デイリーニュース

  • メキシコ国境での移民の家族引き離しに批判高まる 民主党は移民税関捜査局(ICE)の撤廃に動くか

    トランプ大統領は16日、批判の高まっている移民家族の引き離しについて民主党を批判し、「民主党が共和党の新法案で協力すれば、彼らが作った国境での家族強制引き離し問題を解決できるはずだ」とツイートしました。トランプは19日、共和党議員と会い、いわゆる移民法案の妥協案について話し合うことになっています。共和党議員はこの案が家族の引き離しを終わらせるとしていますが、一方で家族の拘束期限の解除や、トランプの主張する国境の壁建設への250億ドルの割り当てを含んでもいます。デモクラシー・ナウ!特派員のルネ・フェルツが、家族引き離しの歴史について語ります。フェルツは、家族引き離しの発端は民主党のこれまでの立法面での妥協だとし、今年11月に下院で民主党が多数派になったら、移民税関捜査局(ICE)への財政削減を呼びかけています。

    dailynews date: 
    2018/6/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • アリゾナ州移民子ども収容センターの元職員が内部告発 家族分離政策を批判

    アリゾナ州ツーソンにある同伴者のいない未成年者の収容施設で働いていた元ケアワーカーが、同施設の不十分な設備、スタッフの訓練不足、非人道的な管理実態を告発しました。家族分離による悲劇の目撃証言です。元施設職員アンタル・デビッドソンが辞職したのは、母親から引き離された子どもたちが抱擁しあうことを禁じるように命令されたからでした。同施設は、27施設を経営する非営利団体「サウスウェスト・キー」が運営しています。同非営利団体は現在、ホームレスのシェルターとして使われていたヒューストンの元倉庫をリースし、親から引き離された子ども数百人を収容する「ベイビー・ジェイル」(子ども拘置所)にするとしています。その多くは12歳未満です。アンタル・デビッドソンに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 米民主党議員も抗議する移民家族引き離し 全米各地の収容センターで抗議 テキサスからニュージャージーまで

    トランプ政権がメキシコ国境で移民の親子を引き離す政策を始めたことに対する抗議が全米で起きています。国境警備隊に拘束された親の大半は不法入国容疑で、移民収容センターに送られるまでの期間を拘置施設や刑務所で過ごすことになります。その多くが不法再入国の容疑です。その間、子どもたちには全国各地の避難所への送致や里親プログラムが適用されます。AP通信によると、4月19日から5月31日までに2000人近くの子どもが親から引き離されました。親から引き離された子どもが半数近くを占めるテキサス州マッカレンの一時収容施設では数百人の抗議行動がありました。ニュージャージー州では、民主党の議員グループがエリザベス市の民間移民収容所を訪ね、子どもから引き離され亡命を求める親たちと面会しました。テキサス州ヒューストンでは17日、元は倉庫だった建物の前で雨の中の行進がおこなわれました。ここはホームレスのシェルターとして使われていた倉庫で、政府が親から引き離された子どもたちを数百人規模でここに収容することを計画しています。12歳未満の幼い子どもも多く含まれています。

    dailynews date: 
    2018/6/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウィリアム・バーバー牧師:セッションズ長官が宗教を使って家族分離を正当化するのは「異端」

    300人以上のカトリック司教がトランプ政権の移民政策を激しく非難し、移民の子供を彼らの親から引き離すのを止めるよう要請しました。また、米国への亡命を求める家庭内暴力被害者の権利を打ち切るジェフ・セッションズ司法長官の方針も非難しています。セッションズ長官は14日、聖書を引用して司法省の移民政策を正当化しました。インディアナ州フォートウェインで招待客限定の集会で演説中のことです。「『ローマ人への手紙』第13章の中の、使徒パウロによる明瞭で懸命な命令を引用しましょう。パウロはこう言っています。政府の法律に従いなさい、なぜなら政府は神がその目的の実現のために任じたものだから」と、セッションズ長官は述べました。批評家たちは、この『ローマ人への手紙』第13章の引用を取り上げて、南部連合国擁護者らが奴隷制度を正当化するためによく使った、お気に入りの一節だと指摘しています。ウィリアム・バーバー牧師に聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/15(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ウィリアム・バーバー牧師:米国の医療保険や貧困政策は不道徳で民主主義を脅かす

    米国の極貧に関する国連報告書が発表されたのは、米国の貧困や人種差別と闘うことを目的とした60年代の「貧者の運動」(the Poor People’s Campaign)の再来として知られる、数週間に及ぶ全国規模の直接行動運動のさなかでした。マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが最初の「貧者の運動」を立ち上げてから50年目の今年3月に、この運動が開始されて以来、全国で2000人近い人たちが逮捕されています。新たな「貧者の運動」の共同委員長ウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 手厳しい国連報告書:トランプ政権の政策は貧困と格差を悪化させる企て

