7月18日金曜日、南アフリカの前大統領で、反アパルトヘイトの指導者ネルソン・マンデラが、90歳の誕生日を迎えます。この1ヶ月間、この日を祝うためのイベントが世界各地で開催されました。最近南アフリカで、新作ドキュメンタリーViva Madiba: A Hero for All Seasons(『ビバ・マディーバ:ヒーロー・フォー・オール・シーズンズ』)の制作を手がけたダニー・シェヒターに話を聞きます。
ニューヨーカー誌の調査ジャーナリスト、ジェーン・メイヤーが自らの新著について語ります。“The Dark Side: The Inside Story of How the War on Terror Turned Into a War on American Ideals”(『暗闇の部分;テロとの戦争がいかにしてアメリカの理想との戦争に変わったのか、その内幕』)。この本でメイヤーは国際赤十字の秘密報告を暴露しています。その報告は、ブッシュ政権に対して、昨年、CIAが行っている捕虜の扱いは議論の余地なく「拷問」に相当すると警告を発していたというものです。さらにこの拷問を承認した政権内の関係者は戦争犯罪にあたる恐れがあると警告もしていたのです。またさらに、ブッシュ政権はCIAがすでに6年前に、グァンタナモ基地に拘束されているうちの三分の一の容疑は誤認であるかもしれないとの報告を行っていたのにも関わらず、それを無視したという事実も明らかにしています。
米国自由人権協会(ACLU)は17日、米メリーランド州警察が2005年から2006年の1年以上にわたり、平和団体や死刑廃止運動家らを密偵し続けていたことを示す資料を発表しました。警察の概要資料や情報活動の記録によって、反戦運動団体「Baltimore Pledge of Resistance(ボルチモア抵抗の誓い)」や「Baltimore Coalition Against the Death Penalty(ボルチモア死刑反対連合)」、そして「Committee to Save Vernon Evans(バーノン・エバンズ死刑囚を救う会)」などに覆面捜査官が潜入していたことが明らかになりました。反戦活動家のマックス・オブシェウスキーとジャーナリストのデイブ・ザイリンに話を聞きました。2人はともに警察の監視対象になっていました。
シカゴ大学ロースクールと政治学の教授であるキャス・サンスティーンがリチャード・テーラーと共同執筆した最新作Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (『ちょっとした一押し:健康と富と幸福についてのより良い決定へむけて』)について語ります。