デイリーニュース

  • 北朝鮮との核交渉 米国は制裁と経済封鎖を解除するか ティム・ショロック記者に聞く

    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、米国が朝鮮戦争の終結に公式に同意し、北朝鮮に侵攻しないことを約束すれば核兵器を放棄すると約束しました。声明は、金委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が4月27日、朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた板門店(パンムンジョム)で歴史的な会合を行った後に発表されました。北朝鮮の国営メディアは29日、核実験とミサイル実験を直ちに停止し、豊渓里(プンゲリ)核実験場を閉鎖することを金委員長が誓ったと伝えました。歴史的な進展となる可能性もあるこの出来事について、ネイション誌とソウルの「コリア調査報道センター」(Korea Center for Investigative Journalism)の記者であるティム・ショロックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • カレン・コレマツ 「父は日系人抑留に抵抗しました。トランプの入国禁止令も同じくらい不当です」

    最高裁判所はイラン、リビア、ソマリア、シリア、イエメンなど7カ国からの人々の入国禁止をするトランプ大統領の入国禁止令を是認する準備が整ったようです。25日に行われた口頭弁論では、アンソニー・ケネディ裁判官は保守派に同調しているようでした。トランプの入国禁止令は何度も修正を重ねていますが、繰り返し下級裁判所で阻止されています。憲法違反であり連邦移民法に抵触するとの理由です。最高裁判所に入国禁止令を違憲と判断するよう要請している人々の中には、第2次世界大戦中に拘束されていた日系アメリカ人の子供たちがいます。

    本日はそのひとり、カレン・コレマツに話を聞きます。彼女の父フレッド・コレマツは、日系アメリカ人の収容所への送還命令を拒否したために投獄された公民権運動の有名人です。彼の裁判は最高裁判まで争われました。昨年、カレン・コレマツはワシントンポスト紙の論説に”My father resisted Japanese internment. Trump’s travel ban is just as unfair”(私の父は日系人抑留に抵抗しました。トランプの入国禁止令は、それと同じくらい不当です)という標題の記事を寄稿しました。フレッド・T・コレマツ研究所代表のカレン・コレマツに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「辞任を求めます」 倫理スキャンダル山積の環境保護長官スコット・プルーイット 議会で糾弾 

    スコット・プルーイット米国環境保護庁長官は26日、連邦議会において彼の支出や業界ロビイストとの関係をめぐる夥しいスキャンダルについて議員たちから厳しい質問攻めにあいました。プルーイットには6件以上の調査が行われています。スキャンダルの中にはこういうものがあります。彼が一晩あたりわずか50ドルの賃料で借りているキャピトル・ヒルの分譲マンションは、多くの化石燃料企業を顧客とするワシントンの有名エネルギー業界ロビイストの妻が所有しています。プルーイットは自分のオフィスに4万3000ドルもする防音の電話ブースを導入しました。これに関して政府の監査役は支出基準に違反するとしています。プルーイットは環境保護庁の予算300万ドルを使って自らの身辺警備を強化し、フルタイムの捜査官18名を採用するなどしていました。プルーイットは、いつもファーストクラスやビジネスクラスで移動します。報道によれば彼の政策に憤りを感じるエコノミークラスの乗客に詰め寄られたことが原因です。この問題について、ニュー・リパブリック誌スタッフライターのエミリー・アトキンに聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「夢が現実に」:平和活動家 南北朝鮮首脳の正式な戦争終結への意欲を歓迎

    朝鮮半島で今日、新たな歴史が刻まれました。文在寅韓国大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)で握手を交わし、朝鮮半島の非核化と朝鮮戦争の終結を公式に宣言するために努力を重ねると誓いました。今日の歴史的な南北首脳会談では、北朝鮮トップが初めて韓国に足を踏み入れました。会談中に金正恩氏は、「私は対立の歴史を終わらせるために来ました」と発言しました。南北朝鮮の首脳は、1953年に結ばれた不安定な休戦協定に代わる正式な講和条約を結ぶために米国を交えた対話を進めると約束しました。退役米軍大佐で元国務省外交官のアン・ライトに更に詳しい話を聞きます。彼女は朝鮮戦争の終結を呼びかけてきた国際調停団体ウィメン・クロスDMZのメンバーです。

    dailynews date: 
    2018/4/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 大量虐殺から逃れた50万人以上のロヒンギャ難民 今度はバングラデシュでモンスーンの季節に直面

    救済機関は、6月のモンスーンの季節を前に、数万人のロヒンギャ難民を、混雑したバングラデシュの難民キャンプから移動させようと必死で動いています。現在、数十万人の登録済みロヒンギャ難民がバングラデシュ南東のコックスのバザール地区で生活を送っています。彼らは、国連が「典型的な民主浄化」と呼ぶビルマの軍隊によるレイプ、殺人、放火作戦を逃れてきた難民です。国連難民高等弁務官は、この先数か月に渡る大量の雨で少なくとも15万人が「土砂崩れおよび洪水の高い危険」に晒されていると発言しています。難民の一部は、メグナ川河口に最近できた島に移動することが可能です。このような状況の中でも未だ、ビルマから国境を越える難民が後を絶ちません。ニューヨークのスタジオに「英国ロヒンギャ系ビルマ人協会(Burmese Rohingya Organisation UK)」会長で、「ロヒンギャ解放連合(Free Rohingya Coalition)」の一員でもあるトゥン・キンをお迎えしました。キンはビルマで生まれましたが1982年、ビルマの国籍法で事実上、無国籍者となった100万人のロヒンギャの一人です。

    dailynews date: 
    2018/4/26(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 米国民主党の上級議員 進歩主義候補者に出馬を取下げるよる圧力をかける 録音で明らかに

