デイリーニュース

  • アルンダティ・ロイ 最新作のテーマはファシズム インドで高まるヒンズー教ナショナリズム カシミール地方における虐待

    本日の放送の後半は賞に輝く著名な作家アルンダティ・ロイのインタビューです。ロイは1997年に小説『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞しました。デビュー作から20年を経た2017年に出版された新作小説 The Ministry of Utmost Happiness(『至福を司る』)は、先日ペーパーバックになったばかりです。この作品はブッカー賞の最終候補に入った他、全米批評家協会賞にもノミネートされました。同作は「強引に消し去られた世界への哀歌」と称賛されています。アルンダティ・ロイは2002年にラナン財団「文化的自由賞(Cultural Freedom Prize)」を受賞、ジャーナリストとして執筆した記事やエッセイはThe End of Imagination(『想像力の終焉』)、Field Notes on Democracy: Listening to Grasshoppers(『民主主義フィールドノート イナゴの襲来に耳をすまして』)、Capitalism: A Ghost Story(『資本主義 お化けの話』)など複数の書籍に収録されています。

    dailynews date: 
    2018/5/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 中米からの移民キャラバンが米・メキシコ国境から入国 トランプ政権は合法的亡命手続きを批判

    多くの亡命希望者が米国へ入国しようとしている米・メキシコ国境ではこう着状態がつづいています。彼らはメキシコ南部のチアパス州から、1か月に渡り2000マイル以上の旅程を旅してきました。このキャラバンに参加した移民の多くはホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルでの暴力から逃れてきた人々です。約100人が移民手続きを受理されましたが、多くはいまだにカリフォルニア州サンディエゴ近くの国境付近でキャンプを張っています。当局は国境入国所の処理能力が限られていると主張しています。トランプ大統領とジェフ・セッションズ司法長官は声明とツイッターの投稿でこれらの移民を批判しました。「トランプ大統領とジェフ・セッションズ司法長官が、該当する連邦法を理解していないことは明らかです」と、現在これら移民に法的支援をする「アル・オトロ・ラド(Al Otro Lado)」の「国境における権利プロジェクト(Border Rights Project)」を率いるニコール・ラモス弁護士は言います。「今国境沿いでキャンプを張っているキャラバンのメンバーは、米国に数十年来存在している法的手続きを行おうとしているだけなののです。」メキシコのティファナよりラモスと移民らに同行し帰国したばかりの「国境なき人々(Pueblo Sin Fronteras)」のボランティア、トリスタン・コールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 拘束後に強制送還:米国の人権弁護士2人 イスラエルへの入国禁止

    2人の米国人人権弁護士が4月29日、テルアビブのベン・グリオン国際空港で14時間拘束された後、米国に送還されました。コロンビア大学のキャサリン・フランクと、「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)の代表ビンセント・ウォレンは、イスラエルに対して批判的な複数の団体とのつながりを何度も繰り返して質問されました。2人は、米国の公民権活動家の派遣団の一員で、現地の人権の状況を知り、地元活動家たちと会うためイスラエルとパレスチナに向かう途中でした。送還後、4月30日、早朝にニューヨーク市に帰着しました。この数日前の4月27日、イスラエル兵士と狙撃兵はガザ地区の境界付近で、パレスチナ人が毎週行っている非暴力抗議集会のただ中に発砲し、3人のパレスチナ人抗議者を射殺し、数百人を負傷させました。4月28日には、4人目の抗議者が、負傷後、死亡しました。パレスチナ人の難民たちが自らの土地へ帰還することを求める、この非暴力の抗議行動は3月30日に始まりました。それ以来、イスラエル軍は2人のジャーナリストを含む、少なくとも42人のパレスチナ人を殺害し、数千人以上を負傷させています。「憲法上の権利センター」の代表ビンセント・ウォレンと、コロンビア大学の法律とジェンダー、セクシャリティー研究の教授であるキャサリン・フランクに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 労働者と移民の権利が攻撃される中 ニューヨーク市のメーデーで抗議者たちがデモ

    5月1日は、メーデーすなわち国際労働者の日。数十万人の労働者たちが世界中で街頭に繰り出しました。プエルトリコの首都サンファンからパリ、ジャカルタまで世界中で大規模なデモが行われました。ここニューヨークからメーデーの抗議者たちに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    4
  • アリゾナ州が「赤い州」の反乱に参加:教員たちのストライキは5日目に

    アリゾナ州では、学校の休校が5日目を迎えています。教育へのよりよい資金調達を求めて数千人の教師たちがストライキを続行中です。ストライキを行っている教師たちは赤いTシャツを着て、4月最終週と5月最初の週、州議会議事堂前で集会を開き、教員に対する20%の賃上げやクラスごとの生徒数を減らすことなどを要求しました。4月26日に始まった今回のストライキで、教員たちは2008年の景気後退以来、アリゾナ州で起きた教育資金の10億ドル削減に抗議しています。ウエストバージニア州、ケンタッキー州、オクラホマ州、アリゾナ州での教員スは、「赤い州(共和党支持者が多い州)の反乱」とも呼ばれています。ドナルド・トランプが2016年の大統領選で、この4州すべてで勝利したからです。アリゾナ州議会は5月2日、予算案を採決する予定ですが、スト組織者たちの話では、これには追加の教育資金が盛り込まれる見込みで、この予算案が可決されれば、教員たちは5月3日に授業に復帰すると言っています。フェニックスの小中学校の音楽教師で、「#レッド・フォー・エド」(#RedForEd)と「アリゾナ教育者連合」(Arizona Educators United)の指導者の1人であるノア・カルベリスに話を聞きます。彼はアリゾナ州での教員たちの抗議活動開始を支援しました。

    dailynews date: 
    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • プエルトリコは助けが必要:歩みの遅い復興の中 選挙の洗礼を受けていない財政委員会が緊縮政策を推進

