デイリーニュース

  • エルサルバドル大統領選、左派FMLNのマウリシオ・フネスが勝利 20年続いた保守政権に終止符

    
エルサルバドルで大統領選挙が行われ、かつての反政府勢力ファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)のマウリシオ・フネス候補が勝利し、20年続いた保守政権に終止符が打たれました。フネスの得票率は51%で、右派の与党「国民共和同盟」(ARENA)出身のロドリゴ・アビラの49%を上回りました。アビラは15日に敗北を認めました。 FMLNは、かつて米国の支援を受けた軍事政権に対して抵抗運動を展開した反政府ゲリラ組織の連合体です。エルサルバドルでは18年間にわたる内戦で7万人以上の死者が出ましたが、その多くは政府軍や右派民兵組織によって殺害された一般市民です。

    dailynews date: 
    2009/3/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 離任後初の旅行でカナダに向かうブッシュ前大統領を逮捕あるいは国外追放するよう、カナダの法律家グループが呼びかけ

    ジョージ・W・ブッシュ前大統領は、3月17日、大統領職離任後初の海外訪問でカナダに向かいますが、カナダの法律家グループがブッシュのカナダ入国阻止を試みています。団体、ロイヤーズ・アゲンスト・ウォー(反戦法律家の会)は、海外の収容所での拷問の使用を容認したことで、ブッシュを追放あるいは拘束すべきだと語っています。 また同団体は、カナダ当局がブッシュ入国を拒否しないのであれば、戦争犯罪と人道に対する罪でブッシュを逮捕し裁判にかけるべきだと言っています。
    dailynews date: 
    2009/3/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 『ムスリム世界に取り組んで』 中東研究者フアン・コールが語る、イラク、アフガニスタン、パキスタン、イスラエル

    米‐中東問題を長年にわたって分析してきたミシガン大学歴史学教授、フアン・コールが、イラク撤退計画、アフガニスタンでの戦争拡大、パキスタン国内での無人機による爆撃の継続、イスラエルと占領地に対する米国の政策などなど─オバマ政権下の米外交政策について徹底的な検討を行います。コールの新著Engaging the Muslim World(『ムスリム世界に取り組んで』)は3月17日に発売されます。

    dailynews date: 
    2009/3/17(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 不景気の最大の被害者は有色人種コミュニティ

    米政府の公的資金による救済を受けた大手保険会社AIG幹部への巨額ボーナス支給が人々の怒りをかきたて、今回の経済破綻で利益を得るのは誰かという疑問が再び注目を集めています。番組では、経済破綻でもっともひどい打撃を受けている人々、すなわち全米の有色人種コミュニティに注目します。センター・フォー・ソーシャル・インクルージョン(包括的社会センター)が最近発表した報告書によると、有色人種コミュニティは、施設整備費用、雇用創出、その他の主要な公共サービスのいずれにおいても、あいかわらず過度に少ない供給しか受けていません。報告書作成者たちは、連邦政府が景気刺激策として計上している額のうち数十億ドルを有色人種コミュニティが必要とするものに重点的に支給するよう、政府に要求しています。
    dailynews date: 
    2009/3/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • マーク・ダナー 「ブッシュは囚人への拷問に関してウソをついた」

    赤十字国際委員会は2年前の非公開報告書で、ブッシュ政権による囚人の扱いはジュネーブ条約に違反する「拷問にあたる」との判断を下していました。この事実はCIAの極秘収容施設で拘束されていた人たちへの聞き取り調査で明らかになったものです。作家でジャーナリストのマーク・ダナーがニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス誌で同報告書のかなりの部分を公表したため初めてわかったことです。赤十字国際委員会は、CIAの収容所に拘禁されていた14人の証言 による虐待の詳細が驚くほど一致していると報告しています。 虐待には殴打、睡眠剥奪、極度の高温あるいは低温状態の強制、そして時には水責めもありました。

    dailynews date: 
    2009/3/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 世論の厳しい非難にさらされ、議会はAIGへの救済資金からボーナスとして支払われた数百万ドルの回収を表明 それなら税金による莫大な救済資金そのものを回収したら?

