デイリーニュース

  • 流産後の「恐ろしい試練の中」胎児の遺体埋葬を強制されたテキサスの母親 

    先週、米国控訴裁判所は、現副大統領のマイク・ペンスがインディアナ州知事時代に署名した、胎児の遺体の埋葬または火葬を義務づけるインディアナ州法を違憲とする裁決を出しました。この判決は、テキサス州が昨年、すべての死亡した胎児の埋葬あるいは火葬を義務づけ、研究目的のため胎児組織を寄贈することを禁止する法律を可決したことを受けて審理されたものです。今年1月、米連邦地方裁判所のデイビッド ・アラン・エズラ判事は「胎児遺体法」(fetal remains law) を一時的に差し止めましたが、テキサス州司法長官ケン・パクストンは法の執行を求めて戦いを続けると表明してきました。テキサス州オースティンのシートン・メディカル・センターで2015年に流産したブレイク・ノートンに話を聞きます。彼女は、胎児の遺体を病院の手で共同墓地に埋葬するか、 自らの費用負担で「私的埋葬」をするか選ぶよう強要されたのです。加えて、テキサス・オブザーバー紙の記者、ソフィー・ノバックにも参加してもらいます。ブレイク・ノートンについて書いた彼女の特集記事の見出しは「ごり押し:オースティンのカトリック病院が流産した患者に、胎児の埋葬への同意を強要。悲しい喪失を経験した女性に、さらに苦痛。

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    2018/4/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ イランとの核合意を非難 イランの政権交代推進を主張する強硬派を次々と閣僚に指名

    24日、トランプ大統領は、イランが核兵器プログラムを再開するならば、イランを攻撃すると脅しました。同時に、イランの核兵器取得を防ぐための結ばれた国際合意を反故にする計画も示唆しました。トランプは、イランとの核合意維持のためワシントンを訪問しているフランスのエマニュエル・マクロン大統領とのホワイトハウスでの会談中に、この発言を行いました。トランプは5月12日までに、米国が合意に留まるか否かを決定しなければなりません。マクロンは、既存の核合意の撤回には反対だが、シリアでのイランの役割などの問題に対処する新合意の可能性には前向きであると述べました。しかし既存の合意の継続を支持する人々は、トランプがこの合意から離脱し、イランの方から合意を破棄するよう仕向けるのではないかと見ています。さらにトランプ政権のジョン・ボルトン国家安全保障問題担当補佐官と国務長官の指名を受けているマイク・ポンペオには、交渉を「真剣に」進めていく「気はない」と見ています。「米国は一度たりと、イランで政権交代を行うという考えを棄てたことはない」と「全米イラン系米国人評議会」(National Iranian American Council)のジャマル・アブディ政策副議長は言います。

    dailynews date: 
    2018/4/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 活動家ら ICE拘束メンフィスのラティーノ著名ジャーナリスト、マヌエル・デュランの釈放を要求

    移民人権活動家らは、4月初めから移民・関税執行局(ICE)に拘束されているメンフィスの著名なラティーノのジャーナリスト、マヌエル・デュランの釈放を求めています。デュランは、郡刑務所の外で、移民の拘束に対する抗議を取材中に逮捕され、入国管理当局に拘束されています。エルサルバドルで生まれたデュランは、メンフィスのスペイン語ラジオ局でよく知られた記者の一人です。オンラインサイトのMemphis Noticias(メンフィス・ニュース)の運営者でもあります。拘束されているデュランは、ルイジアナ州イェナのラサルこう留センターの状況についての声明を発表しました。デュランは書きます。「この経験を通じて、この国の移民が強制退去前にどのような扱いを受けるのか、その詳細を身をもって知ることができた。昼も夜も照明がついたままであるために、目の上にタオルを置いて寝なければならない。点呼の後には、理由もなく45分にわたってベッドに横たわっていなければならず、その間には電話もできなければトイレにもいけない。」

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    2018/4/24(Tue)
    記事番号: 
    4
  • フィデル・カストロとABCの記者との恋愛が米国とキューバの関係をいかに変えたか

    ポリティコ誌は最新表紙記事で、リサ・ハワードという名のABCのジャーナリストがいかに、キューバのフィデル・カストロと秘密の関係を結び、最終的にカストロのオフィスとホワイトハウスとの間に秘密の連絡経路を確立するにいたったかを明らかにしました。ジョージ・ワシントン大学のナショナル・セキュリティー・アーカイブでキューバの記録プロジェクトを指揮するピーター・コーンブルーに話を聞きます。コーンブルーはポリティコに“'My Dearest Fidel': An ABC Journalist’s Secret Liaison with Fidel Castro”(「『親愛なるフィデル』:ABCジャーナリストとフィデル・カストロの秘密の関係」)を書きました。

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    2018/4/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • キューバで新たな大統領誕生 ラウル・カストロは権力から下りずに後退

    独裁者フルヘンシオ・バティスタを倒したキューバ革命後はじめて、カストロの姓を持たない人物が国家元首になりました。ミゲル・ディアスカネルは19日、宣誓して国家評議会議長に就任しました。ディアスカネルの前任のラウル・カストロは5年の任期を連続2期にわたって務めました。カストロは86歳で、共産党議長の座にとどまります。健康状態の悪化したフィデル・カストロは2008年、弟のラウルに国家評議会議長の座を譲り、2016年に死去しました。19日の就任式は、「ピッグス湾事件」として知られる、CIAの支援を受けたキューバ人亡命者による1961年の侵攻を打ち破った57周年の記念日に当たりました。ディアスカネルは、カストロ兄弟が率いた社会主義革命を守ることを約束することからその任期を始めました。ジョージ・ワシントン大学のナショナル・セキュリティー・アーカイブでキューバの記録プロジェクトを指揮するピーター・コーンブルーに話を聞きます。

