本日は、欧州連合(EU)が2012年ノーベル平和賞を受賞するにあたり、ノルウェーのオスロにあるオスロ市庁舎の外からお送りします。9日、ノルウェーの平和団体とEU反対派は受賞に抗議をするため、ろうそくを手にデモ行進を行いました。デズモンド・ツツ元大主教、北アイルランドのマイリード・マグワイア、アルゼンチンのアドルフォ・ペレス・エスキベルの3人のノーベル平和賞受賞者は、27か国のブロックは武装解除された世界和平というアルフレッド・ノーベルの考えと矛盾しているとして、ノーベル委員会に異例の抗議文書を送りました。本日は、ノーベル平和賞授賞式典会場内から番組を始めます。「EUが完璧だという考えのもと我々はここに集ったわけではない。我々は、ここヨーロッパでは抱えている課題を共に解決していかなければいかないという信念の下、集っています」とノルウェーのノーベル賞委員会委員長のトールビョルン・ヤーグランは語ります。ノーベル賞委員会は、第2次世界大戦後の安定と民主主義に長年貢献したとしてEUの受賞を決定したと発表しています。