    極貧に関する国連特別報告者フィリップ・アルストンの報告書で手厳しく批判されたことを受けて、民主党幹部たちはトランプ政権に対し、米国に広がる貧困の問題に取り組むための計画を議会へ提示するよう要求しています。アルストン報告は、トランプ政権の政策が米国の貧困を更に深刻化させていると酷評しました。報告書には、4000万人のアメリカ人が貧困に陥り、1850万人が極貧生活を送っている状況が詳細に書かれています。また、米国では欧米諸国の中でも所得格差が最も大きく、世代間の社会的流動性が最も低い事情も詳細に書かれています。極貧に関する国連特別報告者フィリップ・アルストンに話を聞きます。彼は来週ジュネーブで彼の報告書を発表する予定です。

    dailynews date: 
    2018/6/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 弁護士:セッションズ司法長官の家庭内暴力被害者移民への攻撃は米国を「暗黒時代」へ引き戻す

    ジェフ・セッションズ司法長官は11日、家庭内暴力やギャングが関与する暴力は一般的にもはや亡命の理由にはならないと発表しました。この方向転換は、何千人もの人々に影響を与える大きな結果を招くものであり、特にジェンダーにもとづく暴力から逃れてきた中米出身の女性にとっては深刻です。この日セッションズ長官は、エルサルバドルの家庭内暴力被害者「A.B.」(仮名)に対し入国不服審査会が下した亡命認定を覆しました。彼女は15年にもわたり夫から暴行、性的暴行、殺人脅迫を受け続けたのちにアメリカへ命からがら逃げ出しました。A.B.に対する判決の中で、セッションズ長官はまた、家庭内暴力被害者は保護するに値すると認めた2014年の革新的な入国不服審査会の判例も覆しました。カリフォルニア大学法学部教授で「ジェンダーと難民研究センター」所長のカレン・ムサロに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 拘留センターが満員で トランプは軍基地にテントを設営し移民の子ども達の拘束を検討

    トランプ政権は、拘留センターで増え続ける移民の子ども用に米・メキシコ国境近くの軍基地内にテント設営を計画していると報道されています。「マクラッチー・ワシントン・ビューロー」によれば、米保健社会福祉省(HHS)当局者がテキサス州エルパソ近くの陸軍基地フォート・ブリスを数週間内に訪れ、テント設営予定地を見学することになっています。HHSが保有する拘留センターは定員の95パーセントまで達しており、そこに1万人以上の子ども達が拘束されています。拘束される子どもの数は最近2割以上増え、テントが設営されれば一時的に追加で1000~5000人の収容が可能です。このニュースを初報道したフランコ・オルドーニェス記者にワシントンから話を聞きます。オルドーニェスは「マクラッチー・ワシントン・ビューロー」のホワイトハウス特派員です。

    dailynews date: 
    2018/6/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米政府に違法に拒否された亡命希望者に 米・メキシコ両国の住人が救いの手を差し伸べる

    トランプ大統領の新たな「ゼロ・トレランス(容赦ゼロ)」政策を受け、ジェフ・セッションズ司法長官は、亡命希望者に対し法に従い正式な入国地で通関手続き行うよう求めています。しかしサウス・テキサスのリオグランデ・バレーに渡る国際橋は、申請手続きはできないとする国境警備隊により移民らは通過を阻止されています。女性や幼い子どもを含む一部の亡命希望者たちは、酷暑の中、数日から場合によっては数週間に渡り国境の国際橋上で待つよう指示されています。米・メキシコ両国の周辺住民は、手続きを待つ人々のために食料、水、衣服を運んで来ています。デモクラシー・ナウ!のプロデューサーのルネー・フェルツが援助物資を運ぶ人々に密着しました。また、リオグランデ・バレー在住40年以上の人権擁護弁護士ジェニファー・ハーブリーに、米国が法的な亡命申請を拒否し、長期に渡り彼らを拘束、場合によっては子どもと親を引き離した後、国外退去処分に処していることの意味についてインタビューしています。

    dailynews date: 
    2018/6/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • テキサス・メキシコ国境におけるトラウマ:家族がバラバラにされ 子どもたちが拘束される事態に 住民が立ち上がる

    米・メキシコ国境を越えた移民家族をバラバラにするトランプ政権の政策に対する抗議の広がりについて見ていきます。これら移民の多くは自国での危険な状態から逃れ、亡命を求める人々です。ジェフ・セッションズ司法長官が5月に新ルールを発表して以来、少なくとも600人の移民の子ども達が親から離されました。6月13日には連邦議員10人が、子どもたちを強制的に親から引き離す任務を担当する米税関国境警備局本部の入り口を塞ぐ抗議を行いました。14日には少なくとも60都市で「Families Belong Together」(家族をバラバラにするな)主催の抗議が計画されています。この組織はこの新政策に反対するために発足しました。本日は「ゼロ・トレランス(容赦ゼロ)」取り締まりの中心地となっているサウス・テキサスのリオグランデ・バレーの様子をお伝えします。ここでは5月半ばから移民家族と子どもたちの半分以上が国境警備隊に逮捕されました。デモクラシー・ナウ!のルネ・フェルツが、家族をバラバラにし広く非難を浴びているこの方針に対し行動を起こす住民にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2018/6/14(Thu)
    記事番号: 
    1

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