デイリーニュース

  • 連邦裁 ウィキリークスの元ボランティアのEメールとツイッター情報の米政府による秘密裏入手は合法と裁定

    連邦控訴裁判所は、ウィキリークスに対する調査の一環として、米政府がインターネット利用者らの個人情報を秘密裏に入手し続けてもよいという判断を下しました。この訴訟には、コンピュータ・セキュリティ研究者ジェイコブ・アップルボームとアイスランドのビルギッタ・ヨンスドティル議員はじめ、内部告発サイトのウィキリークスとつながりのある3人が関与しています。いずれも、米政府に自分のツイッターの口座記録を求められた人たちです。これらのアカウント所持者たちを代弁して、米国自由人権協会(ACLU)と電子フロンティア財団(EFF)は、政府の召喚令状はアカウント所持者のプライバシーの権利を侵害しており、彼らには政府がなぜ自分に関する情報を求めているのか、その理由を知らされるべきだと主張しました。

    dailynews date: 
    2013/2/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 平等を求めるスカウト:レズビアンの両親を持つイーグル・スカウトメンバーがボーイスカウトに同性愛メンバーの除外解除を要求

    「ボーイスカウト・オブ・アメリカ」(The Boy Scouts of America:BSOA)は2月4日、3日間の会議を開幕しました。同団体の全国理事会はそこで、同性愛者であることを公にする人物の入隊禁止という、論議の的となっている規則の廃止を検討する予定です。この禁止規則に反対している、ボーイスカウトの元メンバーと現役メンバー、そしてリーダーたちの一団が、ダラスにあるBSOA本部前に結集しました。歴史的な決定を前に、「平等を求めるスカウト」(Scouts for Equality)という団体の設立者でイーグル・スカウト(21個以上の技能賞を得た最高位のメンバー)のザック・ウォールズから話を聞きます。ウォールズのレズビアンの両親は、彼のボーイスカウト活動に積極的に関わっていました。彼は他の人たちにも同じような機会が与えられることを願っています。彼は、My Two Moms: Lessons of Love, Strength, and What Makes a Family(『僕の二人の母親:愛と強さと何が家族を作るのかのレッスン』)の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2013/2/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 殺害リストの暴露:米国市民の暗殺に“地理的な境界線はない” オバマのメモ漏洩

    米国市民を罪状なしで暗殺することを法的に正当化するオバマ政権の内部文書が初めて暴露されました。米司法省の極秘メモの中で、オバマ政権は、米国市民が米国を攻撃する進行中の計画に関わっていることを示す諜報資料がない場合でも、米国市民を国外で暗殺する法的権限があるとしています。アメリカ自由人権協会(ACLU)の法務副部長ジャミール・ジャファーから話を聞きます。「メモを見れば、そこには地理的な境界線がないことがわかります」と、ジャファーは言います。「オバマ政権はある意味、[ブッシュ大統領よりも]大きな権限を主張しています。その権限とは当局が米国市民を殺害するのに地理的な境界線はないというものです」。

    dailynews date: 
    2013/2/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ローザ・パークス生誕100年 モンゴメリー・バス・ボイコット事件の前と後も続いた抵抗の生涯を振り返る

    ローザ・パークスは、1913年2月4日に生まれ、本日2013年2月4日は、生誕100年にあたります。1955年12月1日、パークスはアラバマ州モンゴメリー市の市営バスで白人の乗客に席を譲ることを拒否しました。彼女の抵抗行動によりモンゴメリー市営バスに対する13か月間のボイコットが行われ、これにより公民権運動に火が付きました。本日は、ローザ・パークスの生涯を新著The Rebellious Life of Mrs. Rosa Parks(『ローザ・パークスの抵抗の生涯』)の著者で歴史家のジャンヌ・セオハリスとともに見ていきます。騒動を起こす気などない、くたびれた裁縫師としてしばし記述されるパークスは、実際には、モンゴメリー市営バス内での歴史的な行動のはるか前から、そしてそのずっと後も運動を行っていた公民権活動家でした。「彼女は、多くの意味で20世紀で最も著名なアメリカ人の一人ですが、いまだに彼女は子供の本に出てくる英雄のような扱いをされています。ローザ・パークスを豊かな抵抗の生涯ではなく、たった1日のただ1回の行動で説明することで、私たちは彼女の遺したものをないがしろにしているのです」とセオハリスは語ります。また、ローザ・パークスが自身の言葉で語っている声もお届けします。

    dailynews date: 
    2013/2/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 自殺や脳損傷が多発 NFLから少年リーグまで フットボールの安全性に疑問

    3日の日曜にはスーパーボウルが開催されますが、脳震盪と脳損傷の関連性を示す証拠が数々と持ち上がる中、フットボールの安全性が多く問題視されるようになっています。オバマ大統領も最近この問題を重視して「もし息子がいたならフットボールをやらせてよいものかじっくり真剣に考えていただろう」と発言しています。元プロレスラーでスポーツレガシー研究所の共同創設者クリス・ノウィンスキに話を聞きます。彼はまた脳震盪の影響を研究するために140人以上のスポーツ選手や軍隊経験者の脳を学術貯蔵しているボストン大学外傷性脳疾患研究センターの共同所長でもあります。彼の著書 Head Games : Football’s Concussion Crisis(『ヘッド・ゲームズ:フットボールによる脳震盪の危険性』)に、新作ドキュメンタリーが焦点を当てています。

    dailynews date: 
    2013/2/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 『遠く離れた革命』:ムミア・アブ=ジャマール ブラックパンサーから刑務所ジャーナリストへの道のり

