デイリーニュース

  • 釈放された政治犯オスカー・ロペス・リベラがNYの「プエルトリコの日」パレードに参加 数万人に交じって

    ニューヨーク市では11日、数万人が「プエルトリコの日」パレードに参加しました。その中に、プエルトリコの独立運動活動家で35年間投獄されていたオスカー・ロペス・リベラの姿もありました。パレードの主催者は、パレード最初の「ナショナル・フリーダム・ヒーロー」として、リベラの栄誉を称えるとしました。しかしトランプ大統領、ブライトバート・ニュース・ネットワーク双方に近い人々が出資した右派保守グループがボイコットを呼びかけたことを受け、リベラは、正式な受賞者としてではなく、一人の謙虚なプエルトリコ人として、また一人の祖父として行進すると表明しました。デモクラシー・ナウのフアン・ゴンザレスがこの行進に参加しました。

    dailynews date: 
    2017/6/12(Mon)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコ住民投票 米国の州であることを支持 反対派は棄権

    ニューヨークでは11日、数万人が「プエルトリコの日」のパレードに繰り出しました。プエルトリコでは同日、懸案となっている地位に関する住民投票が行われました。投票者の97パーセントは米国の51番目の州となることに賛成票を投じましたが、投票したのは有権者の23パーセントにすぎませんでした。野党の多くは棄権を呼びかけました。

    dailynews date: 
    2017/6/12(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 戦争で疲弊したイエメンでコレラの死者数が859人に 米国が支援するサウジアラビアの攻撃は継続

    イエメンでは大規模なコレラのため、ほぼ1時間に1人のペースで民間人が亡くなっています。米国が支援するサウジアラビア主導の爆撃や海上封鎖が現在も続き、イエメンの医療、衛生環境、水道システムを壊滅させたためです。世界保健機関(WHO)によれば、イエメンでコレラ感染が疑われる民間人の数は10万1820人、現在も増加を続けており、死者は859人に達しています。イエメンの医療制度は崩壊の危機に瀕しています。米国が支援するサウジアラビアの攻撃のために多くの病院が閉鎖されました。診療を続けているのはイエメン全体の病院の僅か45パーセントです。マリアム・アルドガニ医師、「イエメンの子どもを救え」代表のアナス・シャハリと話します。

    dailynews date: 
    2017/6/12(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 大統領は「常習の嘘つき」? トランプは嘘言を繰り返したと解任されたコミー前FBI長官が証言

    解任されたジェームズ・コミー前FBI長官は8日の議会証言で、マイケル・フリン前国家安全保障担当補佐官とロシアとの繋がりに関する捜査をトランプ大統領が妨げようとしたと語り、自身の解任理由についてトランプが嘘をついていると非難しました。トランプとの面談の全てを記録したのは、面談で起きたことについて大統領が嘘をつくかもしれないと思ったからだとコミーは証言しました。また、面談の詳細をメディアに流出させたのは、特別検察官の指名を促すためだとも話しています。「政治的な見地からは、ドナルド・トランプの大統領就任、候補者としての資格や大統領としての資質において最大の欠点は、彼が繰り返し嘘をつくことです。この国の法執行機関の元トップが上院議会で、宣誓の下に、これらは嘘だと証言しているのです。単純明快です」と、メディ・ハッサン記者は語ります。ハッサンは、受賞歴のあるイギリス人ジャーナリストで、アルジャジーラ英語放送でキャスターを務め、『インターセプト』のコラムニストです。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)上級弁護士シャヤナ・カディダルと独立ジャーナリストで、自身のウェブサイトEmptyWheel.netで国家安全保障と市民的自由について報道しているマーシー・ウィラーと共に討論を行います。

    dailynews date: 
    2017/6/9(Fri)
    記事番号: 
    2
  • コミー解任の司法妨害はトランプ引き下ろしにつながるか?それとも弾劾はリベラル派の幻想?

    ドナルド・トランプがジェームズ・コミーとの会話を録音していたか否かが、8日の上院情報委員会におけるコミー前FBI長官の衝撃的な宣誓証言の中で幾度も取り上げられ、トランプ大統領を司法妨害を理由に弾劾する決定的な証拠が存在するか否かの問いが浮上しています。しかしメディ・ハッサンは、「トランプ弾劾の議論は、リベラル派の幻想です」と語ります。「共和党が多数を占める下院議会はドナルド・トランプ弾劾にまったく関心がないと思います。たとえトランプがロシア語でプーチンに進軍命令を要請するところのビデオを見せられたとしても、ポール・ライアンや仲間の議員たちが弾劾に動かないのではないかと思います」。

    dailynews date: 
    2017/6/9(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 英国の番狂わせ 保守党が過半数割れ:メイ首相非難の革新派の波に乗るコービン労働党党首

