デイリーニュース

  • ガザ:米国がエルサレムに大使館を移転した日にイスラエル軍がパレスチナ人50人以上を殺害

    イスラエル軍が厳重な警備を敷くガザとの境界近くで米大使館のエルサレム移転に反対するパレスチナ人数万人が非暴力抗議行動をおこなっています。ガザにいるシャリフ・アブゥル・クドゥースに最新情報を聞きます。イスラエル軍は14日の番組放送時点で少なくとも30人(※)のパレスチナ人を殺害、1000人が負傷しました。「ガザでは誰も兵器を持っていません。パレスチナ人からイスラエル人兵士に1発の銃弾も発射されていません。(中略)それでも殺害は続いています」とクドゥースは語ります。大使館の開設に合わせ、トランプ政権の高官らがエルサレムに集まっています。※死者は放送後に50人以上に増加

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    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民局職員は似非科学判定を使って未成年の亡命申請者を成人と一緒に収容

    トランプ政権は今週、亡命申請者を国境で勾留し、彼らの子どもと引き離すと発表しました。カリフォルニア州の事例では、亡命を求めて一人でやってきた未成年たちが成人用の勾留施設に入れられた経緯がわかります。カリフォルニア州の移民当局は、拘束中のアフガニスタン人亡命希望者を、連邦裁判所が未成年と判断したにも関わらず、成人の勾留施設から釈放することを拒否しています。弁護士によると、成人の勾留施設に5ヵ月勾留されているこの青年は17歳です。それなのに移民関税捜査局(ICE)は、彼が18歳以上だと主張するために、「疑似科学」として信憑性が問われている歯科検査に基づく年齢テストを実施しました。プライバシー保護のためハミッドと名乗るこの青年は、タリバン政権が父親を殺害してから偽造パスポートを使いアフガニスタンから逃れてきたと話しています。ハミッドは8日、カリフォルニア州ベーカーズフィールドのメサ・ヴェルデ勾留施設からデモクラシーナウ!の取材で初めての電話インタビューに応じてくれました。彼の弁護士マリエル・ビリャレアルにもニューヨークで話を聞きます。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 「黒人のお母さん救済デー」は母の日のために留置所から黒人女性を解放 保釈金制度を不当性を訴える

    今週末は母の日です。そして、母の日を家族と過ごせるよう、全国の人種正義団体が保釈金を支払って黒人女性を留置所から解放しています。2年連続で「黒人のお母さん救済デー」(Black Mama's Bail Out Day)はできるだけ多くの黒人女性を保釈するための寄付を募っています。この取り組みは多くの都市で実施されており、米国の保釈金制度の不当性への関心を喚起しています。「新境地の南部人」(Southerners On New Ground)代表で、「黒人のお母さん救済デー」を組織したひとり、マリー・フックスに話を聞きます。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ジーナ・ハスペルがCIA長官なら米政府は他国に拷問にゴーサインを出す

    ディック・チェイニー元副大統領は10日、米国政府は取り調べに拷問を用いる戦術を再開すべきだと主張しました。この発言の前日には、トランプ大統領がCIA長官に指名したジーナ・ハスペルが、CIAによる9/11同時多発テロ事以降の拘束した容疑者の扱いを「拷問」と呼ぶことを繰り返し拒否し、個人として拷問は不道徳であると考えているかどうかを表明するのを控えました。ハスペルの長官就任が承認されるかどうかは依然不透明です。共和党の二人の上院議員、すなわちケンタッキー州選出のランド・ポール議員とアリゾナ州選出のジョン・マケイン議員が指名に反対する声明を出したためです。ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)教授でTime in the Shadows: Confinement in Counterinsurgencies(『影の時間:ゲリラ鎮圧のための監禁』)の著者ラレフ・ハリリに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ラレフ・ハリリ:パレスチナの「ガンジー」たちがイスラエルのアパルトヘイトに抗して毎日行進している

    7週間前から連続で、ガザ地区のパレスチナ人がイスラエル国境近くに結集して抗議を続けています。これは「帰還の大行進」( Great March of Return)と呼ばれる非暴力抗議運動の一環です。抗議運動が始まって以来、イスラエル軍は少なくとも47人のパレスチナ人を殺害し、7千人近くを負傷させています。抗議者は、来週のナクバ70周年記念にぶつけて大型デモを予定しています。ナクバは「大惨事」の日として知られ、イスラエル建国の戦乱の中で70万人のパレスチナ人が退避勧告に従い、あるいは強制退去により故郷を離れることを余儀なくされた事件を指します。引き続き、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)のラレフ・ハリリ教授と話します。彼女の多数の著作にはTime in the Shadows: Confinement in Counterinsurgencies(『影の時間:ゲリラ鎮圧のための監禁』)などがあります。

    dailynews date: 
    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプがイラン核合意から離脱 イスラエルは戦争を吹っ掛けるか

    シリアでイスラエルとイランの間の緊張が高まっています。イスラエルは10日(木)、シリア国内のイランの施設数十箇所を爆撃しました。イスラエルによる攻撃としては2011年にシリア騒乱が始まって以来最大のものです。イスラエル当局によれば、この攻撃は占拠中のゴラン高原に駐屯するイスラエル軍に対しイラン軍が20発のロケット弾を発射したことへの報復です。ロケット弾の攻撃がイランによっておこなわれた証拠をイスラエルは提示していませんが、イランは「越えてはならない一線を越えた」とベンジャミン・ネタニヤフ首相は話しています。11日未明、イラン外相はイランによるロケット弾攻撃は「完全なでっちあげで根拠がない」としています。一方で、イランではなくイスラエルが今週の対立激化に火をつけたという更なる証拠が浮上しています。ニューヨーク・タイムズ紙は、9日に行われたイスラエルによるミサイル攻撃がシリア側のゴラン高原の村を直撃したと報じました。イギリスに拠点を置くNGシリア人権監視団もまた、イスラエルが8日にダマスカス近郊でミサイル攻撃を行い、イラン人8人を含む少なくとも15人が死亡したと伝えています。この攻撃が行われたのは、トランプ大統領が米国はイランの核合意から離脱すると表明してから数時間後でした。

