悼式で400年にわたる人種差別が非難される

    ミネアポリスでは、ジョージ・フロイドの遺族、近親者や支持者が集まり、個人を偲びました。追悼式では8分46秒の沈黙が捧げられました。警官のデレク・ショービンがフロイドの首に膝をかけ、息ができないとの訴えを無視していたのと同じ時間です。ジョージ・フロイドの兄弟フィロニーズとアル・シャープトン牧師の訴えを聞きます。シャープトン牧師は「ジョージの名のもとに、『膝を我々の首からどけろ』と要求しよう」と式典参加者に促しました。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女の名前を言え」:3月に警官に殺害されたブリオナ・テイラー なぜ警官が起訴されないのか?

    ケンタッキー州ルイビルでは、3月に自宅アパート内で警察に射殺されたブリオナ・テイラーの事件に関与した警官の起訴を求めて、抗議運動が起こっています。テイラーは26歳のアフリカ系米国人で、緊急医療室に勤務しCOVID-19患者の治療にあたっていました。6月1日には国家警備隊がデモ隊に向かって発砲し、地元のバーベキュー・レストランのオーナー、デイビッド・マカティーが殺害されました。彼は警官にも無料で食事を提供していた人でした。「全米都市同盟」(Urban League)のルイビル支部代表でCEOのサディカ・レイノルズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • タミカ・マロリー:国家の暴力への反対運動が全国に広がったのは 人々の我慢が限界に達したから

    ミソタ州の検事総長キース・エリソンは、ジョージ・フロイド殺害に関与した警官4人全員を殺人容疑で起訴しました。それでも、警察暴力に反対する大型デモは続いています。「全米そして世界中の人々が、カメラに映ったこの出来事を見て…こんなことは断固として許さないと意を決したのです。今となっては、集会や会議で、叫び、変化を求め続けることはもう無理だと悟ったのです。人々は変化を要求して路上に繰り出しています」と、2017年「ウィメンズ・マーチ」元全米共同委員長のタミカ・マロリーは言います。

    dailynews date: 
    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 全米での抗議が功を奏した:ジョージ・フロイド殺害で 検察はミネアポリスの警官4人全員を起訴

    全米で1週間以上の抗議活動が行われた後、ジョージ・フロイドの殺害に関与したミネアポリス警官4人全員が殺人または殺人ほう助罪の容疑で起訴されました。この事件は歴史的な抗議が全国に広がるきっかけとなりました。「動画を見れば…3人の警官全員がフロイドの体に圧力をかけたことが死につながったのがわかります」と、活動家で公民権弁護士、全米黒人地位向上協会(NAACP)元ミネアポリス支部長のネキマ・レビィ=アームストロングは言います。「フロイドが『息ができない』とうったえていたのを彼らは聞いたのです。それでもフロイドの命の危険を顧みようとしませんでした」(画像クレジット:E・マッキー)

    dailynews date: 
    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 自宅で射殺:2011年にニューヨーク市の警察官が元海兵隊員の高齢の黒人を銃撃した事件の裁判が再開

    ケネス・チェンバレン・シニア事件で大きな進展がありました。2011年、ニューヨーク州ホワイトプレインズ市の自宅アパートで黒人のチェンバレンは警官らと争いになり、射殺されました。チェンバレンが誤って医療警報ペンダントのボタンを押したことが事件の発端でした。1日、第2巡回控訴裁判所は、連邦判事が警察の武力行使が行き過ぎであるとする訴えの一部を却下したことは誤りであるという裁決を下しました。「家族も私も、元の判決が取り消されたことがうれしくてたまりません。」と、被害者の息子、ケネス・チェンバレン・ジュニアは喜びを語ります。「人々が今集まっていますが、みんな、同じ思いだと思います。武器をもたない黒人の男性、女性、子どもたちを、法律を無視し、手っ取り早く処刑してしまうことは、もはや許されないのです」。チェンバレン家の弁護士、メイヨ・バートレットは、こう話しています。「ほとんどの人は、同意してくれるでしょう。自分の家で寝ていて、しかも、何の罪も犯していない。そんなところに、警察がドアを壊して踏み込んできて、殺されるなんて、思いもしないでしょう。医療通報を受けて警官が来たのだから、助けにきてくれたんだ、そう考えるのが普通です」。

    dailynews date: 
    2020/6/3(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 追悼「ビッグ・フロイド」:ジョージ・フロイドをヒューストン市の友人たちは「平和の人」と呼ぶ

    警察の残虐行為に対する歴史的な抗議が全米で続いています。テキサス州ヒューストン市は、先週ミネアポリス市で警察官に殺害されたジョージ・フロイドが長年にわたって暮らしたところですが、この街で2日、6万人を超える人々が、街頭をデモ行進し、ジョージ・フロイドを追悼しました。動画は、フロイドが友人2人に語りかけているときのものです。ミネアポリス市で歴史のある黒人コミュニティの一つ、第三区で若者に助言や援助を与えてきた活動について話しています。フロイドは「そのころから、平和や愛、神そして団結を説き、銃による暴力には反対だと訴えていました」。こう語るのは、ヒューストン市のヒップホップアーティストで、起業家でもあるコーリー・ポールです。ポールとフロイド、ヒューストン復興(Resurrection Houston)教会の牧師、パトリック・P・T・ングウォロと共に教会の地域再生活動を行っていました。

    dailynews date: 
    2020/6/3(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジョージ・フロイドの死を殺人と示す検視結果が照らし出す汚職と警察の刑事免責

    2つの検視結果が、ミネアポリス警察の手にかかったジョージ・フロイドの死は殺人であると合意しました。「郡の検視官が、ジョージ・フロイドの死亡理由を、警察の関わりから離れたところに求めたことに驚かない人は多いと思います」と、公民権弁護士、活動家で「人種正義ネットワーク」(Racial Justice Network)創設者、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部の元支部長のネキマ・レビィ・アームストロングは言います。アームストロングは、地元の警察がどのような責任の取り方をしてきたかについての歴史も話してくれます。「今回の事件は警察が郡の検視官事務所と検事局と協力しているへネピン郡に存在する汚職を浮き彫りにしています。その結果、最終的には警察によって殺された人には正義がもたらされないということになるのです。」

    dailynews date: 
    2020/6/2(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「黒人の命も大切」の共同創設者が語る 抗議デモは『責任を問われない警察暴力』の結果

    ロサンゼルスでは数千人が警察の残虐行為に対する抗議を続け、大勢が逮捕されています。一方で、エリック・ガーセッティ市長はロサンゼルス市警察の予算を増やしたことについて批判を受けています。抗議運動の組織者たちは、警察への資金を大幅に削減し、その代わりにコミュニティサービスに投資する「人民予算」(People’s Budget)を施行することを市議会に求めています。「私たちは警察に極度に依存し、他のなによりも彼らの資金、予算、ニーズを優先するシステムを作り出しました」と、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)と「LA刑務所改革」(Reform L.A. Jails)の共同創設者パトリス・カラーズは言います。「私たちは今こそ、資材を私たちのコミュニティに向け直すときです」。

    dailynews date: 
    2020/6/2(Tue)
    記事番号: 
    2

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