デイリーニュース

  • バチカンでピンクの煙:「老いた独身男性」の率いるカトリック教会で女性たちが発言力を要求

    世界中の目がコンクラーベでアルゼンチンのホルヘ・マリオ・ベルゴグリオ枢機卿が教皇に選ばれたことに注がれる中、バチカンの外で、それに比べればほとんど注目されなかった、ある抗議行動が行われました。カトリック教会における女性の役割拡大を求める抗議者たちがバチカンの空にピンクの煙を放ったのです。彼女たちのこの行動は多くの人々が新教皇が決まったことを知らせる白い煙を待っているときになされました。「女性聖職授任会議」(Women’s Ordination Conference)の事務局長エリン・サイズ・ハンナと、教会から破門された女性聖職者のジャニス・セブル=ダスジンスカに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/15(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 男たちにレイプするなと教えること:Foxニュースで発言後に脅迫受ける 被害者マクスウェル意に介さず

    3月2週から3週にかけての1週間、レイプ反対の発言をした政治評論家ザーリーナ・マクスウェルが人種差別の色合いも見せる殺害脅迫を受けています。マクスウェル自身もレイプ被害者で、3月上旬にレイプ予防のために女性たちが武器を持つ可能性を話題にしたFoxニュースのショーン・ハニティの番組に出演しました。彼女は責任は女性ではなく男性にあるのだと発言。これに反応して、マクスウェルはソーシャルメディアで怒濤の罵詈雑言を浴びることになったのです。中には彼女は集団レイプされて殺されてよし、とするコメントも。ザーリーナ・マクスウェルが自身の試練と死の脅迫を受けても沈黙はしないという覚悟を語ります。

    dailynews date: 
    2013/3/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • バーレーンの民衆蜂起鎮圧のために侵攻して2年 シリア衝突の激化に加担するサウジアラビア

    シリア蜂起2周年の放送を続けます。フリーランスの外国特派員リース・アーリックとともにシリア衝突におけるサウジアラビアの関与について話し合います。バーレーンの抗議行動を鎮圧しようと湾岸仲裁軍を率いてから2年、サウジアラビアはシリアでの役割を増大させ、反政府勢力を支援するため、武器の供給や、ひいては戦闘員の潜入にさえも目こぼしをしています。サウジアラビアとバーレーンで10日間を取材して戻ったばかりのアーリックは、親サウジ政権が誕生することを願って、サウジの君主政権は「最も超保守的で超宗教的な」シリア反乱勢力グループの武装に関係していると話します。

    dailynews date: 
    2013/3/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • シリア民衆蜂起から2年 反体制派は自国が地球規模の代理戦争の犠牲者だと主張

    3月15日で、シリア大統領バッシャール・アサドに反対する民衆蜂起から2年がたちました。この衝突でこれまでに7万人以上が死亡し、少なくとも100万人が難民化しました。天体物理学者でシリア市民民主同盟のメンバーであるリム・トゥルクマニに話を聞きます。トゥルクマニは現在ニューヨークで国連安保理の理事国らとシリア情勢打開の可能な政治解決について話し合っており、非暴力を求めるシリア国民の声が無視され、両派につながる外国勢力が武力衝突に油を注いでいると警告します。「シリア国内にいる我々のような人間を脇に追いやって、武装反乱勢力のみに焦点を当てようという組織的な企てが行われているのです。そして今や新聞の見出しはすべて彼らに奪われている」とトゥルクマニは言います。「なぜか? それはこの紛争を代理戦争だと見る連中が国内外に存在するからです。つまりこの紛争を自分たちの国際的な競争相手と戦う恰好の機会だと捉えているわけです。これはシリアをめぐる争奪戦、権力の争奪戦です。そしてシリア人はその犠牲者になりつつあるのです」

    dailynews date: 
    2013/3/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 社会的保守派:新ローマ教皇フランシスコ1世 「解放の神学」・同性婚反対を先導

    新ローマ教皇フランシスコ1世は、アルゼンチンの軍事独裁政権時代、「解放の神学」が行っていた社会正義を宗教教育に取り込む方法を公然と批判していました。アルゼンチンで枢機卿の地位についてもその保守傾向が変わることはありませんでした。2010年、アルゼンチン政府による同性婚の合法化を「神の意志を破壊する行為」と呼び、同性カップルが養子を取ることに反対しました。フランシスコ1世の社会的保守主義について、アルゼンチンで2つの新聞社の記者をしていた、ニューヨーク大学の歴史研究者エルネスト・セマーンと、ジャーナリスト、ホレイシオ・ヴァービツキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 教皇 フランシスコ1世  過去に軍事政権に関与:新教皇のイエズス会神父誘拐との繋がりを アルゼンチンのジャーナリストに聞く

