デイリーニュース

  • マイク・マクレランド検事殺害、自らも自宅襲撃されたリンダ・ゲフィン検察官が語る

    テキサス州の地方検事、マイク・マクレランドと妻のシンシア・マクレランドが自宅で殺害された事件について、昨年、自宅で何者かに襲われた、テキサス州ハリス郡検察局の首席検事補のリンダ・ゲフィンに話をききます。ゲフィンは、この襲撃が人身売買に対して自分が手がけていた訴追と関連していた可能性があると述べ、受けた苦難について語り、この事件がなぜ、自分が起訴したデュアン・バックに対する死刑減刑運動を支援することも含め、彼女がアドボカシー活動を始めるきっかけになったのかについて話しました。

    dailynews date: 
    2013/4/1(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 黒人を理由に死刑判決のテキサス州受刑者デュアン・バック、起訴した検察官が死刑執行停止の道を模索

    デュアン・バックが1995年に元恋人のデボラ・ガードナーと彼女の友人のケネス・バトラーを殺害に関して有罪であることは間違いありません。けれどもこの裁判で、陪審員団は仮釈放なしの終身刑ではなく死刑を陪審員団が選択したのは、アフリカ系米国人の犯罪者は社会に将来危険をもたらす可能性がより高いと論じた州の心理学者の証言を根拠にしたからだったとする批判の声が上がっています。本日は2人のゲストをお招きしています。1997年の裁判で次席検察官としてバックの死刑判決を導いたものの、現在は刑執行に反対しているリンダ・ジェフィンと、デュアン・バック弁護団の弁護士で全米黒人地位向上協会(NAACP)弁護基金の刑事裁判部門責任者のクリスティーナ・スウォーンズです。

    dailynews date: 
    2013/4/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 検事補射殺事件から2か月後、今度はテキサス州検事が殺害される:白人至上主義組織アーリアン・ブラザーフッドを捜査

    テキサス州の地方検事と妻が自宅で殺害された事件について、白人至上主義組織が関与している可能性があるとして、捜査が行われています。検事補のマーク・ハッセがカウフマン郡裁判所の外で射殺された2か月後、マイク・マクレランドと妻のシンシア・マクレランドは自宅で銃で撃たれ、殺害されました。この一連の殺人事件は、白人至上主義者組織アーリアン・ブラザーフッド(Aryan Brotherhood)のメンバー34人が起訴された後に、同組織が法執行機関に報復を企てるおそれがあるとテキサス州が警告を発してから数か月後に発生しました。また、マクレランド検事殺害は、コロラド州の刑務所長のトム・クレメンツが自宅のドアベルに応えようとして射殺された事件から2週間もたたないうちに発生しました。その事件から2日後、容疑者の元コロラド州受刑者で白人至上主義者のイバン・スペンサー・イーベルが、テキサス州保安官代理との銃撃戦で射殺されました。本日はヘイトグループを追跡している南部貧困法律センター(SOLC)のマーク・ポトックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/4/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • もう1人のローザ・パークス:モンゴメリーの市バスで座席譲渡を拒んだ最初の少女

    ローザ・パークスの栄誉を称えた2月の座像除幕式で、オバマ大統領は、アラバマ州モンゴメリーで市バスの席を白人客に明け渡すことを拒否したパークスの「たった一つの不服従の行為が(公民権)運動に火をつけた」と述べました。でも、ローザ・パークスが米国史に刻まれる行為を行う9カ月前に、クローデット・コルビンという名の15歳の少女がまったく同じことをしていました。彼女はこのとき逮捕され、その裁判の結果、米連邦最高裁はアラバマ州の乗合バス・サービスに対し人種隔離制度の撤廃を命じる判決を出しました。現在73歳のクローデット・コルビンがブルックリン大学教授ジーン・セオハリスとともに数少ないインタビューに答えます。The Rebellious Life of Mrs. Rosa Parks(『ローザ・パークス夫人の反抗の人生』)の著者でもあるセオハリスは、パークスの勇敢な行為も9カ月前のコルビンの行為がなければ起きていなかったかもしれないと言います。コルビンは、学校でアフリカ系アメリカ人の歴史を学んだことが彼女のその行為を促したのだと言います。「動けませんでした。なぜなら歴史が私をこの席に貼り付けていたからです」。彼女は、バスの運転手や、逮捕しにやってきた警察官に言った言葉を覚えています。

    dailynews date: 
    2013/3/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 自国では銃規制を推進 国連ではNRAと結託して武器貿易条約の弱体化を図るオバマの矛盾

    国内では銃規制法案を通さない議会と激しく対立しているオバマ大統領ですが、700億ドル規模に達する国際的な武器取引については米国は国際条約による規制を阻害している国々の筆頭格です。米国は2012年夏にこの条約の成立をぶちこわし、今週の国連審議でも足を引っ張っています。イラン、シリア、北朝鮮が公式に反対していることが条約の成立を阻害しているとされていますが、進捗を遅らせている米国の役割にはあまり関心が払われていません。米国政府は全米ライフル協会(NRA)など外部の団体からの圧力に屈しているのです。The Shadow World : Inside the Global Arms Trade(『影の世界:世界武器貿易の内幕』)の著者アンドルー・ファインスティンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「イーディ&テア:長かった婚約」:結婚防衛法訴訟を起こしたレズビアン・カップルを描いたドキュメンタリー

    最高裁での結婚防衛法(DOMA)訴訟の原告団代表を務めるのは、83歳のレズビアン女性、イーディス・ウィンザーです。ウィンザーは、女性パートナー、テア・スパイアーとの彼女の「結婚」を連邦政府が認めず、追加の遺産相続税の支払いを強制された後、連邦政府を相手取り訴訟を起こしました。ウィンザーとスパイアーは1962年に出会いまもなく婚約しましたが、スパイアーが亡くなる直前の2007年まで結婚しませんでした。二人の人生は、スーザン・マスカとグレタ・オァフスドティア共同監督・制作の、受賞ドキュメンタリー映画Edie & Thea: A Very Long Engagement(『イーディ&テア:長かった婚約』)となりました。同作品よりいくつかの場面をご紹介します。

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    2013/3/28(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 討論:結婚の平等は保守的制度を強化する? それとも社会変革の後押しとなるか?