    調査報道サイト『ジ・インターセプト』の新たな暴露記事で、影響力ある上級民主党員たちが、中間選挙の予備選で有望な進歩的候補の立候補を妨げ、代わりに中道派のビジネスに理解のある候補者を予備選で勝たせようとしていることが暴露されました。オバマ大統領は彼の退任演説で、2016年の選挙結果に失望した市民は自ら出馬することでアクションを起こすよう促しました。本日はリーバイ・ティルマンに話を聞きます。コロラド州在住のティルマンはオバマ大統領の呼びかけに応えて立候補しようとしましたが、民主党の有力な下院議員に出馬を断念するよう繰り返し圧力をかけられたことで、選挙プロセスに失望を感じました。彼にコロラド州第6下院選挙区での出馬を止めるよう圧力をかけたのは、メリーランド州選出の下院議員で下院で民主党のナンバー2の地位にあるステニー・ホイヤー議員で、ティルマンはこの時の会話を録音していました。コロラド州第6下院選挙区民主党予備選に出馬中のリーバイ・ティルマンに、同選挙区の一部であるデンバーから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 入国禁止令のために 米国市民の脳性小児麻痺のイエメン人の娘が入国を阻まれる

    4月25日の米最高裁での口頭弁論では、ハワイ州の代理人であるニール・カチャル弁護士が、ナジーブ・アル=オマリという名の米国市民が入国を阻まれた件を取り上げました。アル=オマリは、脳性小児麻痺の10歳の娘に米国で治療を受けさせようとしましたが叶いませんでした。この家族の話はアルジャジーラ「フォルト・ラインズ(Fault Lines)」のドキュメンタリーBetween War and the Ban: A Yemeni-American Story(「戦争と入国禁止令の狭間で--あるイエメン系米国人の物語」)になっています。同番組のクリップを紹介しながら、入国禁止令と戦う弁護士2人に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/4/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプのイスラム系の国を標的とした入国禁止令を 米最高裁が支持する見込み

    米国の最高裁判所はトランプ大統領が発行したイラン、リビア、ソマリア、シリア、イエメンを含む7カ国の市民に対する米国への入国禁止令を支持すると見られています。4月25日に行われた口頭弁論では、最高裁でしばし浮動票を投じるアンソニー・ケネディ判事が、保守派の裁判事らに同意しているように見受けられました。政府の代理人ノエル・フランシスコ法務次官は、トランプの入国禁止令は「いわゆるムスリム禁止令」ではなく、大統領の執行権の範囲であると論じました。フランシスコの主張とは反対にトランプ大統領は選挙中「ムスリムの米国入国を完全に禁止すべきだ」と訴えていました。下級裁判所はこれまで、トランプのいくつかのバージョンの入国禁止令について全て違憲であり連邦移民法に違反しているとして退けてきました。米自由人権協会(ACLU)の全米「移民の権利プロジェクト(Immigrants’ Rights Project)」のリー・ガラント副理事長に話を聞きます。ガラントは2017年、トランプ大統領の最初の入国禁止令に挑戦しました。そして憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights)のスタッフ弁護士ディアラ・シャマスにも話を聞きます。シャマスは3月ジブチを訪れ、トランプの入国禁止令下に米国に入国しようとした 米市民権を持つイエメンの親戚にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2018/4/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アリゾナ州の性や生殖に関する権利活動家 移民税関捜査局(ICE)から釈放 活動で目をつけられたとコメント

    移民の権利および性と生殖に関する公正な権利活動家のアレハンドラ・パブロスが、営利施設であるエロイ拘留センターから釈放されました。彼女は3月7日に、移民税関捜査局(ICE)への定期的な申告に出向き、そのまま40日間以上拘束されていました。支援者たちの話では、拘束は、特に2018年の初めのバージニア州国土安全保障省前での抗議をはじめ、彼女のアクティビスト活動への報復だと言います。パブロスは「リプロダクティブ・ヘルス全米ラティーナ協会」(National Latina Institute for Reproductive Health)で働いています。彼女はアリゾナ州で育った合法的な永住権保持者でしたが、約10年前に飲酒運転で有罪判決を受け、国外退去の対象とされています。

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    2018/4/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • マイク・ペンス副大統領 生命を脅かすカトリック病院の宗教的慣行をインディアナ州法に

    リワイヤー・ニュース(Rewire.News)の記事によると、全米のカトリック病院は、患者に対し、流産後の胎児埋葬の義務づけや、避妊、中絶、不妊治療、トランスジェンダー患者への性別適合医療へのアクセスの制限など、危険で生命を脅かす要求を行っています。そして今、マイク・ペンス副大統領のような右派の政治家は、こうした危険な慣行の立法化を進めています。 この件の詳細について、リワイヤーの調査ジャーナリストのエイミー・リトルフィールドに話を聴きます。

    dailynews date: 
    2018/4/25(Wed)
    記事番号: 
    3

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