デイリーニュース

  • ウィキリークス:漏洩の電子メールで 民間情報会社ストラトフォー ‐‐“影のCIA” ‐‐ の内々の仕事が明らかに

    内部告発サイト「ウィキリークス」は、米国を拠点とする民間の情報収集会社ストラトフォーのサーバーから入手したとされる電子メール550万件の公開を開始しました。ストラートフォー社は、「影のCIA」とも呼ばれる会社です。これらの電子メールは、ハッカー集団アノニマスが入手したと報じられています。ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジの話では、これらのファイルは企業スパイ活動における世界最大の企業のいくつかに関するものだと述べました。ストラトフォー社とつながりがある企業は、コカ・コーラ、ゴールドマン・サックス、ダウ・ケミカルなどで、国土安全保障省、米海兵隊、国防情報局など米国政府の部門も含まれています。コカ・コーラ社はストラトフォーに、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」の抗議活動計画を監視するよう依頼しました。ウィキリークスのスポークスパーソンで、ストラトフォーの電子メール公開という今回のプロジェクトの主要メンバーであるクリスティン・フラフンソンは「公開されたのは、まだまだ氷山の一角でしかありません。今後数日から数週間のうちに、様々な話題がどしどし登場するでしょう。昨日(27日)行ったのは、このプロジェクトならびにストラトフォー社について、同社がどのように機能し、どのような企業とつながっているかを紹介することでした」と語ります。

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    2012/2/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • カブールからの報告:米軍のコーラン焼却をめぐり激しい抗議 米軍による占領の転機になるか?

    アフガニスタンの米国主導の北大西洋条約機構(NATO)占領軍は、2月第4週に起きたバグラム空軍基地での米軍兵士によるコーラン焼却をめぐり、暴力と激怒の嵐にさらされています。報復襲撃と市民の抗議がアフガニスタン全土で巻き起こり、40人以上のアフガニスタン人が死亡しました。26日には、アフガニスタン北部の米軍基地に手榴弾が投げられ、米兵6人が負傷しました。24日には、アフガニスタン内務省内で、米軍士官2人が射殺されました。米当局者は、アフガニスタンでの状況について非公式に懸念を表明しています。カブールにいる、タイム誌の記者でポラリスイメージズの写真家のジョン・ウェンデルに話を聞きます。「襲撃はまだまだ続くと思います。今回の事件により米軍は撤退がむずかしくなり、アフガニスタンの治安部隊を訓練し彼らが自立してこの国に治安をもたらすようにするという米軍が自らに課した目標の達成は困難になるでしょう」とウェンデルは論じます。

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    2012/2/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 作家ウォルター・モズリイ:推理小説執筆、人種差別、オバマ支持について語る

    黒人歴史月間特集として、今日はクリントン元米大統領が大統領選中に作品を絶賛して有名になった作家のウォルター・モズリイに話を聞きます。モズリイは、ベストセラー推理小説、黒人私立探偵「イージー・ローリンズ」シリーズをはじめ、過去に37作品を発表しています。イージー・ローリンズ・シリーズ最初の作品、1948年が舞台の「ブルー・ドレスの女」は、デンゼル・ワシントンの主演で映画化されました。モズリイは、自身の推理小説を通して数十年にわたる人種差別に立ち向かっていることを評価されています。「イージー・ローリンズを書き始めた頃は、私の父親の世代、ディープサウス(米南部)から世界各地に移り住んだ黒人の男性や女性について書きたいと思っていたんです。ニューヨークに移住し、大きな変化をもたらした人びとの素晴らしいエピソードがいろいろあるんだからこれを作品に含めよう、ってね」とモズリイは語ります。モズリイの最新作「All I Did Was Shoot My Man」は、裕福な企業や武装した暗殺者、それに家族ドラマに満ちた世界を渡る現代の黒人私立探偵「Leonid McGill (レオニード・マックギル)」を追った作品です。

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    2012/2/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国企業が海外で関与した人権侵害について米国の裁判所に提訴できるかどうか 最高裁判断へ