    ハリケーン「マリア」がプエルトリコを壊滅させてから約8カ月が経ちますが、プエルトリコの少なくとも3万世帯が依然として電力のない暮らしを強いられています。首都サンファンで反緊縮の抗議デモが起こる中、プエルトリコの「政治的発展センター」(Center for Political Development)の代表ジョバンニ・ロベルトに話を聞きます。

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    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プエルトリコのメーデー:警察がトウガラシ・スプレーと催涙ガスで反緊縮の抗議者たちを攻撃

    プエルトリコではメーデーの5月1日、首都サンファンでのゼネストに数千人が参加しました。これは、公立学校の閉鎖から大学の学費値上げにいたる緊縮政策に反対するものでしたが、抗議者たちが連邦監督委員会の複数の事務所があるビル近くに集結しようとしたとき、警察は催涙ガスとトウガラシ・スプレーを発射しました。同委員会は、10%の年金削除の実施や、年間に一定時間以上働いた被雇用者への支払いが法律で義務付けられてきたクリスマス・ボーナスの廃止、有給休暇と病気休暇の削減、最初に正当な理由を証明するという義務なしに企業が従業員を解雇できるようにすることを求めています。一方、ハリケーン「マリア」がプエルトリコを壊滅させてから約8カ月が経ちますが、少なくとも3万人が依然として電力のない暮らしを強いられています。4月には、掘削機が送電線を切断したため、すべての配電網が停電になりました。デモクラシー・ナウ!の通信員フアン・カルロス・ダビラによる、サンファンの街頭からの報告を放送します。

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    2018/5/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「歴史について語ることが我々が米国を解放する方法」:白人至上主義の犠牲者をたたえる新記念施設

    白人至上主義の犠牲者たちへの記念碑The National Memorial for Peace and Justice(平和と正義のためのナショナル・メモリアル)が4月最終週、アラバマ州モンゴメリーにオープンしました。この記念施設の中心となるのは、800の耐候性鋼の鋼柱が頭上につられている歩道です。各鋼柱には米国の郡の名前とそこで白人集団によってリンチされた人々の名前が刻まれています。このメモリアルがリンチの犠牲者に捧げられたのに加え、提携施設であるThe Legacy Museum: From Enslavement to Mass Incarceration(ザ・レガシー・ミュージアム:奴隷から大量投獄まで)も4月最終週にオープンしました。米国初のリンチ犠牲者記念碑「平和と正義のためのナショナル・メモリアル」を実現した団体、Equal Justice Initiative(公平な正義のための取り組み)の創設者で代表のブライアン・スティーブンソンにさらに詳しく話を聞きます。

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    2018/5/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジャーナリストにとって2001年以来最悪の日 アフガニスタンで殺された10人を世界が追悼

    アフガニスタンでは、2001年のアフガン戦争開始以来ジャーナリストにとって最悪の日、4月30日に殺された10人のジャーナリストの葬儀が始まりました。カブールで起きた2度の自爆攻撃で9人のジャーナリストが死亡、その中には、フランス通信社の著名なフォトグラファー、シャー・マライも含まれています。自爆攻撃の生存者によれば、自爆テロリストはテレビのカメラマンを装っていました。「イスラム国」(ISIS)が犯行声明を出しています。10人目のジャーナリストは4月30日、アフガン東部の都市ホーストで射殺されました。カブールを拠点とするフリーランス・ジャーナリストのアリ・ラティフィとフランス通信社の編集長フィル・シェトウインドに、さらに詳しく話を聞きます。

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    2018/5/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人解放神学創始者のコーン師が死去 「彼は黒人と抑圧されるすべての人々のために戦った」

    黒人解放神学の創始者ジェームズ・コーン師が4月28日、79歳で死去しました。コーン師の生涯と業績を振り返ります。コーン師は1960年代に人種的正義のための言論活動を開始し、被抑圧者の経験からキリスト教の福音を解釈しました。黒人神学にキリスト教のアイデンティティを与えたマーティン・ルーサー・キング師、黒人神学に黒人のアイデンティティを与えたマルコムXに影響を受けたと語っています。コーン師の演説の抜粋をお送りします。ゲストにコーン師が50年にわたって教壇に立ったユニオン神学校のセリーン・ジョーンズ博士、エピスコパル神学校学部長でユニオン神学校教授ケリー・ブラウン・ダグラス博士、キング牧師の出身教会エベネゼル・バプテスト教会の上級牧師ラファエル・ワーノック師を迎えます。ダグラス博士とワーノック師はコーンの教え子です。ワーノック師はまた「ニュー・ジョージア・プロジェクト」代表で、The Divided Mind of the Black Church: Theology, Piety, and Public Witness(『黒人教会の引き裂かれた心:神学、信仰、証』)の著者でユニオン神学校の理事でもあります。

    dailynews date: 
    2018/4/30(Mon)
    記事番号: 
    2

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