デイリーニュース

  • ノーマン・フィンケルスタイン: パレスチナ人には「居住不可」の檻・ガザから解放される権利がある

    今年の春のガザでの大衆非暴力抗議活動は、「屋根のない刑務所」ガザの人権状況がさらに悪化している中で展開されています。国連は2017年、ガザはすでに「居住不可」であると警告する報告書を出しました。ガザの水の大半は汚染されており、電力の供給は一日数時間に限られています。住民の半数以上が子どもです。住民の殆ど全てが難民で、世界の最過密地帯の一つであるガザ地区から外に出ることすらできません。著述家で学者のノーマン・フィンケルスタインから詳しく聞きます。彼の近著は、Gaza: An Inquest into Its Martyrdom.(『ガザ:その殉難の探究』)です。

    dailynews date: 
    2018/5/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ノーマン・フィンケルスタイン: イスラエルの虐殺への憤激はパレスチナ人の非暴力抵抗運動の力の表われ

    14日、「帰還の大行進」(The Great March of Return)の抗議行動に参加した非武装のパレスチナ人に対するイスラエル軍の発砲で、少なくとも61人が殺害され、2700人以上が負傷したにもかかわらず、米国はイスラエルへの批判を拒否しています。国連では、米国のニッキー・ヘイリー国連大使が、イスラエルの行動に関する国際調査の要求を阻止しました。ヘイリーは15日、ハマスが人々を暴力に駆り立てていると繰り返し批判し、自制した行動をとっているとしてイスラエルを賞賛しました。発言の中でヘイリーは、イスラエルへの非難を一切拒否しました。ヘイリーは後に、パレスチナのリヤド・マンスール国連大使が国連安全保障理事会で演説をおこなった際、会議場から退出しました。パレスチナ人の抗議活動が始まった3月30日以来、イスラエル軍により少なくとも112人のパレスチナ人が殺害され、1万2千人以上が負傷しています。国際刑事裁判所の主任検察官は15日、ガザの状況に注視を続けており、犯罪の訴追を可能にする措置をとることもありうると述べました。一方、国連の人権高等弁務官事務所は、イスラエル治安部隊がガザで「おぞましい致命的な暴力」をふるっていると非難しています。著述家で学者のノーマン・フィンケルスタインから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米国はイスラエルを非難することを拒否するが 国際刑事裁判所がガザ殺害に対する戦争犯罪調査を開始する可能性

    5月14日のイスラエル軍によるパレスチナ人の大虐殺は、国際的な非難を巻き起こしています。南アフリカは駐イスラエル大使を召還しました。トルコは駐イスラエル大使と駐米大使の双方を召還し、5月18日から3日間の喪に服することを宣言しました。パレスチナの指導者たちはイスラエル軍が戦争犯罪を犯したと非難していますが、米国は殺害への独立調査を要求する国連安全保障理事会の声明を阻止しました。一方、イスラエル当局は殺害を正当化するために、抗議行動はハマスによるものと主張しようとしました。タレク・バコーニにさらに詳しい話を聞きます。彼はHamas Contained: The Rise & Pacification of Palestinian Resistance (『封じ込められたハマス:パレスチナ抵抗運動の隆盛と鎮圧』の著者で、「アル・シャバカ:パレスチナ政策ネットワーク(Al-Shabaka: The Palestinian Policy Network)」と「欧州外交評議会」(European Council on Foreign Relations)の政策研究員です。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 「私の人生の大惨事」:ナクバの生存者が語るイスラエル軍が1948年に彼の村を爆撃し侵略した日

    パレスチナ人たちはガザ地区で5月15日、70万人以上のパレスチナ人たちが彼らの故郷から強制的に追い出された「ナクバ」(Nakba)または「大惨事の日」(Day of Catastrophe)から70周年を記念する新たな抗議行動を予定しています。5月15日の抗議行動は、5月14日にイスラエル軍が61人の非武装のパレスチナ人抗議者たちを殺害した翌日に行われるものです。パレスチナの抗議者たちが3月30日に開始した非暴力のデモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)以来、イスラエル軍はこれまでに少なくとも合計109人のパレスチナ人を殺害し、1万2000人を負傷させています。ナクバの生存者で86歳のマフムド・サラに、さらに詳しく話を聞きます。彼はエルサレム近郊の村で生まれましたが、その村は彼が十代だった1948年に爆撃され侵略されました。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    4
  • パレスチナ人にとって新しい米国大使館はガザの抗議行動のシンボル — しかし根本的原因は大規模な弾圧

    イスラエル軍がガザ地区のパレスチナ人抗議者たちに対して大虐殺を行う中、トランプ政権の幹部メンバーたちが、米国大使館の移転式典に出席するためにエルサルムに集まっています。出席者の中には、トランプ大統領の娘で米政府上級顧問のイバンカ・トランプと、彼女の夫で上級顧問のジャレッド・クシュナー、財務長官のスティーブ・ムニューシンもいました。米国大使館をエルサレムに移転するというトランプ政権の決定は、エルサレム市を含む幅広い国や地域から非難を巻き起こしました。エルサレムでは5月15日、移転式典に抗議するために抗議者たちが集まりました。パレスチナ人作家で「法的支援および人権保護のエルサレム・センター」(Jerusalem Center for Legal Aid and Human Rights)のプロジェクト・コーディネータを務めるブドゥール・ハサンに、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ガザ出身のライター:抗議者たちは世界最大の強制収容所からの解放を求めている