    米国の企業が海外で行った人権侵害について米国内の裁判所に提訴できるかどうかをめぐり、米連邦最高裁で28日に口頭弁論が行われます。この事案はロイヤル・ダッチ・シェルに抗議して処刑されたケン・サロ=ウィワなどナイジェリアの活動家9人に関係するものです。アースライツ・インターナショナル(Earth Rights International)の法務部長マルコ・サイモンズに話を聞きます。アースライツ・インターナショナルは「法廷助言者」として法廷助言書(事件の当事者ではない第三者が裁判所に提出する意見陳述書)を提出した団体です。また、ビルマやナイジェリア、コロンビアなどの国々で人権侵害事件を引き起こした複数の企業を「外国人不法行為請求権法」を使って提訴する道を開いたパイオニアです。法律専門家のなかには今回の事案を、選挙資金調達規制法を大きく変えた「シチズンズ・ユナイテッド」判決に比較して論じる人たちもいます。この判決により、企業は合衆国憲法修正第1条が保障する幅広い権利を有し、政治運動に資金を直接提供できることになりました。「今回の訴えは、人道に対する犯罪や集団虐殺、国家による拷問など深刻な人権侵害に手を貸す企業が、そうした人権侵害によって得た利益を、被害者たちが裁判所に提訴した場合にも、保護しておくことができるのかどうかを問うものです」

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    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「オキュパイ・ベイビー」 ウォール街占拠運動の申し子がタクシーの後部座席で誕生

    ニューヨーク市ブルックリン在住のウォール街占拠運動の組織者が21日夜、赤ん坊を出産しました。その模様は同じく占拠運動の活動家である夫によってビデオに収められました。ベカ・エコノモプーロスとジェイソン・ジョーンズはその夜、ブルックリンの自宅で占拠運動のビデオ会議の司会をする準備をしていました。そこにベカの陣痛が始まったのです。2人はすぐにタクシーに飛び乗りましたが、わずか2ブロック進んだところで出産しました。タクシーの運転手は外に飛び出し、2台の救急車と6台の警察車両が到着するまでオレンジ色の旗を振り回して交通整理に当たっていました。ジェイソン・ジョーンズはその後の模様をビデオ録画し、それをYouTubeで「Occupy Baby」と題して投稿公開しています。

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    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「証券取引委員会を占拠」 金融規制緩和圧力からボルカールールを守れ

    ウォール街占拠運動の最新の分派は「SECを占拠」です。SEC(証券取引委員会)に325ページに及ぶ意見書を提出し、オバマの金融規制改革法(2010年成立の「ドット-フランク金融改革消費者保護法」)の一部で、大銀行が高リスクの投機を行うのを防止するための「ボルカールール」を骨抜きにしようとする金融業界のロビー活動に抵抗するよう求めました。「SECを占拠」の参加者たちは元金融業界の専門職で、業界最大手で働いたことのある人たちもたくさんいます。モルガン・スタンレーやメリル・リンチ、ドイツ銀行でコンピューター・プログラマーとして7年にわたり働いたアレクシス・ゴールドスティンに話を聞きます。彼女は2010年にウォール街を去り、「ウォール街を占拠」の運動が始まると、すぐに参加しました。「銀行がヘッジファンドのまねをしちゃいけません」とゴールドスティンは言います。「ヘッジファンドの存在理由は金を儲け、危険な賭けをすることです。彼らの顧客は本当にお金を持った人たちです。そこでボルカールールができて、『おいおいちょっと待て。巨大銀行はあんなに政府の支援を受けたのだから、ヘッジファンドまがいの商売に手を出しちゃだめだ』と言っているんです」

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    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • カリフォルニア州刑務所ハンストで死者 受刑者の過酷な境遇に非難が再燃

    刑務所内環境に抗議してハンストを続けていた受刑者の死亡を受け、カリフォルニア州刑務所システムに関する疑惑が深まっています。カリフォルニア州ではクリスチャン・ゴメス(27)がコーコラン州刑務所で死亡したのは、30人ほどの他の受刑者たちと共に食事を拒み始めてわずか6日後のことでした。カリフォルニアでは昨年7月、同州の刑務所の過密状態が「不必要な苦しみと死」をもたらしているとして連邦最高裁判所が囚人数を減らすよう命令を出した後、12カ所の刑務所でハンガーストライキが起き、ゴメスを含め数千人の受刑者が参加しました。ゴメスの姉ヤハイラ・ロペスと、受刑者ハンガーストライキ連帯連合(Prisoner Hunger Strike Solidarity Coalition)の弁護士キャロル・ストリックランドに話を聞きます。「(コーコラン刑務所に)入った後、彼はハンストに参加すると説明してくれました。ただ正当な扱いを求めるだけの闘争でした」とロペスは言います。

