デイリーニュース

  • ドナーズ・トラスト:裕福な寄付者の右派への密かな資金提供を手助けする知られざる団体

    非営利の慈善団体「ドナーズ・トラスト」(Donors Trust)は1999年以来、1000以上の右派および自由主義団体に対し、4億ドル近くの寄付を非公開で行ってきました。こうした寄付を密かに行えることが、この団体の存在意義のようです。つまり、裕福な寄贈者たちはこの団体を通すことで、世間の注目を浴びることなく、自分たちの意に沿う右派的な活動を支援できるわけです。これまでで最も詳細な会計報告によると、ドナーズ・トラストの寄付の行き先は、右派が推進する項目を網羅しており、マザー・ジョーンズ誌をして、「右派の黒い金のATM」と呼ばしめました。公益擁護センター(Center for Public Integrity)の政治編集者で、同団体による数ヶ月にわたるドナーズ・トラストに対する調査の報告書を共同執筆したジョン・ダンバーから話を聞きます。「彼らは基本的は連絡橋のようなものです」。ドナーズ・トラストについて、ダイバーはこう言います。「彼らは、例えばコーク財団のように、主に財界の実力者によって作られている、大規模で著名な民間財団の一種の斡旋人として機能しています。彼らはこうした財団からの金を、全米の右寄りで自由市場主義のシンクタンクを結ぶ、巨大なネットワークへと流しているのです。」

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    2013/2/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「ラディカルな考えを解き放て」ハリー・ベラフォンテが演説、全米黒人地位向上協会のスピンガーンメダル受賞で

    ミュージシャンで俳優のハリー・ベラフォンテは、世界的なスターになる一方で、社会的活動に長年深く携わってきました。キング牧師の親友の1人だったベラフォンテは、1963年のワシントン大行進の組織にも手を貸しました。16日、全米黒人地位向上協会は最高峰のスピンガーンメダルをベラフォンテに授与しました。「自由を求めて数多くの戦略が社会の各層で行われてきました。今日の我々の戦いの方程式で欠けているのは我々が急進的な考えを解き放つべきということだと思うのです。自由追求の指針となる急進的な考えと声なしでは、国が民主化拡大という我々の望みに応える行動を起こすことは決してありませんでした」とベラフォンテは受賞スピーチで語りました。

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    2013/2/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「すべての声を拾い上げよう」上院議員候補のコーリー・ブッカー、ハリー・ベラフォンテの生涯を称賛

    ニュージャージー上院議員フランク・ローテンバーグが再出馬しない意向を発表した1時間後、ニューアーク市長のコーリー・ブッカーはニューヨークで行われた全米黒人地位向上協会(NAACP)の式典でハリー・ベラフォンテを紹介していました。ブッカーは正式に選挙活動を開始していませんが、2014年選挙の資金調達を開始するための法的要件となる、団体設立申請を連邦選挙委員会に提出しています。ブッカーは演説の中で、ベラフォンテの公民権と正義に捧げた生涯を称えました。「懸念する速度で黒人男子を失っています。人びとが鎖でつながれていた時代から、多くの黒人男性がこの自由の国の刑務所において手かせ足かせをつけられている現在に、どうしてなったのでしょうか。ニュージャージー州のように、黒人が人口の13パーセントだけなのに、受刑者の65パーセントが黒人という州もあります。そこには何か問題があり、ハリー・ベラフォンテはそれについて話し合いたいのです」とブッカーは語ります。

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    2013/2/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • キーストーンXLパイプラインの中止とオバマ大統領に「気候変動対策の前進」を求め数万人がデモを決行

    18日に何万もの人が集まりワシントンD.C.のナショナルモールで行われた「気候変動対策の前進(Forward on Climate)」の集会のハイライトを本日はお届けします。参加者は米国とカナダ全土から集まり、タールサンドをアルバータ州からメキシコ湾沿いにある精製所まで輸送するキーストーンXLタールサンド原油パイプライン計画を却下するよう、オバマ大統領に要求しました。デモ組織者らは、18日のデモを「史上最大の気候変動デモだ」とし、レノックス・イヤーウッド師はキング牧師が公民権のために1963年に行ったワシントン大行進のようだと話しています。本日は、オバマ大統領の元環境問題顧問のバン・ジョーンズとカナダ先住民サイクズ人の指導者ジャクリーン・トーマスと350.orgのビル・マッキベンに話を聞きます。

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    2013/2/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 全米黒人地位向上協会:投票妨害や選挙権侵害に対処する新しい選挙管理委員会が必要

    12日の一般教書演説でオバマ大統領はこの国の破綻した投票システムを修正するために新たな超党派委員会の創設を発表しました。聴衆の中には2012年選挙で投票するまでに何時間も待たされた102歳のデジリン・ビクターもいました。ビクターはフロリダ州に住んでいますが、同州では投票所の長い列にうんざりして投票に至らなかった人が推定で20万人いたとされています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のベンジャミン・ジェラス会長は、長い行列は新たな選挙管理委員会が取り組むべき投票妨害の一つに過ぎないと語ります。

