デイリーニュース

  • 「米国民に対する宣戦布告」:トランプが抗議活動鎮圧のために軍を派遣と威嚇

    警察の暴力に反対する歴史的な1週間の蜂起が続き、全米各地で夜間外出禁止令が発令されていますが、トランプは自らを「法と秩序の大統領」と宣言し、街頭に数千人の重武装の兵士を配備すると威嚇しました。「トランプ大統領の演説は米国民に対する宣戦布告とほぼ同じことです」と、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表クリステン・クラークは言います。長年軍事関係の取材をしてきた記者のウィリアム・アーキンにも話を聞きます。アーキンは、国防総省の職員からトランプが「何の抵抗」も受けていないことに注意を喚起します。

    dailynews date: 
    2020/6/2(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 警察への拠出を減らせ キーアンガ・ヤマッタ・テイラー「学校や病院より警察を優遇する予算は間違い」

    全米に広がった抗議活動に警察が武力介入し、4000人以上を逮捕、催涙ガス弾やゴム弾でデモ隊を攻撃したことをうけ、警察への財政支出を減らせという声が高まっています。警察のデモ隊への過剰な武力使用が批判を集めていることについて、キーアンガ・ヤマッタ・テイラー教授、著名な学者コーネル・ウエスト教授、弁護士バカリ・セラーズから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/1(Mon)
    記事番号: 
    5
  • 「米国は黒人を収奪してきた。私たちはそれをあなた方から学んだ」 女性マーチを率いたタミカ・マロリー

    女性マーチの元共同代表で活動家タミカ・マロリーが、ミネアポリスのデモで力強いスピーチを行ないました。警察官によるジョージ・フロイドの殺害に抗議する人々に向かい、「警官を訴追せよ。私たちが殺された全米の全ての都市で警官を訴追せよ」と呼びかけました。

    dailynews date: 
    2020/6/1(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「私の国が消えてゆく」:バカリ・セラーズが語る 400年に及ぶ人種差別体制から立ち上がった大規模デモ

    大規模な混乱が全米を飲み込んでいます。新著My Vanishing Country(『私の国が消えてゆく』)を出版したばかりの弁護士、政治コメンテーターのバカリ・セラーズと話します。新著の中心テーマの一つは、1968年に起きた「オレンジバーグの虐殺」です。サウスカロライナ州のオレンジバーグ市で、市に一軒しかないボーリング場で人種隔離が行われていることに抗議する多くの学生たちが、サウスカロライナ州立大学のキャンパスに集まり抗議していたところ、警察が学生たちに発砲した事件です。3人の黒人学生が死亡、28人の学生が負傷しました。発砲した9人の警察官は全員無罪とされました。犯罪行為で有罪とされた唯一の人物は、「学生非暴力調整委員会」(SNCC, Student Nonviolent Coordinating Committee)のメンバーであるバカリの父、クリーブランド・セラーズでした。彼は暴動の罪で有罪とされ7カ月を刑務所で過ごしました。1993年に恩赦が与えられました。バカリ・セラーズと、オレンジバーグ事件、2020年まで続く米国の400年に及ぶ人種差別体制について話します。

    dailynews date: 
    2020/6/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • コーネル・ウエスト 「米国に報いの時が来た」 全米蜂起は「帝国自壊」の予兆

    米国では、国家公認の黒人の殺害に抗議する数千人が週末にかけて街頭に繰り出し、全米規模で抗議をおこないました。米国は一方で、近年最大とも言える公衆衛生危機に見舞われており、失業率は大恐慌以来最高水準に達しています。コーネル・ウエスト教授は、米国を「マネー、マネー、マネーにとりつかれた掠奪的資本主義文明」と呼びました。また「米国が外と内で蒔いている暴力の種には関連がある」とし、米国が外国および国内でおこなっている暴力を関連付けました。

    dailynews date: 
    2020/6/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 階級反乱 キーアンガ・ヤマッタ・テイラー 「人種差別と人種に基づくテロが全米の怒りを加速」

