デイリーニュース

  • 接続の自由:アーロン・シュワルツ(1986-2013)、オープンなインターネットを守る勝利 インターネット検閲との戦い

    サイバー活動家でプログラマーのアーロン・シュワルツが11日、自らの命を絶ちました。26歳でした。昨年の5月、通称「SOPA」と呼ばれる「オンライン海賊行為防止法案」反対について述べたシュワルツの演説をお送りします。「(SOPAは)名前を変えて再登場するだろう、そして別の口実を掲げ、別のやり方でダメージを与えてくるだろう。間違ってはいけません。『インターネットの自由(Freedom to connect)』の敵は姿を消したわけではありません。次は彼らが勝つかもしれない。そんなことにならないよう、食い止めなければなりません」とシュワルツは語っています。

    dailynews date: 
    2013/1/14(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「偉大な魂」:レッシグ、裁判前に自殺したアーロン・シュワルツについて語る 両親は検察当局を非難

    本日は、11日に26歳の若さで自ら命を絶った先駆者的なプログラマーでサイバー活動家のアーロン・シュワルツの追悼特集をお送りします。シュワルツは、10代でインターネットのあり方を劇的に変えた「RSS」フォーマットの開発に携わり、世界で最も人気のあるサイトの1つ「レディット(Reddit)」の共同所有者になりました。また、彼はクリエイティブ・コモンズの設計にも深く関わり、論争の的となった下院のインターネット検閲法案「オンライン海賊行為防止法案(SOPA)」や上院による同様の法「知的財産保護法案(PIPA)」に反対する市民運動の中心役でもありました。シュワルツは、物議をかもした裁判が始まるちょうど1週間前に首をつり、亡くなりました。彼はマサチューセッツ工科大学のネットワークに侵入し、会員制の学術論文アーカイブの「JSTOR」から大量の記事や論文をダウンロードした罪に問われ、有罪の場合には最高で禁錮35年が言い渡されることになっていました。シュワルツ本人の言葉に耳を傾け、彼の長年の師で友人だったハーバード・ロースクール教授のローレンス・レッシグに話を聞きます。「私たちがやれたはずの事は山ほどあります。私たちはそれを実行しなければなりません。今では、アーロン・シュワルツは象徴、我々の理想になったのですから。

    dailynews date: 
    2013/1/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 大地震から3年 ハイチを救済にきた世界は惨事を見捨てて去っていった

    ハイチに甚大な被害をもたらした大地震から3年が経ちました。The Big Truck That Went By : How the World Came to Save Haiti and Left Behind a Disaster(『通り過ぎていった大きなトラック:ハイチを救いに来て、見捨てて去った世界』)の著者ジョナサン・カッツに話を聞きます。2010年1月12日の大地震の死者数は最終的に約30万人に上り、すでに西半球の最貧国と言われていた国でさらに150万人以上が家を失ったのです。コレラの蔓延は、国連の国際部隊が原因を作ったと言われていますが、8 千人の死者を出し50万人以上が罹患しました。国際社会は数十億ドルに上る援助を約束しましたが、復興作業はかろうじて始まったばかりで40万人がいまも 混雑するキャンプ生活を余儀なくされています。ハイチを取材して4年のカッツが、この復興の取り組みがどこで間違ったのかを話します。

    dailynews date: 
    2013/1/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マット・タイビとウィリアム・ブラック 金融救済の秘密と不当差し押え問題の和解による銀行の免責を語る

    金融業界を救済した莫大な支援措置から4年、ローリング・ストーン誌のマット・タイビと元上級金融規制官ウィリアム・ブラックとともに金融セクターの現状を見ていきましょう。タイビはローリング・ストーン誌の新たな記事で、政府は単に金融業界を救済しただけではなく、金融業界のために国民に嘘をつき、経営不良銀行を良好であると偽ったり、受領する救済金の金額をかくしたりしたと論じています。不当な差し押さえが行われた問題で総額85億ドルの賠償金支払いによる和解が成立したことで、銀行に対するの政府の対応が今週にはいって再び衆目を集めています。書類の不備や審査抜きの機械的な署名や粉飾ローンなどによって、アメリカの数百万人の自宅所有者が不当な差し押えを受けていたのですが、この和解によって独立機関による全案件の再審査も終了することになります。つまり銀行は数十億ドルに及ぶ可能性のある今後の罰金や刑事訴追を免れることになるのです。

    dailynews date: 
    2013/1/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「壮大な失敗」 財務長官に指名のジャック・ルーの過去は銀行と緊縮財政と規制緩和の味方

    元金融規制担当官ウィリアム・ブラックとローリング・ストーン誌のマット・タイビ記者がティモシー・ガイトナー財務長官の後任としてオバマ大統領が指名するジャック・ルーの経歴について分析します。現在大統領首席補佐官のルーは2006年から08年の金融危機当時までシティグループの重役でした。クリントン政権では行政管理予算局長を務め、金融規制緩和を推進しました。当時クリントン政権の下で2つの重要な金融規制緩和が実現しました。1999年の金融業務近代化法と2000年の商品先物近代化法です。ウィリアム・ブラックは知的犯罪の研究者で元上級金融規制官でThe Best Way to Rob a Bank Is to Own One(『銀行強盗の最良の方法は銀行を持つこと』)という著書もあります。ローリング・ストーン誌寄稿編集者のタイビはGriftopia : A Story of Bankers , Politicians , and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力略奪』)の著者です。

    dailynews date: 
    2013/1/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • NY市警に職務質問されたブロンクス住民 裁判で「路上尋問」は違法の重要判決を勝ち取る

