米移民税関執行局(ICE)は5月12日、米アイオワ州ポストビルの精肉工場で労働者400人を拘束するという、移民に対する米史上最大の立ち入り摘発を実施しました。拘束された労働者の多くは収監されました。スペイン語法廷通訳者のエリック・カマイド=フレイシャス教授は、法廷通訳の守秘義務を破り、自らが目にした労働者らの苦境について「私が(法廷で)見た中で、最も悲しむべき人たちの列だった」と説明します。エリックによると、労働者の大半はグアテマラ出身の農民で、自分たちが刑事責任を問われていることについても十分理解していなかったということです。また、裁判所が指名した公選弁護人と労働者たちが面会する時間はほとんどなく、多くの労働者が自らの権利を放棄してしまったといいます。