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    2012/2/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 新しいオバマ大統領の選挙の共同委員長の元上院議員ラス・ファインゴールド:スーパーPAC資金を受け取る大統領は”間違っている”

    オバマ大統領の再選運動に新しく指名された共同委員長の一人が、スーパーPAC(Political Action Committee)の資金を受け取るという大統領の決定や市民的自由に関する記録、アフガニスタンにおける戦争への取り組みを公然と批判しています。ウィスコンシン州選出の元上院議員のラス・ファインゴールドはスーパーPACのオバマ氏の決定を”悪魔と踊ること”と例えました。22日に選挙運動の共同委員と指名された時には、彼が創立した団体プログレッシブズ・ユナイティッド(Progressives United)のウェブサイトのヘッド・ラインには、”大統領は間違っている”との見出しが載っていました。「無制限で公表しない企業寄金を容認するのは大きな間違いだと思います」とファインゴールドは言います。「それはバラク・オバマ氏らしくはないし、民主党のすべきことでもありまん。オバマ氏の再選の助けになるとは思いません。共和党と同様に民主党を企業の権力や企業支配に明け渡すことだと思います」。ファインゴールドは18年間上院議員を務めました。その間、「マッケイン=ファインゴールド」という画期的な運動資金法を立案しました。彼はまたイラク戦争に反対し、米国愛国法の成立に反対の一票を投じた唯一の上院議員でした。2010年の再選に惜しくも惨敗し、団体プログレッシブズ・ユナイティッドを創立しました。

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    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「文化の戦士」リック・サントラム ワシントンの裏を知る人物として国庫交付金と支出記録をめぐり砲火をあびる

    リック・サントラム元ペンシルベニア州選出上院議員が、22日の討論会でワシントンでの投票記録をめぐり何度も批判にさらされました。フィラデルフィア・デイリー・ニュースの記者で、“Pennsylvanian’s Guide to the Rich Santorum You Don’t Know”(『あなたの知らないリック・サントラム、ペンシルバニア人のガイド』という最近の記事の著者、ウィル・バンチに話を聞きます。「基本的に、サントラムには二つの側面があります」とバンチは言います。「一つはメディアによくとりあげられる、妊娠中絶、同性愛者の権利や避妊などをめぐる文化兵士としての側面です。しかし、もうひとつの側面は、私が、何年にもわたって多くの記事に書いてきた、ワシントンの裏を知る人物としてのリック・サントラムです

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    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 極右派や反移民法をめぐり共和党が反発に直面する中、アリゾナで共和党の討論会が開かれる

    共和党の最有力候補者ミット・ロムニーとリック・サントラムが22日夜の討論会でアリゾナ州の移民取り締まりを称賛しました。聴衆の中には、マリコパ郡保安官のジョー・アルパイオの顔も見られました。ロムニーは、当選したあかつきには、オバマ政権がアリゾナ州に対して起こした移民法訴訟を真っ先に却下すると誓いました。サントラムは、アリゾナ州警察が現在行っていること、そしてアルバイオ保安官が連邦政府と衝突する前にやっていたことを行う機会が全米の警察にも与えられるべきだと述べました。サントラムの発言は、数ヶ月前、連邦司法省の調査官が、アルパイオのオフィスでは、「ラティーノ系住民への差別と偏見が広く行きわたっている」と究明したことを踏まえたものでした。アリゾナのジャーナリスト、テリー・グリーン・スターリングは、「共和党のやりすぎ」で11月の選挙で、アリゾナ州でオバマ氏が勝利する可能性が出てきたと言っています。「アリゾナで起きていることは、アリゾナ議会がアリゾナ共和党の極右派によって乗っ取られたということです。極右派が掲げる目標に則った法案が、州議会で通過したり、提案されています。その結果、民主党は『待てよ。穏健派と独立派を我々の陣営に引き込めると思う』と言い始めています」。

    dailynews date: 
    2012/2/23(Thu)
    記事番号: 
    1

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