    ガザ地区全域で5月15日、イスラエル軍によって殺害された61人のパレスチナ人たちの葬儀が行われています。イスラエル軍は、エルサルムへの米国大使館移転とイスラエルのパレスチナ占領に抗議する非武装のデモ参加者たちに向けて発砲しました。イスラエル軍の狙撃兵によって射殺された犠牲者の中には、両脚を切断し車椅子にのっていた30歳のファディ・アブ・サルミがいました。別の犠牲者である生後8ヵ月のライラ・ガンドールは、イスラエル軍の無人機によって落とされた催涙ガスおよびイスラエル軍が発射した催涙ガスを吸い込んで5月15日の早朝に死亡しました。ガザ出身のライター兼活動家で、スウェーデンのルンド大学の開発学の学生でもあるムハンマド・シェハダにさらに詳しい話を聞きます。彼はハアレツ紙やフォーワード紙などに記事を書いています。フォーワード紙に掲載された彼の最新記事のタイトルは、"All We in Gaza Want Is That Israel Recognize Our Humanity"(「ガザ地区にいる我々全員が望むことはイスラエルが我々の人間性を認めることだ」)です。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「ナクバ(大惨事)」の日から70年 パレスチナではイスラエル軍がガザで61人の抗議者を殺害し2700人を負傷させる

    イスラエル軍は、5月14日の米国大使館のエルサレムへの移転とイスラエルの占領に抗議するデモ活動に対し、ガザ地区で少なくとも61人のパレスチナ人を殺害し2700人以上を負傷させました。この日は、パレスチナ人の抗議者たちが3月30日に非暴力のデモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)を始めて以来、最悪の日となりました。パレスチナ人指導者たちは、5月14日の取締り中にイスラエル軍が戦争犯罪を犯したとして非難しています。5月15日には、パレスチナ占領地区全域で、さらなる抗議行動とゼネストが計画されています。デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに、ガザから最新情報を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2018/5/15(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ヤニス・バルファキスが語る イラン核合意離脱と米大使館エルサレム移設で失われた中東における米国の信頼性

    画期的なイラン核合意からの離脱をトランプ大統領が決定したことで、経済的な影響が現れ始めています。ホワイトハウス高官は13日、トランプ政権はイランと取引をする欧州企業に制裁を課す準備が整ったと述べました。ギリシャ救済措置をめぐる欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)との交渉を率いた元ギリシャ財務大臣のヤニス・バルファキスに聞きます。バルファキスはまた、米国大使館のエルサレム移設を「公民権の惨事」と評しました。新著はTalking to My Daughter About the Economy: Or, How Capitalism Works—And How It Fails(『経済について娘に語る 資本主義が成功する時・失敗する時』)です。2015年にギリシャの財務大臣に就任し、同年にシリザ政権を辞任するまで同職を務めました。「民主的ヨーロッパ運動2025(DiEM25)」の共同創設者でもあります。

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    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    4
  • トランプは米国大使館のエルサレム移設式典に反ムスリム・反ユダヤの牧師を招いた  バーバー牧師が批判

    イスラエル軍が厳重な警備を敷くガザとの境界近くで14日、米大使館のエルサレム移転に反対するパレスチナ人数万人が非暴力抗議行動のために結集する一方で、米国では新たな「貧者の運動」(Poor People's Campaign)が立ち上がりました。運動の共同創設者の一人であるウィリアム・バーバー牧師は、全国の低賃金労働者や聖職者、コミュニティ活動家らを動員し、貧者の権利を擁護する取り組みを進めています。全米40州で14日から始まるアクションやイベントに人々が参加、6月23日のワシントンDCでの大規模な抗議活動でクライマックスを迎えます。団体「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)会長でユニオン神学校特別客員教授(公共神学)のウィリアム・バーバー牧師をゲストに迎え、ガザからワシントンDCにいたる人権問題や、トランプ政権が、米大使館エルサレム開設式で祝祷する牧師にダラスの反同性愛・トランプ支持の牧師を選んだことについて議論します。

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「モラルで対決する時が来た」 全米で新「貧者の運動」が市民的不服従を展開

    50年前の母の日、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が1968年4月4日に暗殺されるまで取り組んでいた「貧者の運動」(Poor People's Campaign)を引き継ぐため、数千人がワシントンDCに集まりました。キング牧師の告別式から1週間ほど経ったこの日、妻のコレッタ・スコット・キングはベーシックインカムの保障や完全雇用、低所得層向け住宅の普及を盛り込んだ「経済的権利章典」(Economic Bill of Rights)の実現を求める行進を率いたのです。それから半世紀が経った現在、ウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師が新たな貧者の運動を始めました。全米40州で低賃金労働者や聖職者、コミュニティ活動家が集まり、各地でアクションやイベントを展開する14日を皮切りに、ワシントンDCでの大規模な抗議活動でクライマックスを迎える6月23日まで運動は続きます。「貧者の運動:モラル回復への全国的呼びかけ」(Poor People’s Campaign: A National Call for Moral Revival)の共同議長を務めるウィリアム・バーバー牧師とリズ・セオハリス牧師をゲストに迎えます。

    dailynews date: 
    2018/5/14(Mon)
    記事番号: 
    2

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