ノートルダム大学の花形ラインバッカーでチーム主将であるマンタイ・テオがメディアの脚光を浴びています。彼が付き合っていたと言われるガールフレンドがそもそも存在していなかったと報道されたからです。その彼女は白血病で死んだとされ、彼女のために彼は最高のフットボール選手になろうと決めたと言われていました。ノートルダム大学はこの作り話問題で調査を始めましたが、一方で2010年にフットボール選手が犯したとされる性的暴行問題での大学の対応は鈍いと、スポーツ記者デイブ・ザイリンは批判しています。19歳の犠牲者リジー・シーバーグが自殺した後になってようやく、フットボール部は問題の調査を始めました。「リジー・シーバーグのために流す涙はなく、暴行被害を受けたと主張する匿名の他の女性たちにも涙はなし。なのにマンタイ・テオには同情いっぱい」とザイリンは言います。「これはもうノートルダム大学の文化そのものを表しています。『戦うアイルランドフットボール魂』というカネになるブランドが何よりも大事というわけです」