    新ローマ教皇フランシスコ1世となったホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿は、貧者への献身を高く評価されてきましたが、その一方でアルゼンチンの軍事独裁政権への関与についての非難が絶えなかったのも事実です。アルゼンチンの代表的なジャーナリストで、フランシス1世のイエズス会神父誘拐へのかかわりを暴露した、ホレイシオ・ヴァービツキーに話を聞きます。ヴァービツキーは「ページ/12」(Página/12)紙の調査記者で、またアルゼンチンの人権保護団体である「法律および社会研究センター」(The Center for Legal and Social Studies)の代表でもあります。

    dailynews date: 
    2013/3/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 新ローマ教皇フランシスコ1世:カトリック教会新リーダーは、貧者への献身で知られる、南米出身初、イエズス会初の法王 

    アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が2月13日、ラテン・アメリカ出身としては初、そして1000年以上ぶりにヨーロッパ以外より選出された教皇となりました。ベルゴリオ枢機卿は神学的に保守的なことで知られ、中絶、同性婚、女性の聖職起用には絶対に反対の立場をとってきました。その一方、貧者への献身で、高い評価も得ています。ナショナル・カトリック・レポーター紙編集長で、The Emerging Catholic Church: A Community’s Search for Itself(『新しいカトリック教会:教会内見直しの動き』)の著者トム・ロバーツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • シチズンズ・ユナイテッド判決を覆す運動: 憲法修正はブラック・マネーを制限する最善の道か

    12日、バーモント州選出の独立系上院議員バーニー・サンダーズとフロリダ州選出の民主党下院議員テッド・ドイチが、2010年の最高裁による歴史的な判決であるシチズンズ・ユナイテッド判決を覆すための憲法修正案を提出しました。同判決は企業や特別な利益団体に選挙資金を無制限に使う道を開いた判決です。同法案はこの判決を撤回させるための広がりを見せる運動の一部です。本日は憲法修正がシチズンズ・ユナイテッド判決を覆すための最善の道かどうかをめぐっての討論をお届けします。マーク・シュミットはルーズベルト研究所の上級研究員です。ジョン・ボニファズはアドボカシー団体、民衆の言論の自由(Free Speech for People)の共同創設者で理事長です。

    dailynews date: 
    2013/3/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グアンタナモ収容所での囚人の反抗 米州機構の公聴会でオバマ政権に問われる無期限拘留の是非

    グアンタナモ収容所の100人以上の囚人たちがハンガーストライキの5週目に入りましたが、オバマ政権は米州人権委員会の公聴会で拘置の正当性を主張しています。数多くの被収容者が正式な訴追もないまま11年以上も拘束されており、半数以上が無罪放免されています。彼らの弁護士団は公聴会で、訴追もないのに収容されたままである彼らには釈放の希望もなく、それが彼らに絶望感を与えていると指摘しました。オバマ政権のグアンタナモ政策に関する上級顧問は、第一期オバマ政権の選挙公約の1つでもある同施設の閉鎖工程の一部として、同政権は議会の定めた制約の中で囚人たちを刑務所から移送する作業を進めていると反論しました。人権のための医師団の反拷問プログラム部長でグアンタナモ収容者たちの最初の弁護団の1人でもあるクリスティン・ハスキーに話を聞きます。Justice at Guantánamo : One Woman’s Odyssey and Her Crusade for Human Rights(『グアンタナモの正義:ある女性の冒険と彼女の人権のための聖戦』)の’著者であるハスキーは12日の公聴会でも証言しました。憲法上の権利センター上級常勤弁護士のパーディス・ケブリアイにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • グアンタナモ収容所で百人以上がハンスト 「ブッシュ政権下での暗黒の日々」に逆戻りと脅迫される

    グアンタナモ米軍基地収容所で、100以上の被収容者が悪化する収容環境に抗議してハンガーストライキを行っており、それが5週間目に突入したと伝えられています。このハンストのニュースが最初に報じられたのは3月初めでしたが、そのときに考えられていたよりはるかに多くの被収容者たちがこの行動に参加している模様です。ある囚人は自身の弁護士宛の手紙で次のように書いています。「私たちは危険にさらされている。兵士の1人が先月我々の同胞の1人に発砲した。その前には別の同胞の収容区域にM16自動小銃を持った緊急部隊が投入された……彼らは我々を(ジョージ・W)ブッシュ政権下での暗黒の日々に戻したいのだ。彼らがそう我々に言っている。お願いだからどうにかしてくれ」。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)の上級常勤弁護士でハンスト参加者の1人の弁護士でもあるパーディス・ケブリアイに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/13(Wed)
    記事番号: 
    1

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