数日前に禁固30カ月の判決を受けたばかりの元CIA職員ジョン・キリアコウに話を聞きます。米政府の拷問プログラムに関連して禁固に処せられる初のCIA職員です。司法取引で、キリアコウは秘密諜報員の1人の身元をフリーランス記者に明かし諜報員身元保護法に違反したという1件でのみ、有罪を認めました。記者はその情報を記事にしませんでした。支援者たちは、キリアコウがCIA職員として初めてブッシュ政権が水責めの拷問を行使したことを公に認め、その手法の詳細を明かしたために、不当な攻撃を受けているとしています。ワシントンDCからキリアコウが、担当弁護士ジョスリン・ラダックとともに話します。ラダックは政府の説明責任プロジェクト(Government Accountability Project)の「国家安全保障と人権」部のディレクターです。「これは機密漏洩事件ではありません。拷問に関する事件です。拷問に関して内部告発したために刑務所にはいることになったのだと思います」とキリアコウは言います。「[CIAに入る時]宣誓しましたが合衆国憲法に対する宣誓でした……そして私にとっては、拷問は憲法違反なのです」