    保険業界大手のAIGが税金による巨額の救済金を受けながら幹部社員に各100万ドル級のボーナスを支給していたことで、世論の怒りが高まっています。これに応えて連邦議員たちは、注入した公的資金からボーナス分を回収すると表明しています。しかし合計1億6500万ドルに達する幹部へのボーナス支給額も、AIG救済に投じられる公的資金の大きさに比べれば微々たるものです。消費者運動家のラルフ・ネーダーと経済学者でアメリカン・プロスペクト誌の共同創設者で共同編集長であるロバート・カトナーに話を聞きます。カトナーは「ガイトナー財務長官はオバマ政権にとってのマイナス要因となっているので、あと2カ月以内に辞めるだろう」と言っています。
    dailynews date: 
    2009/3/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • タリク・アリが語るパキスタンにおける人民の勝利、オバマのアフガン戦争拡大、米軍によるイラク占領の6年間

    市民の激しい抗議を受け、パキスタン政府が、一度解任した最高裁長官イフティカル・チョードリーを復職させたことについて、The Duel: Pakistan on the Flight Path of American Power(『対決:米国覇権の経由地パキスタン』)の著者で、パキスタン系英国人作家のタリク・アリの意見を聞きます。また、アリが「不可解」と表現するオバマ大統領による米軍のアフガニスタン占領の拡大と、米軍のイラク侵攻6周年についても話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/3/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 経済不安の中、タリク・アリが求める「社会主義の再考」

    英国の作家タリク・アリは、この金融危機に際して、米国は社会主義を論じることをタブー視するのをやめるべきだと訴えています。アリは南米の大衆運動が、社会医療保険などの変化を求める上で米国の活動家らが追随するモデルになると述べています。
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    dailynews date: 
    2009/3/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「犯罪者にはボーナスをやるのではなく、さらし者にするべき」:ベテランジャーナリストのロバート・シーアが語るAIGのボーナス、“裏口救済”、オバマがガイトナーとサマーズを解雇すべき理由

    米議会に現れた保険大手AIGの最高経営責任者エドワード・リディは、なぜ経営破たんした同社が1700 億ドルの公的資金投入を受けた後、1億6500 ドル超のボーナスを支給するのか繰り返し問われました。オバマ政権は激しい怒りをあらわにしていますが、一部の当局者がボーナス支給について数ヶ月間知っていたことを示す具体的な詳細も明らかになっています。一方、AIGが何百億ドルもの公的資金を複数の他の銀行に注ぎ込んでいるという、より大きな不祥事かもしれない事実についてはまだほとんど注目されていません。ベテランジャーナリストで、政治系ウェブサイト『トゥルース・ディグ』の編集者ロバート・シーアから話を聞きます。彼は近刊予定の The Great American Stickup: Greedy Bankers and the Politicians Who Love Them(『米国の大強盗:欲深い銀行員たちと彼らを愛す政治家たち』)の著者でもあります。
    dailynews date: 
    2009/3/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 3万人の米ハイチ移民強制送還をやめさせようとニューヨークの入国管理事務所前で抗議行動へ

    在米ハイチ人団体がニューヨークにある入国管理機関の移民税関捜査局前で20日にデモを行おうと呼びかけています。オバマ政権に対し、ハイチへの強制送還の恐れのある在米3万人の無届けハイチ移民に、ただちに仮在留資格を与えるように求めるものです。トランスアフリカ創始者の作家で活動家ランダル・ロビンソンに話を聞きます。近著にAn Unbroken Agony: Haiti, from Revolution to the Kidnapping of a President(『終わらない苦悶:ハイチ、革命から大統領誘拐まで』)があります。

    dailynews date: 
    2009/3/20(Fri)
    記事番号: 
    3

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