デイリーニュース

  • ニューヨーク州の児童被害者法が施行され 数日で500件を超える訴訟が起こされた

    ニューヨーク州で児童被害者法(Child Victims Act)の成立に尽力したニューヨーク州の2人の州議員アレサンドラ・ビアジ上院議員と、ユ=リン・ヌー下院議員へのインタビューの「パート2」をお届けします。先週施行されたこの州法は、児童への性的虐待に対する時効を延長し、1年間の「遡及期間」を含みます。これにより、あらゆる年齢の性虐待被害者が、以前の法律では時効になっていたケースであっても、1年間の間、訴訟を起こすことができます。 既に500件以上の訴訟が起こされています。ビアジとヌーは共に性的虐待のサバイバーであり、児童被害者法の重要性について自らの言葉で語っています。「パート1」はこちらからご覧になれます。https://www.democracynow.org/2019/8/15/new_york_child_victims_act

    dailynews date: 
    2019/8/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 砂漠を超えようとした移民の死を追悼するために ソノラ砂漠に十字架を設置するアーティスト、アルバロ・エンシソ

    ソノラ砂漠では3,000を超える遺体が発見されています。そのほとんどが母国を逃れ米国への明日をも知れぬ危険な旅に出た移民の人々です。デモクラシー・ナウ!は最近アリゾナ州の国境地帯を訪問し、ツーソンを拠点に活動するアーティスト、アルバロ・エンシソの砂漠での活動に同行しました。エンシソは、今回、数年前に国境警備隊から逃れしようとして自動車事故で亡くなった4人の移民に敬意を表して4つの固有の記念碑を設置しました。コロンビア出身のエンシソは、過去5年間で900を超える十字架を造りアリゾナ州の危険なソノラ砂漠に設置してきました。これは彼のプロジェクト「夢が潰えるところ」(Where Dreams Die)の一環としてずっと行っているものです。彼は十字架を、宗教的なシンボルというよりはむしろ、多くの場合無視されてしまう彼らの死を視覚化するためのシンボルと見なしています。デモクラシー・ナウ!のシリーズ「米国・メキシコ国境における死と抵抗」(Death and Resistance at the U.S.-Mexico Border)の一部としてお送りします。

    dailynews date: 
    2019/8/21(Wed)
    記事番号: 
    1
  • アフガン政府抜きの米国とタリバンとの和平交渉が続くなか 複数の爆弾殺人がアフガニスタンを破壊

    アフガニスタン東部の都市ジャララバードで8月19日、一連の自爆攻撃がレストランや他の公共施設を破壊し、少なくとも66人が負傷しました。アフガニスタン独立100周年記念日に起きた今回の爆破の前には、8月17日に63人が死亡、約200人が負傷するカブールの結婚式での残虐な自爆テロが起きています。イラク・シリア・イスラム国(ISIS)が犯行を認めているこのテロは、2019年に入ってからアフガニスタンで起きた最も多くの犠牲者を出した事件です。これらの爆破事件の一方、米国とタリバンが数ヶ月にわたって協議してきた和平交渉が大詰めを迎えたと報じられています。この和平交渉の最大の争点には、9月に選挙が行われる予定のアフガニスタンからの米軍の撤退が含まれています。アフガニスタンを拠点とする24時間ニュースチャネル「TOLOニュース」(TOLOnews)の報道ディレクター、ロトフラー・ナジャフィザダに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • トランプがアンティファを犯罪者にしようとする一方 ポートランドはプラウド・ボーイズやその他の極右集団を拒絶

    オレゴン州ポートランドで8月第2週末、白人至上主義者たちが路上に集結し、彼らが呼ぶところの「国内テロ防止」(End Domestic Terrorism)集会を開催しました。しかし、ポートランド中から集まった集会に反対する大規模な抗議は、集会参加者を数で圧倒しました。一方、警察は「プラウド・ボーイズ」(Proud Boys)や「愛国者の祈り」(Patriot Prayer)、その他の極右集団がポートランド市の主要な橋の1つを渡るのを護衛しました。警察はその日1日を通して13人を逮捕し、武器を没収しましたが、ポートランド市長テッド・ウィーラーが述べた、同市が備えていた「最悪の事態」はほとんど回避されました。ポートランド警察は、推定1200人の抗議者2人に1人の割合よりも多い、700人の警官を巡回させました。一部の共和党議員は、アンティファ(ファシズムに反対する勢力)をテロ組織と認定するよう求めていますが、FBIは米国の国内テロのほとんどは白人至上主義者によるものと認めています。

    dailynews date: 
    2019/8/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • エリック・ガーナーの娘エメラルド・ガーナー パンタレオの解雇は「ずっと前にされるべきだった」

    違法とされているチョークホールド(首への羽交い絞め)によって2014年にエリック・ガーナーを死亡させた警察官ダニエル・パンタレオが8月19日、解雇され年金給付を剥奪されました。パンタレオが、丸腰のアフリカ系米国人男性ガーナーが地面に倒れるまでチョークホールドにした事件から、この決定が下されるまでに5年以上が経っています。ガーナーは死の直前、11回にわたって「息ができない」とあえぎながら口にしました。ガーナーの家族と市民社会からの批判にもかかわらず、殺害事件後パンタレオは内勤として警察で働き続けていました。ガーナーの死から5周年に当たる7月、ガーナの家族と支援者らがニューヨーク市にパンタレオと事件に関わった他の警察官たちを処罰するよう求めていたにもかかわらず、司法省は、パンタレオを刑事訴追することを拒否しました。ガーナーの事件はここ数年、警察の責任を追及する「黒人の命も大切」運動の後押しをしてきました。ガーナーの家族は、ニューヨーク市警察にガーナーの死に関わった他の警察官たちを解雇するよう求める一方、パンタレオの弁護士によるどんな控訴も阻止すると明言し、正義を求める闘いを続けています。エリック・ガーナーの末娘エメラルド・ガーナ―に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/8/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「彼らはかけがえのない、大事な人」 国境地帯で発見された遺体の身元を調べるグループ

