デイリーニュース

  • ルイジアナのテレビ局  視聴者からの髪型批判に応酬した黒人気象予報士を解雇

    11月、ルイジアナのKTBSテレビ局は、彼女の生来の短い髪型に対する視聴者からの批判にフェイスブック上でコメントを返した、アフリカ系アメリカ人のテレビ気象予報士ロンダ・リーを解雇しました。リーは、「あなたのいう『黒人の女の人』とは私のことですね。カーリーな私の黒人独特の髪型がお気に召さないとのこと、残念に思います。それからショートにしているのは、癌だからではありません。……私は髪を含めて、自分のアフリカ系アメリカ人の血をとても誇りに思っています。……自分に対してもきちんと自信がありますし、外見に気後れを持ったことはありません。女性にも色々な体型の人がいて、様々な国の出身の人がいて、美の基準も多様です。成長過程にある少女たちに、それぞれの生まれつきの肉体と髪の毛に誇りを持つよう手本を示すのは、自分にできる社会貢献の一つだと思っています」と書きました。リーに今回の解雇について、またこの件がインターネット上で広まってから全米より寄せられた彼女への絶大な支持について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/12/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • DV被害者のゴールディ・テイラー  銃の放棄と 全米に拡がる暴力という目に見えない病を語る

    セントルイスで父と兄弟を銃による暴力で失い、後に家庭内暴力の被害も経験したゴールディ・テイラーは、自分の身を守るために銃を購入しました。ニュータウン銃乱射事件の3日後、12月17日テイラーは「父と兄弟を殺されてから、銃を持っていることで安心感がありました。でもいよいよ手放す時が来たと思います」と書きました。オバマ大統領が銃規制へ乗り出すと公言するなか、テイラーに、彼女自身の経験と、コネチカット州ニュータウンから、シカゴの街頭まで、遍在する銃暴力について話を聞きます。シカゴでは、500人近くが2012年一年で殺されましたが、そのほとんどが銃によるものです。テイラーはMSNBCのコメンテーターで、ブログサイト「ゴールディ・テイラー・プロジェクト」(The Goldie Taylor Project)の編集長でもあります。彼女は、大手メディアに、人種や経済階級やジェンダーに関係なく、銃がかかわる全ての殺人事件について、もっときちんとした報道をするよう呼びかけます。

    dailynews date: 
    2012/12/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 独占放送:レナード・ペルティエ 牢獄から医療アクセスを拒否されたこと恩赦の望みについて語る

    米国で最も有名で最も長期にわたって収監されている人物の1人レナード・ペルティエが、現在拘置されているフロリダ州コールマンの連邦刑務所から訴えます。ペルティエは先住アメリカ人活動家でAIM(アメリカン・インディアン運動)の元メンバーです。1975年にサウスダコタ州のパインリッジ・インディアン保留地で起きた銃撃事件で2人のFBI捜査員を殺害する幇助をした罪で有罪となりました。1977年に禁固刑が決まったペルティエはいま68歳。デモクラシー・ナウ!の司会者であるエイミー・グッドマンが15日、ペルティエと話をしました。彼の支持者たちが設定した記者会見に彼が電話をかけてきてこのインタビューが成立しました。

    dailynews date: 
    2012/12/19(Wed)
    記事番号: 
    4
  • マイケル・ムーアからオバマへの詩的嘆願 「大統領閣下お願いです レナード・ペルティエを家に戻らせて」

    歌手のハリー・ベラフォンテとピート・シーガーが14日、「レナード・ペルティエを家に帰らせて 2012年コンサート」をニューヨーク市のビーコン劇場で行いました。ペルティエの37年間にわたる苦難に世間の目を向けるのとオバマ大統領による恩赦を求めてのものです。ペルティエは先住アメリカ人活動家でAIM(アメリカン・インディアン運動)の元メンバーです。1975年にサウスダコタ州のパインリッジ・インディアン保留地で起きた銃撃事件で2人のFBI捜査員を殺害する幇助をした罪で有罪となりました。コンサートでスピーチを行った人たちの中にはアカデミー賞受賞監督のマイケル・ムーアもいました。彼はペルティエの即時釈放を求める自作の詩を朗読しました。

    dailynews date: 
    2012/12/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グリハルバ下院議員 軍事より社会保障を削減するオバマの「財政の崖」対策に異議あり

    アリゾナ州選出の民主党下院議員ラウル・グリハルバが現在進行中のいわゆる財政の壁回避のための交渉で軍事費よりも社会保障費を多く削減するというオバマ大統領の提案に異議を唱えています。オバマ提案では軍事費削減は約1000億ドルですが、社会保障費の削減はそれ以上の1300億ドルに上ります。これは社会保障給付金をインフレ指数を利用して調整した数字です。グリハルバはオバマ提案は「将来の長きにわたる損害」に道を開くものだと話しています。

    dailynews date: 
    2012/12/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「何とかしなければ」:マッカーシー下院議員が語る ニュータウン銃乱射事件後に高まる銃規制を求める声