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    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ドーナーからウェイコやMOVE爆破まで どんどん軍事化する国内の治安活動

    元ロサンゼルス市警官クリストファー・ドーナーが死亡した12日の火災は、1993年に多数の死者を出したテキサス州ウェイコのブランチ・ダビディアン施設急襲や、1985年のフィラデルフィアの黒人解放団体MOVE本部への警察による爆撃を連想させます。ウェイコの事件では連邦捜査当局は発火性の催涙ガスの使用を何年にもわたって否定していました。この火災で施設内の76人が死亡しています。MOVE爆破では成人6人子供5人が死亡しました。シアトルの元警察署長ノーム・スタンパーと、近日刊のRise of the Warrior Cop : The Militarization of America’s Police Forces(警官戦士の誕生:米警察の軍隊化)の著者ラドリー・バルコに話を聞きます。

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    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 焼き討ちか? 連続警官射殺事件の容疑者に発火性の催涙ガス使用で警察に批判

    ロサンゼルス市警へのテロ作戦としてこの2週間で同市警官ら4人を殺害してきたとされるクリストファー・ドーナーですが、カリフォルニア州検視局は回収した遺体が彼のものであると断定しました。同州史上最も広範囲に及んだ容疑者追跡劇の末、ドーナーは焼け落ちた州内の山小屋で遺体で発見されました。彼の隠れ家の炎上が警察によって故意に惹き起こされたのではないかとの疑いが浮上してきました。というのも市警当局が発火性の催涙ガスを使用したと認めたからです。警察無線の録音記録では、サンバーナーディーノ郡保安官局が「バーナー(燃やすもの)」と通称される引火性の催涙ガス弾を投入する計画だったことが示されています。また別の、TV局KCALによる生放送でも、「やつを火で炙り出せ」とか「小屋を焼き落とせ!」と叫ぶ警察官の声が背後から聞こえています。シアトルの元警察署長ノーム・スタンパーに話を聞きます。「故意であろうがなかろうが、7発のバーナーを木造の小屋だったとみられるものに発射すれば、焼け落ちることは目に見えていました」

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    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 10億人で立ち上がれ:劇作家イヴ・エンスラーが 性的虐待に抗議する国際ダンス・デーを企画

    2月14日、世界各地で街頭ダンスによるアピールが行われます。これは世界の200カ国以上で展開する、女性に対するレイプや性的暴力の撲滅を目的とする「10億人で立ち上がれ」(One Billion Rising)活動の一環です。この活動を先導しているのは、劇作家で『ヴァギナ・モノローグ』を執筆したイヴ・エンスラーです。ジェンダー差別による暴力被害者の支援のため滞在中のコンゴ民主共和国より、エンスラーに話をききます。また、ラビ・シャンカールの娘で、自身著名なミュージシャンであるアヌーシュカ・シャンカールが、子ども時代性的虐待を受けたことを告白するビデオも放送します。

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    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「殺戮と勾留の2年間」:バーレーンの民主化運動  蜂起を記念

    2月14日、アラブの春のなかでも最長の民衆蜂起と言われている、バーレーンの民主化運動2周年記念日に、バーレーンの治安部隊が10代の子どもを射殺しました。2011年の2月以来、少なくとも87人が、米国からの支援を受ける治安部隊の手で殺されています。投獄されたバーレーンの人権活動家アブドゥルハディ・アルクワジャの娘、マリアム・アルクワジャに話を聞きます。マリアムは「バーレーン人権センター」(Bahrain Center for Human Rights)の前会長ナビール・ラジャブが逮捕、勾留されて以来、会長代理を務めています。同センターは先日、Two Years of Deaths and Detentions(『殺戮と勾留の2年間』)と題された報告書を出版しました。マリアムは「湾岸地域人権センター」(Gulf Center for Human Rights)の共同代表も務めています。

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    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「大統領に圧力を掛けるべき」:女優ダリル・ハンナが キーストーン・パイプライン建設拒否を大統領に求める活動中 逮捕される

    女優ダリル・ハンナが、キーストーンXLパイプライン建設抗議運動のために逮捕されるのは、この半年で2度目です。ハンナは2012年10月には、テキサス州で逮捕されています。2月13日、ハンナとそのほか47人がホワイトハウス前で逮捕されました。「自ら現場に行き、立ち上がって行動を起こすのは、一市民として当然の義務だと思います」とハンナは語ります。「世論調査によればこの国の大多数が、気候危機に非常に危機感を持ち、何らかの対策が採られることを望んでいます。それが実現されるには、市民である私たちが強く要求していくしかありません。オバマ大統領は『自分に圧力を掛けてほしい』と言っています。だったら、私たちが出かけていって、彼に圧力をかけようじゃありませんか」

    dailynews date: 
    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    2

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