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    2018/4/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国支援 終わりの見えないイエメン戦争 結婚式爆撃で花嫁を含む20人以上が死亡

    イエメン北部では22日、サウジアラビア率いる同盟軍により結婚式会場が空爆され、少なくとも20人が死亡しました。死者のほとんどは、結婚式で設けられたテントのひとつに集まっていた女性と子どもたちでした。死者には花嫁も含まれています。救護隊員や住民によると、30人の子どもを含む46人以上が負傷しました。イエメンの結婚式への攻撃は、4月3週目の週末に起きたイエメンの民間人が殺害された、少なくとも3件の空爆の一つです。ハッジャ州の空爆では5人家族が死亡、21日には戦闘機がタイズ市近くでバスを爆撃し、20人の民間人が死亡しました。アントニオ・グテレス国連事務総長は4月初め、イエメンは世界最悪の人道危機に陥ったと述べました。ハーバード大学博士課程の学生でイエメン人のシリーン・アル=アデイミに話を聞きます。

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    2018/4/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 1968年 コロンビア大学紛争で果たした黒人学生の役割 軍国主義と人種差別に抗った学生たち

    ちょうど50年前の1968年4月23日、ニューヨークのコロンビア大学キャンパスで学生数百人が反乱を開始しました。学生たちはロウ記念図書館棟にある学長室など5棟の建物を占拠し、何日も立てこもりました。学生たちは大学が軍事研究に参加していること、ハーレム地区の公園に大学の体育館を建てようとしていることに抗議しました。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺されて3週間前も経っていませんでした。4月30日には700人以上が逮捕され、この1968年コロンビア大学紛争はニューヨーク市史に残る大量逮捕を引き起こしました。学生ストが全米に広まるきっかけにもなりました。本日はその歴史的瞬間を振り返ります。ゲストは「アフリカ系アメリカ人学生協会」(Student Afro-American Society)の元リーダーレイモンド・ブラウン、当時バーナード・カレッジの学生で「民主主義社会を求める学生連合」(Students for Democratic Society、SDS)のメンバーとして抗議に参加したナンシー・ビーバーマン、SDSでコロンビア大学支部長を務めたマーク・ラッド、新刊A Time to Stir: Columbia ’68.『騒乱の時 コロンビア68』)を編集したポール・クローニンです。

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    2018/4/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • アースデイ2018 プラスチックによる海洋汚染、土壌汚染、体内汚染を撲滅

    10億以上の人が23日のアースデイを祝います。2018年のテーマは、「2020年のアースデイまでにビニール袋による環境汚染をなくす」です。毎年、約3億トンのプラスチックが販売され、そのうち約90%が最終的にごみ投棄場や海、そして私たちの体内に行きつきます。焦点の一部は、どこにでもあるように見えるプラスチックの小さなかけら、マイクロプラスチックです。5Gyre(5還流)研究所のマーカス・エリクセンに話を聞きます。エリクセンはプラスチックによる海洋汚染を調査するため世界中で20の探査旅行をおこないました。#BreakFreeFromPlastics (プラスチックからの解放)運動のプリシラ・ヴィラにも話を聞きます。

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    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ディルマ・ルセフ「ブラジル極右の台頭は独裁政権後勝ち取った民衆主義を脅かす」

    ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元ブラジル大統領の投獄は今年の大統領選を震撼させました。ルーラは最有力候補でしたが、釈放されなければ、出馬を禁じられる可能性が高いです。支持率2番手は極右の元軍人の大尉のジャイール・ボウソナロです。ディルマ・ルセフ元ブラジル大統領に極右の台頭と先日起きたブラジル人の人権活動家でリオ市議のマリエル・フランコ暗殺について話を聞きます。

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    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ディルマ・ルセフ「ルラ投獄はブラジルの民主主義を蝕むクーデターの一部」

    ブラジルではルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領の投獄に対する抗議が続いています。4月1週目、大いに物議をかもしている汚職の有罪判決によるルラの12年の禁固刑が開始しました。ルラは2016年大統領選の最有力候補でした。ルラの支持者は、彼の投獄は、2016年のルラの同胞ジルマ・ルセフ大統領弾劾に始まったクーデターの続きだと主張します。ルラとルセフは左派労働者党のメンバーです。2003年にルラが初当選して以来、労働者党の手助けによって何百万人ものブラジル人が貧困から抜け出しました。3月には、ルラは収監前の最後のテレビインタビューの1つとしてモクラシーナウ!に出演しました。4月3週目はじめ、ルラの最近の控訴をブラジルの連邦第4地方裁判所が棄却し、彼は更なる逆境に立たされました。一方でm何百人ものルラの支持者が、ルラが勾留されているブラジル南部の都市クリチーバ刑務所の外に野営しています。ディルマ・ルセフ元ブラジル大統領に話を聞きます。2016年の彼女の弾劾によって労働者党政権は約14年で終止符を打ちました。ルセフは元政治犯で、1960年代に米政府が支援するブラジルの独裁政権に対する地下抵抗運動に参加していました。1970年から1972年まで投獄され、その間繰り返し拷問を受けました。彼女は2010年に大統領に選出され、2014年に再選出されました。

    dailynews date: 
    2018/4/20(Fri)
    記事番号: 
    1

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