カリフォルニア州各地で気候変動による火事が広まっていますが、この火事のしわ寄せが弱者コミュニティに偏っていることを見ていきます。自宅を所有する富裕層が財産を守るために、1日最高3000ドルをかけて個人的に消防士を雇う例が増えています。しかし、ロサンゼルスの最富裕層宅で働く家政婦や庭師は、ゲッティ火事で避難勧告が出されているにも拘わらず出勤しました。彼らの雇用者の多くが出勤しないよう連絡を怠った結果です。一方、州内各地で消火にあたる4000人以上の消防士の内、少なくとも700人は州刑務所の受刑者です。彼らの時給は僅か1ドルです。元受刑者消防士で、サンフランシスコ「若き女性の自由センター」(Young Women’s Freedom Center)政策部長のアミーカ・モタと、ロサンゼルス・タイムス紙の記者ブリトニー・マヒアに話を聞きます。マヒアの記事は”Housekeepers and gardeners go to work despite the flames”(「火事にも拘わらず家政婦と庭師は出勤」)というタイトルです。