    連邦裁判事は、ブロンクスにおいて、ニューヨーク市警察が民営住宅ビルの外で通行人への(職務質問のための)呼び止めを日常的に行うことは許されないとの判決を下しました。このような呼び止めは「クリーンなホール(Clean Halls)」と呼ばれるアパートの建物内から違法行為を排除することを目的としたプログラムの一環として行われているものですが、一部住民からは、自分が住んでいるビルの外で警察に呼びとめられ嫌がらせを受けたと苦情が出ていました。ニューヨーク市警の「路上尋問(stop-and-frisk)」に関するこれまでのデータで、アフリカ系アメリカ人とラティーノの男性が呼び止めの対象になる割合が、人口比からみて不自然に高いことが明らかとなっています。「ブロンクス防衛団」(The Bronx Defenders)の顧問弁護士で今回の裁判の弁護団一員でもあるモリー・コヴェル弁護士と、ブロンクス住民で自宅を「道路の安全確保」プログラム地域に指定され、友人が出てくるのを外で待っていたときに不当に逮捕された主張するアブダラ・ターナーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 討論:チャベス療養中のベネズエラ 昔からの不和が政変となり吹き出す危険

    ベネズエラは1月10日に予定されていた大統領就任式を、ウゴ・チャベス大統領が未だキューバで入院中なため延期しました。同国最高裁判所は、チャベスはいまなお大統領であるとしていますが、野党からは代理政権発足と、新たな選挙を行うよう求める声があがっています。デモクラシー・ナウ! は、チャベス政権とベネズエラの未来について、討論の場を提供します。ゲストは「米州対話フォーラム」(The Inter-American Dialogue)会長でジョージタウン大学助教授のマイケル・シフターと、ベネズエラ出身のポモナ大学教授で新著"Venezuela: What Everyone Needs to Know"(『ベネズエラについて知っておくべきこと』)を近日出版予定のミゲル・ティンカー・サラスです。

    dailynews date: 
    2013/1/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ジョン・ブレナンがCIA長官に指名される中 ソマリア出身者拘束でオバマ政権の秘密移送が明るみに

    テロ容疑者を秘密裏に拘束し正式な司法手続きなしで海外で尋問しては特例拘置引き渡しで米国に移送してくるという問題の多いやり方を、オバマ政権が密かに採用している件で新たな事実が明らかになりました。ワシントンポスト紙がこのほど、ソマリア系の3人のヨーローッパ人男性が東アフリカのジブチで昨年8月に「疑わしい名目」で逮捕されていたことを報じました。彼らはその後米当局者による取り調べを受け、米国の大陪審で秘密裏に起訴されてから公判のために米国に移送されました。このニュースは、今週ジョン・ブレナンがCIA長官に指名されたというニュースと時を一にしていました。ブレナンは2008年にもCIA長官指名寸前でしたがジョージ・W・ブッシュ政権時のCIAで果たした役割やいわゆる「強化尋問技術(Enhanced interrogation techniques)」や特例拘置引き渡しについて公に支持を表明していたことに抗議が巻き起こったため、指名前に辞退を表明せざるをえませんでした。拘束されているソマリア出身者3人のうちの1人モハメド・ユスフの弁護士エフライム・サビットと、平等な正義フォーラム(Equal Justice Forum)の人権調査員で理事のクララ・ガタリッジに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/9(Wed)
    記事番号: 
    3
  • パート2: アルジャジーラのサミ・アルハジ グアンタナモ刑務所でのハンスト438日を語る

    米軍のグアンタナモ収容所で6年にわたり収監され拷問を受けたアルジャジーラのジャーナリスト、サミ・アルハジへの独占インタビューのパート2をお送りします。収容に抗議して行った438日に及ぶハンガーストライキの詳細が語られます。アルハジは2001年12月、取材の職務でフガニスタンに向かう途中パキスタンで逮捕されました。彼は6年間、正式な起訴もなく拘束され、繰り返し拷問を受け頭にフードをかぶせられ犬をけしかけられ天井から吊るされました。取調官は彼に、アルジャジーラはアルカイダの隠れ蓑ではないのかと、100回以上、質問しました。アルハジは2007年1月から2008年5月に釈放されるまでハンストを続けました。インタビューのパート1はここをクリック

    dailynews date: 
    2013/1/9(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 火に包まれるオーストラリア: 記録的猛暑と山火事が世界最大の石炭輸出国を飲み込む

    オーストラリアの天気図に華氏122度(摂氏50度)を超える2つの色が新たに加えられました。同国80年以上の観測史上で最も激しい猛暑です。山火事は6州にわたって燃え広がり、タスマニア州では約2万ヘクタールの森林や農地が焼け落ちています。シドニーからオーストラリア青年気候連合(Australian Youth Climate Coalition)の共同創設者で議長のアナ・ローズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/9(Wed)
    記事番号: 
    1

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