    今週は米最高裁判所で、結婚の平等を巡る2つの大きな審理が行われていますが、LGBT運動内でこの問題についてどのように意見がわかれているかを検証します。ベテラン活動家でブロガーでもあるスコット・ナカガワは今週、Why I Support Same Sex Marriage as a Civil Right, But Not As a Strategy to Achieve Structural Change(『同性婚を公民権の一部として私が支持する理由、でもこれが構造的変化を達成する戦略とは思わない理由』)と題された人気エッセーを執筆し、サーバーが2度も落ちるほどのトラフィックを集めました。ナカガワと、結婚防衛法(DOMA)破棄を求めるキャンペーンの先頭に立ってきた団体のひとつ、結婚の自由協会(Freedom to Marry)の全国キャンペーンの責任者を務めるマーク・ソロモンに話しを聞きます。「結婚を巡る問題は、更に大きな自由に向けた非常に重要な一歩ではありますが、これを達成すれば全て解決、となる訳ではありません。闘いを必要とすることはまだ多々あります。米国の社会では、皆が気付いているように大半の人は伝統的な核家族とは異なる形態で暮らしています。実際は国民の大半がこれとは違う暮らしをしていますが、それでも米政府の保護を受けられるべきです」とナカガワは言います。

    dailynews date: 
    2013/3/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 83歳のレズビアン寡婦が起こした訴訟で 最高裁判事 結婚防衛法に疑問を呈す

    同性婚の合憲性を巡る、米最高裁判所での2日間にわたる歴史的な弁論が終りました。3月27日最高裁では、合法的に結婚していても同性カップルには連邦法上の恩恵を与えないとする結婚防衛法(DOMA)の適法性について審理が行われました。DOMAは1996年、当時のビル・クリントン大統領が署名して成立しました。原告の代表を務めるのは、83歳のレズビアン女性イーディス・ウィンザーです。ウィンザーは、連邦政府が同性パートナーとの彼女の「結婚」を認めず、追加の遺産相続税の支払いを強制された後、連邦政府を相手取り訴訟を起こしました。法廷前でのウィンザーのコメントと、法廷での口頭弁論の一部を紹介します。また、結婚の自由協会(Freedom to Marry)の全国キャンペーンの責任者を務めるマーク・ソロモンに話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2013/3/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ロウ対ウェイド判決への挑戦 ノースダコタ州が事実上すべての中絶を禁止する法を制定

    26日、ノースダコタ州知事ジャック・ダリンプルが3つの法案に署名し、事実上中絶を禁じることになる法律が発効しました。これは、少なくとも妊娠3カ月以内の中絶を合法化した40年前のロウ対ウェイド裁判の判決に正面から法的挑戦を仕掛けたものです。法令の1つは胎児の心音が聞こえた時点で中絶はできないとするものです。これは妊娠6週もしくはそれよりも早く起こることことさえあります。もう1つの法令はダウン症などの遺伝子疾患を理由にした中絶を禁じるというもので、これは全米初の州法です。3つ目の法令はノースダコタで唯一存在する中絶クリニックを閉鎖に追い込もことを目的としたもので、州内で中絶手術を行うすべての医師は近隣病院への入院特権【訳注:患者を特定の病院へ入院させることのできるその地方での医師の権利】も持っていなければならないと規定するものです。同州で唯一の中絶手術提供者であるレッドリバー・ウィメンズ・センターの所長タミー・クロメナカーに話を聞きます。また、この反中絶法案に反対票を投じた共和党議員の1人にも話を聞きます。

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    2013/3/27(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米史上初めてゲイであることを公言した下院議員の寡夫 法律上の恩恵を否定する結婚防衛法と対峙

    米連邦最高裁での同性婚に関する審理は続き、今日は結婚防衛法(DOMA)の合憲性をめぐる弁論が行われます。DOMAは1996年にビル・クリントン大統領の署名で法律として発効し、合法的に結婚した同性カップルでも連邦法の恩恵は受けられないことになったのです。DOMAの撤廃を目指す別の訴訟の原告であるディーン・ハラに話を聞きます。彼は米連邦下院議員だった故ゲリー・スタッズの夫です。スタッズは米議会史上初のオープンリー・ゲイ(ゲイであることを公言している)議員でした。ハラはスタッズがカムアウトを決めたその決心について話します。「彼が身を以て示したように、カミングアウトは他の多くの人たちに自分たちも立ち上がろうという自信と勇気を与えたと思います」とハラは言います。「そしてその行動こそがいま私たちをこの場所に導いたものだと思う。ストーンウォールの反乱から50年近く、ゲリーが下院の議場でカムアウトを宣言してから30年、私たちは今すでに別の世界に住んでいるのです」

    dailynews date: 
    2013/3/27(Wed)
    記事番号: 
    3

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