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    2018/5/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • シリア戦時下で過ごした青春:マルワン・ヒシャム著 モリー・クラブアップル画の回想録

    イスラエルはシリアにあるイラン軍の施設数十か所を攻撃しました。これは2011年にシリアで始まった闘争以来、イスラエルによる最大規模の攻撃となりました。今回の空爆前日には、イスラエルは同国が1967年以来占拠するシリアのゴラン高原に配置されたイスラエル軍に対して、シリア国内に配置されたイラン軍がミサイル20発を発射したと非難しました。本日の放送の後半はシリアでの戦争について、シリア出身のジャーナリストとニューヨークを拠点とするアーティストに話を伺います。彼らは、数年来一緒に仕事をしてきました。マルワン・ヒシャム記者はシリアのラッカ出身のシリア人ジャーナリストで、現在はトルコに亡命しており、トルコを拠点に活動しています。彼はは2011年に行われた、バシャール・アル=アサド大統領反対の当初のデモに参加してからジャーナリストになりました。ヒシャムの新作は、賞にも輝くアーティストで挿絵も担当したモリー・クラブアップルが共著者です。二人がコラボレーションを始めた2014年には、ヒシャムはまだ自称イスラム国(ISIS)占領下にあったラッカに住んでいました。ヒシャムはISIS統治下の生活を写真に撮りクラブアップルに送信、彼女がそれをイラストにしました。

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    2018/5/10(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル:拷問の責任を問わなかったオバマが ハスペルのCIA長官就任への道を開いた

    5月9日、ワシントンではトランプ大統領がCIA長官に指名したジーナ・ハスペルが、CIAの尋問プログラム再開はしないと発言しました。これは彼女が初の女性CIA長官となるための上院情報委員会の承認公聴会でなされました。しかし、同じ公聴会でハスペルは9・11テロ後の「拷問」を含むCIAの囚人への処遇がモラルに反すると思うかという質問への回答をことごとく避けました。CIAで33年の経験をもつハスペルは、タイにあるCIAの秘密ブラック・サイトの2002年の管理責任者であり、そこでは囚人1人が水責めその他の拷問を受けました。彼女はそのブラック・サイトで撮影された拷問ビデオを密かに破棄した責任者でもありました。少なくとも2人の共和党上院議員、ランド・ポールとジョン・マケインがハスペルの就任に反対を表明、マケインは「彼女が拷問という手法を監督する立場にあったのは憂慮すべきであるのに加え、拷問はモラルに反するとの明言を避ける人間はCIA長官になる資格はない」と発言しています。しかし、ウエストバージニア州選出の民主党上院議員ジョー・マンチンが、ハスペル承認を支持するとすでに発表していることから、ハスペルは承認される可能性があります。調査報道サイト『ジ・インターセプト』の共同創設者で週刊ポッドキャスト『インターセプテット』の司会者でもあるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/10(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 予備選挙の日: ウェスト・バージニア州でブランケンシップが落選 オハイオ州で消費者保護監視者が勝利 インディアナ州でペンス副大統領の兄が勝利

    8日、ウェスト・バージニア、オハイオ、インディアナ、ノース・カロライナ各州で、多くの重要な予備選を決する投票が行われました。ウェスト・バージニア州では、注目を集めた連邦上院議員選挙の共和党予備選で同州司法長官パトリック・モリセーが、エヴァン・ジェンキンス連邦下院議員と元炭鉱王ドン・ブランケンシップを破り、上院議員候補となりました。ブランケンシップは、29人の鉱夫が死亡した2010年のアッパー・ビッグ・ブランチ炭鉱事故の後、罪を問われ1年間刑に服しました。ブランケンシップは、上院の多数党院内総務のミッチ・マコーネルと彼の「中国家族(訳註:マコーネルの妻で現運輸長官のイレーン・チャオの両親は台湾から移住。父親はその後、海運業で財をなした)」を攻撃する意見広告を出し厳しい批判を受けていました。モリセーは11月に、民主党保守派の現職上院議員ジョー・マンチンと議席を争います。オハイオ州では、民主党の州知事予備選挙で、リチャード・コードレイが前連邦下院議員デニス・クシニッチを破りました。コードレイは、アメリカ合衆国消費者金融保護局の初代局長を務めました。コードレイは11月、現知事ジョン・ケーシックの引退後の知事職をマイク・デワインと争います。インディアナ州では、マイク・ペンス副大統領の兄のグレッグ・ペンスが、同州東部の下院議員共和党予備選で勝利しました。

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    2018/5/9(Wed)
    記事番号: 
    4
  • メディア・ベンジャミン 平和運動はイランや北朝鮮の外交を支援する活動の強化を

    トランプ大統領は8日、前任者オバマ前大統領が尽力した2015年の歴史的なイラン核合意から米国は離脱すると発表しました。同日、トランプ政権の新国務長官マイク・ポンペオはトランプ大統領と北朝鮮の指導者、金正恩との歴史的直接会談の最終調整を行なうため、北朝鮮に飛びました。トランプ大統領、イラン核合意、核兵器の拡散や核戦争の回避について、コードピンクの共同創設者メディア・ベンジャミンから詳しく聞きます。ベンジャミンは、Inside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran (『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)の著者で、北朝鮮への平和代表団「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)にも参加しています。

    dailynews date: 
    2018/5/9(Wed)
    記事番号: 
    3

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