    英国が欧州連合(EU)からの離脱交渉に入るまで2週間を切った8日、総選挙の結果テリーズ・メイ首相率いる保守党が議会の過半数を割る大きな敗北を喫しました。メイ首相は英国のEU離脱(ブレグジット)をめぐる欧州各国の首脳陣との交渉に向け、国内の信任を固めたいと、規定より3年前倒しの抜き打ち総選挙に踏み切りました。ところがふたを開けてみると、保守党は明確な多数を勝ち取ることができず、どの政党も単独過半数にとどかない「ハングパーラメント」の状態となりました。「少数ではなく、多数の人々のために(For the many,Not the few)」という基本方針を掲げた労働党のジェレミー・コービン党首は、8日の選挙結果は有権者が「緊縮政策に背を向けた」ことを示していると話しました。英ガーディアン紙のコラムニスト、ポール・メーソンと、受賞歴のあるイギリス人ジャーナリストのメディ・ハッサンに話をききます。彼はアルジャジーラ英語放送のインタビュー番組「UpFront」の司会を務め、『インターセプト』のコラムニストです。

    dailynews date: 
    2017/6/9(Fri)
    記事番号: 
    1
  • マーシー・ウィーラー:前FBI長官コミーの劇的な証言原稿の公開は 共和党の組織的中傷工作を妨げるため

    6月8日、前FBI長官ジェームズ・コミーは上院情報特別委員会で、ドナルド・トランプ大統領が複数回、前大統領補佐官(国家安全保障担当)マイケル・フリンのロシアとの関与についての捜査を打ち切るよう圧力をかけたかについて証言を行います。5月にトランプに罷免されたコミーは、証言の前日である7日に冒頭陳述の原稿を公開。その中でコミーは、1月下旬、トランプとのディナーのためホワイトハウスに呼び出されたと主張しています。その席でトランプは、「忠誠が必要だ、忠誠を期待している」と発言したと言います。前日7日には、同委員会で国家安全保障関連の上級当局者への公聴会が開かれましたが、当局者全員がコミーへの捜査に介入するようトランプから要請されたかどうかについて、委員からの質問への回答を避けました。国家安全保障および市民の自由について取材する独立ジャーナリスト、マーシー・ウィーラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • オスカル・ロペス=リベラ 企業によるボイコット運動の後 全米「プエルトリコの日」での表彰を辞退したことについて語る

    プエルトリコ独立運動活動家で35年間獄中生活を送ったオスカル・ロペス=リベラに、5月17日の釈放後初めてニューヨークでのインタビューを行います。彼の訪問中に、ニューヨークでは歴史ある「プエルトリコの日」のパレードが行われます。今年、同パレードのオーガナイザーは、ロペス=リベラをこのイベント初の「国民の自由の英雄」として表彰する予定でした。しかし、トランプ大統領および極右ウェブサイト「ブライトバート・ニュース」に近い複数の献金者が出資する右翼保守組織がパレードへのボイコット運動を繰り広げたため、ニューヨーク市警署長および複数の企業スポンサーが、パレードをボイコットすると発表しました。オスカル・ロペス=リベラは表彰される者としてではなく、一人のプエルトリコ市民として、そして孫を持つ祖父としてパレードに参加すると語ります。

    dailynews date: 
    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • オスカル・ロペス=リベラ 釈放後の自由な生活 政治意識の目覚めとプエルトリコ独立を語る

    長年のプエルトリコ独立運動活動家で35年間投獄されていたオスカル・ロペス=リベラにニューヨークのスタジオでインタビューをします。ロペス=リベラはその獄中生活の多くを独房監禁で過ごし、今年1月にオバマ大統領の特赦によって減刑され、5月17日に釈放されました。1970年代から80年代にかけて、ロペス=リベラはプエルトリコ独立をめざす組織「プエルトリコ民族解放武装軍」(FALN)のリーダーでした。1981年、ロペス=リベラはプエルトリコを支配する米当局に武力で対抗したとして、治安妨害共謀罪を含む反体制運動の共謀罪で米国の連邦政府によって起訴され、有罪宣告を受けました。本日はロペス=リベラ本人に、獄中生活、シカゴで過ごした少年時代、そして政治意識に目覚めた過程などについて話してもらいます。現在のプエルトリコの政治危機については、プエルトリコの若者たちが「経済の活性化に向けて奮闘し、自分自身のためにも、プエルトリコのためにも行動を起こしている限り、希望はある」と言います。彼の釈放運動を繰り広げた「ラティーノ・ジャスティス」(Latino Justice)代表で総合弁護士のフアン・カルタヘーナにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/6/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国史上最悪の薬物中毒の蔓延? オピオイドによる死亡が50歳以下の米国人の死因トップに

    薬物の過剰摂取が、50歳以下のアメリカ人の死因トップとなっています。この死亡者数を大局的に見てみると、現在のオピオイドによる死亡数は、1972年の自動車事故での死亡者数のピーク、1995年のエイズによる死亡者数のピーク、1993年の銃による死亡者数のピークのいずれをも上回っています。また南ベトナムでの20年にわたる激しい戦闘による米軍の死者数も、ここ10年間のオピオイド過剰摂取による死者数の3分の1にすぎません。そんな中、全米各地の郡と州は、公衆の健康危機を引き起こした責任を追及すべく、製薬会社に対する訴訟を起こしています。ブランダイス大学の社会政策・管理学ヘラースクールでオピオイド政策研究の共同責任者を務めるアンドリュー・コロドニー医師は、「米国は現在、史上最悪の薬物中毒の蔓延のただ中におかれています」と語ります。コロドニーは、「責任あるオピオイド処方を求める医師の会」(Physicians for Responsible Opioid Prescribing)の共同創設者兼代表でもあります。

    dailynews date: 
    2017/6/7(Wed)
    記事番号: 
    3

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