    ニューヨーク州選出のキャロライン・マッカーシー下院議員は19年前に起きたロングアイランド鉄道乱射事件で夫を亡くしました。同事件では6人が死亡しました。彼女はそれ以来、銃規制運動の先頭に立ってきました。オバマ大統領はジョー・バイデン副大統領をリーダーとする省庁横断の銃暴力特別対策班の設置を発表すると見られていますが、銃支持派の政治家やロビイストたちはニュータウンでの小学校乱射事件からこの5日間ほぼ沈黙したままです。マッカーシー下院議員に、銃規制の法制化に結びつくような政治的な地殻変動が起きているのか質問します。また、いわゆる財政の崖が、精神衛生行政の予算にどう影響するのかについても話を聞きます。精神衛生行政を充実させることは銃による大量殺傷事件を防ぐのに役立つとされています。「確かに変化を感じます。アメリカの人々は、がこれまで為されてこなかった多くの事柄について疑問を持ち始めていると感じています」とマッカーシーは言います。「この種の乱射事件が多過ぎた……今こそ声を大にして訴えます」

    dailynews date: 
    2012/12/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ニュータウン乱射事件後沈黙する 全米ライフル協会 一方、銃規制法案を阻む幅広いロビー活動とALECのつながり明らかに

    12月14日に発生したニュータウンの銃乱射事件で、児童20名と大人7名の、合計27名が犠牲になって以来、全米ライフル協会(NRA)は沈黙を守っています。強力な圧力団体である同協会は、米国における容易な銃器の入手が守られるよう議員たちにずっと圧力をかけてきましたが、そのため、法改正を阻んでいるのはNRAだとの声が多数上がっています。「責任ある政治のためのセンター」(Center for Responsive Politics)によれば、NRAは今年だけで220万ドルを連邦議会へのロビー活動に費やしました。比べて銃規制派のロビー活動に使われたのは18万ドルのみです。NRAが権力と富にものを言わせ、長期に渡り銃規制法案を挫折させてきた様子を、詳細に追跡してきたリサ・グレーブスに話を聞きます。グレーブスは、NRAがその影響を浸透させるため、企業中心大国米国の各州で法案を起草し、草案作りを助ける秘密組織「米国立法交流評議会」(ALEC)を主要な手段として使った経緯を記録してきました。グレーブスはクリントン政権下の司法省で司法副長官補を務め、全米の銃についての政策を担当しました。

    dailynews date: 
    2012/12/18(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「米国人は人殺しだ」:マイケル・ムーアがニュータウン事件と全米各地の銃乱射事件、米国の暴力文化を語る

    伝説的な映画監督マイケル・ムーアが、ニュータウン銃乱射事件発生から数時間後におこなったスピーチの一部を紹介します。ムーアは2002年にドキュメンタリー映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」で米国の銃暴力を描き、アカデミー賞を受けました。12月14日夜、ニューヨーク市で行われたイベントで、ムーア監督はサンディフック小学校の銃乱射事件について語りました。ビデオは映画製作者ローナ・タッカーが提供してくれました。

    dailynews date: 
    2012/12/18(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 銃規制 オーストラリアの場合:96年の銃乱射事件後 銃規制法制定で 再発防止に成功した豪

    12月14日にニュータウン銃乱射事件では27名が犠牲となったばかりですが、もうひとつのニュータウン、オーストラリアで1996年に35名が犠牲となった銃乱射事件がおきた町の場合を検証してみましょう。ポートアーサー銃乱射事件として知られる悲劇が起った僅か12日後、オーストラリア政府は、銃規制法を制定するという超党派の合意を発表しました。以来、銃乱射事件は起っていません。国際的銃器取引規制活動家で、ポートアーサー乱射事件後、オーストラリアの銃規制法改革キャンペーンの先頭にも立ったレベッカ・ピータースに話を聞きます。ピータースは画期的な報告書となった「米国の米規制:州単位の銃器法の比較調査」を、ニューヨークのオープン・ソサエティ・インスティテュート(Open Society Institute)との協力でまとめました。

    dailynews date: 
    2012/12/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ニュータウン銃乱射事件犠牲者の埋葬がはじまるなか ワシントンでは反・銃ロビーの動き始まる

    コネチカット州ニュータウンでは、12月14日のサンディフック小学校での銃乱射事件で殺された26名の犠牲者の最初の葬儀が取り行われました。17日には、共に6歳だったノア・ポズナーとジャック・ピントが、小さな棺に納められ埋葬されました。ニュータウンでの無差別大量殺人を受け、何名もの銃所持賛成派の議員が、銃器販売規制への反対の姿勢を和らげるつもりがあると表明しています。ニュータウン乱射事件が、銃に対する考え方を変えるきっかけとなるのでしょうか?

    dailynews date: 
    2012/12/18(Tue)
    記事番号: 
    1

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