    米国では週末にかけて、1960年代以来の規模となる蜂起が全米で起こり、デモ隊が都市部をシャットダウンしました。ミネアポリスに住むアフリカ系米国人のジョージ・フロイドが警察官によって殺害されたことへの抗議です。大学で教鞭を取るキーアンガ・ヤマッタ・テイラーは、「いま起きている一連の出来事は、単なる過去の繰り返しではありません。トランプ政権と政治的支配階級が度重なる危機の解決に失敗した結果です」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ソーシャルメディアを弱める大統領令にツイッター社はトランプ大統領のツイートに暴力賛美だと警告

    トランプ大統領はミネアポリスの抗議者たちを「ごろつき」と呼び、「略奪が始まれば、射撃も始まる」とツイートしましたが、ツイッター社はそのツイートを暴力の賛美だと警告しました。ちょうどトランプ大統領が、ソーシャルメディア企業のコンテンツ監視のあり方に警告を発し、これらの企業に与えられた免責の範囲を見直す大統領令に署名したところでした。この大統領令は、ソーシャルメディア企業のコンテンツ監視を処罰することを可能にするものだとの批判もあります。「トランプは、ソーシャルメディアを使いこなして成功してきました。常に注意を引き付けるアルゴリズムを利用して、人々に基本的に誤った情報や偽りの情報を与えてきたのです」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の情報学教授ラメッシュ・スリニバサン(Ramesh Srinivasan)は言います。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラテンアメリカにパンデミックの中心地が移動するにつれてCOVID-19を口実にした警察による弾圧も移動

    新型コロナウイルス大流行の中心地がラテンアメリカへと移動するにつれ、COVID-19を口実とした警察による弾圧も移動しています。「COVID-19は、それ以前の他のパンデミックと同じように、構造的差別を増幅させていることがわかりました。残念ながら、最初の標的となるは多くの場合、最も疎外された人々です」と、ルイーズ・ティロットソンは言います。彼女はアムネスティ・インターナショナルの虐待に関する新報告書の共著者です。また、サンサルバドルからジャーナリストのホルヘ・クエラーが話します。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「あれは殺人だ」ミネアポリスは警官によるジョージ・フロイド殺害の起訴を要求し警察への資金打ち切りを求める

    ミネアポリスでは警察によるジョージ・フロイドの殺害に抗議して数千人の街頭デモが3夜連続で行われました。同市の市会議員ジェレマイヤ・エリソンと話します。彼は2015年、別のアフリカ系アメリカ人男性ジャマール・クラークの殺害に抗議しましたが、平和的な抗議だったにもかかわらず警官は自動小銃を彼の頭に向けました。また、警察の廃止を要求するブラックビジョンズ・コレクティブ(Black Visions Collective)のキャンダス・モンゴメリー(Kandas Montogomery)とも話します。

    dailynews date: 
    2020/5/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「反撃しろ!」:ACT UPメンバーと劇作家トニー・クシュナー AIDS活動家の草分けラリー・クレーマーを追悼

    84歳で亡くなった伝説的作家でAIDS活動家の草分け、ラリー・クレーマーの人生と遺産について見ていきます。クレーマーはAIDS患者の命を救う薬剤を要求して「ゲイ男性の健康危機」(Gay Men’s Health Crisis )とACT UPという2つの団体の創設を手助けし、その際現在新型コロナウィルス対策の顔となっているアンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長とも対決したことがあります。後にふたりは良き友人になりました。多くはクレーマーが何万人もの命を救ったと称賛します。2019年の反企業「クィア解放マーチ」(Queer Liberation March)でのクレーマーのスピーチを放送するとともに、ACT UPの元メンバー2人に話を聞きます。「ゲイUSA」ホストのアン・ノースロップと、イエール疫学者グレッグ・ゴンサルベスです。また、『エンジェルズ・イン・アメリカ』の作者でピュリッツァー賞にも輝く劇作家トニー・クシュナーにも話を聞きます。(画像クレジット:デイビッド・シャンクボーン)

    dailynews date: 
    2020/5/28(Thu)
    記事番号: 
    2

Pages