    アリゾナ州ソノラ砂漠から特別番組をお送りします。ソノラ砂漠では2001年以来、3000 人以上の遺体と骨が見つかっています。ツーソンに拠点を置く「人権のためのコリブリセンター(Colibrí Center for Human Rights)」の共同創設者、ロビン・ライニキーに話を聞きます。砂漠を横断中に亡くなった人の遺体の身元確認を行っているコリブリセンターは創設以来、綿密な法医学調査および遺体から採取したDNAと生存家族のDNA調査結果を集め、少なくとも100人の移民の身元を明らかにしました。同センターは2018年、消息を絶った移民とその家族の尊厳と公正を求める「移民を返せキャンペーン」(the Bring Them Back Campaign)を始めました。

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    2019/8/19(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「人道支援は犯罪ではない」 砂漠に飲み水を置く「ノー・モア・デス」の移民支援ボランティア

    人道支援グループ「ノー・モア・デス(No More Deaths)」のボランティアたちは長年、ソノラ砂漠の過酷な自然環境に挑んできました。メキシコから国境を越えてやって来る移民のために、水や食糧などの救命物資を砂漠に置いておくためです。一方、税関・国境警備局の係員は物資を見つけると破壊するという妨害行為をしばしばおこなっており、ボランティアたちはこうした妨害にも直面してきました。デモクラシー・ナウ!はこのほど、水の補給を行うボランティアを同行取材しました。

    dailynews date: 
    2019/8/19(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 移民支援活動家スコット・ウォーレン 重罪に問われるも活動継続を宣言

    米国・メキシコ国境での移民取り締まり、家族の分離、全米の移民収容所の残酷で非人道的な状況に注目が集まる中、アリゾナ州ツーソンで人道活動家のスコット・ウォーレンが裁判にかけられました。現地からお送りします。移民支援グループ「ノー・モア・デス(No More Deaths)」で長年ボランティアをしているウォーレンは、アリゾナ州アーホで移民に食糧、水、避難所を提供したことが3件の重罪に当たるとされ起訴されました。その人道支援の避難所は、移民たちがソノラ砂漠越えという危険な旅の後にたどり着くところでした。ウォーレンとその他のボランティアはこれとは別に、へき地の砂漠にある国立野生生物保護区内に移民のための飲み水や食糧を置いていたことでも軽罪に問われています。裁判は8日間続き、その後数時間にわたる評議が行われましたが、結果は評決不能でした。無罪とした陪審員は8人、有罪とした陪審員は4人でした。政府は11月に裁判をやり直します。有罪判決を受けた場合、ウォーレンは最大10年の禁錮刑に直面します。次の裁判を待つウォーレンが先週末、アーホでデモクラシー・ナウ!の取材に応じました。ウォーレンは1年ぶりに、移民のための水や食糧を砂漠に置きにいくところでした。

    dailynews date: 
    2019/8/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 大規模な土地強奪 米国黒人から何100万エーカーもの土地を奪った連邦法

    20世紀のあいだに、米国の黒人は1200万エーカーもの土地を奪われてきました。その半分の600万エーカーは、1950年から1969年の間わずか20年のうちに失われました。これは公民権闘争が繰り広げられた期間にかぶさります。黒人の農地所有者の98%に影響を与えたこの大規模な土地の没収は、米国の人種的な貧富の格差を助長した制度化された人種偏見と差別のパターンの一部です。アトランティック誌のスタッフライターであるヴァン・ニューカークが記録で証明したように、この土地泥棒を裏で突き動かしたものの多くは法律的なもので、連邦政府の政策に起因しています。アトランティック誌の彼の最新記事は9月号の巻頭特集で、”The Great Land Robbery: The shameful story of how 1 million black families have been ripped from their farms”(「大規模な土地強盗:100万人の黒人家族から彼らの農地を剥奪した恥ずべきしくみの話」)です。

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    2019/8/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • イスラエルは何を隠そうとしているのか?西岸地区へのタリーブ議員とオマール議員の公式訪問を阻止

    イスラエルは14日(木曜)、米国民主党の2人の非白人新人下院議員、すなわちミシガン州選出のラシーダ・タリーブ議員とミネソタ州選出のイルハン・オマール議員の入国を拒否し、人々を憤慨させました。民主党の幹部とパレスチナ人からの抗議を受けて、イスラエルは「人道的な」配慮から、タリーブ議員がヨルダン川西岸地区にいる彼女の家族を訪問するための入国を許可しました。しかしタリーブ議員は本日、このような条件の下での家族訪問はしないと言っています。イスラエルが当初、2議員の入国を拒絶したのは、トランプ大統領の次のようなツイートを受けたものでした。「イスラエルがオマール議員とタリーブ議員の訪問を許すことは、大きな弱みをさらけ出すことになる。彼女らはイスラエルとすべてのユダヤ人を嫌っている」。タリーブ議員とオマール議員は、ムスリム女性で連邦議会に選ばれた最初の2人で、東エルサレムと占領下のヨルダン川西岸地区を訪問する予定でした。両議員は、イスラエルに国際法を順守させるためのボイコット(Boycott)、投資撤退(Divest)、制裁(Sanction)を世界の人々に呼びかける国際キャンペーン「BDS運動」をパレスチナの人々と一緒に支持すると表明してきました。この非暴力運動は経済的、文化的な制裁をもってイスラエルのパレスチナ占領を終わらせようと試みています。

    dailynews date: 
    2019/8/16(Fri)
    記事番号: 
    1

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