コラムニストで作家のトーマス・フランクが新著 The Wrecking Crew(『解体業者たち』)について話してくれます。フランクは書きます。「私たちが目にしてきた見事なほどの悪政は単なる事故でも数人の悪人たちが仕組んだものでもない。これはある特異な統治哲学の勝利の結果なのである。リベラルな状態というのを異常なものだと考え、市場こそが人間社会の理想の結合だとする運動の勝利した結果なのだ。この運動は産業界にやさしいが、それは政治献金のせいだけでそうなのではなく、政治信念としてそうなのである」
中国系米国人の作家で活動家のヘレン・ジアは今年の初め、Why I Will Carry the Olympic Torch (『私がオリンピック聖火リレーに参加する理由』)という小品の中で次のように書きました。「平和でより良い世界は、暴力的な対立や分裂ではなく、友好的な提携と相互理解によって達成できるはずです。それこそがオリンピックのメッセージであり、世界文明とそれを構成している全ての人が見ることが出来る達成可能な夢なのです。そして私はそのために聖火リレーに参加することを誇りに思います」。