    2月1日、新作ドキュメンタリー Long Distance Revolutionary : A Journey with Mumia Abu-Jamal(『遠く離れた革命:ムミア・アブ=ジャマールとともの旅路』)が、ニューヨーク市で初日を迎えます。この映画から抜粋を放送し台本、製作、監督のスティーブ・ビットリアと、長年にわたり何度もアブ=ジャマールにインタビューをしてきたプリゾン・ラジオのノエル・ハンラハンに話を聞きます。映画には女優ルビー・ディーや記者のタリク・アリ、作家ミシェル・アレクサンダーらムミアの支援者たちの多くが登場します。

    dailynews date: 
    2013/2/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ムミア・アブ=ジャマール:「米国は急速に世界最大の野外刑務所になりつつある」

    2月第1週、 自身の人生に関する新作映画Long Distance Revolutionary(『遠く離れた革命』)がニューヨーク市内で封切られるのに合わせ、ムミア・アブ=ジャマールがデモクラシー・ナウ!に電話をかけてきて珍しい生インタビューが成立しました。死刑判決から29年、彼はいまペンシルベニア州マハノイの州立刑務所の一般棟に収監されています。「今、自分が囚人ではないと思っている人々の自由とはどの程度のものですか?みなさんのコンピューターは政府の誰かに読まれているし、手紙も電話も傍受されています」とムミア・アブ=ジャマールは言います。「私たちはいま警備国家に暮らしているのです。そこで米国はいま急速に世界最大の野外刑務所になりつつある。私たちは自由を語ることができ、また合衆国も自由語ってきた長く卓越した歴史を持っている。しかし私たちはその自由を例証してきたのでしょうか?その答えは実に明快だと思います。してこなかったのです。」1982年、ムミアはフィラデルフィア市警の警官ダニエル・フォークナー殺害の罪で死刑を宣告されました。2011年、控訴審は彼の有罪は維持しながらも死刑判決は取り消しました。陪審団への説示に混乱させるものがあったというのが理由でした。

    dailynews date: 
    2013/2/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「伝説的」な元NY名物市長逝く 人種間緊張と社会政策など様々な毀誉褒貶

    民主党の元ニューヨーク市長エド・コッチが1日未明、逝去しました。88歳でした。1978年から89年までニューヨーク市長を3期にわたって務めたコッチは、市を財政破綻の瀬戸際から救った功績を広く認められていますが、デモクラシー・ナウ!の共同ホストであるフアン・ゴンザレスは、その成功が労働組合の犠牲の上に達成されたものでもあったと指摘します。若かりし頃のベトナム戦争反対運動から、アフリカ系市民やラティーノ市民との敵対関係、低所得者総向けの大規模な住宅プログラムの開始、さらにはニューヨーク市のHIVエイズ禍初期の政治的対応で批判を浴びるなど、ゴンザレスはコッチを毀誉褒貶の激しい人物だったと言います。また気骨のある立ち振る舞いでも知られており、そのために全米的な人気を得たり何度も政治的な論議を巻き起こしたりしました。「喧嘩っ早いニューヨーカーのスピリッツをいつも体現していたという感じですかね」とゴンザレスは言います。「彼の有名な台詞に『オレってどんな感じだ?うまくやってるかい』というやつがありますが、みんな、思うにいま彼の時代を振り返ってみれば『ああ、市長、あんた、かなりよくやったよ』と言うんじゃないでしょうか」

    dailynews date: 
    2013/2/1(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「リデンプション」:空きカン拾いで生きのびる貧困労働者を追った記録映画がアカデミー賞候補に

    HBO制作の記録映画「リデンプション」は、ニューヨークで歩道やゴミ箱、集合住宅の敷地からビンや缶を回収して暮らしている、ほとんど人目にふれない人々を検証しました。その多くは失業して、ひっそりと貧困生活に堕ち、社会の片隅で暮らすようになった人々です。この作品は2013年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー部門にノミネートされました。共同監督のジョン・アルパートとマット・オニールは2人ともニューヨークのチャイナタウンにあるコミュニティ・メディアセンター、ダウンタウン・コミュニティ・テレビジョン・センター(DCTV)で活動しています。

    dailynews date: 
    2013/1/31(Thu)
    記事番号: 
    3
  • オバマ大統領、移民改革の望みをふくみつつ厳罰化の懸念

    2期目をスタートさせたオバマ大統領は包括的な移民法改革に意欲を示し、国内に在住する推定1千100万人の無届移民の一部に市民権獲得の道を開く超党派の上院法案を支持しています。しかしその一方で、国境警備の強化、ヴィザ期限の切れた滞在者の追跡システムも必要だと述べており、無届移民の犯罪者扱いと軍事的手段の投入で過去最大の強制送還者を出した1期目の政策を継続するのではないかと懸念されています。本日は3人のゲストを迎えて座談会を行います。Advocacy and Policy at the United We Dream Coalition(私たちのドリーム支援運動連合)代表ロレーラ・プラエリ、Border Network for Human Rights(国境人権ネットワーク)創立者のフェルナンド・ガルシア、コロンビア大学アジア系米国人研究所の歴史学教授マエ・ンガイの3氏です。

    dailynews date: 
    2013/1/31(Thu)
    記事番号: 
    2

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