デイリーニュース

  • キング牧師の「貧者の運動」から50年 「モラルの復活」を訴える6週間アクション 逮捕者は2500人超え

    米国の首都ワシントンでは23日土曜日、「貧者の運動」(Poor People's Campaign)の行進が数千人を集めて行われました。参加者の声をお届けします。この大規模集会に先立ち全米で6週間にわたるアクションが繰り広げられ、2500人以上が逮捕されました。デモ参加者は「モラルの復活」を掲げ、人種差別、貧困、戦争経済、環境破壊を生み出すシステムの終結を訴えました。1968年4月4日に暗殺されたマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが死の直前まで取り組んでいた大義を引き継ぐため、同年にワシントンでおこなわれたデモが最初の「貧者の運動」でした。全国各地の活動家を集めた今回の行進はその50年後の再現となります。デモ参加者は、米国で広がる貧困に抗議の声を上げました。数日前には、ニッキー・ヘイリー米国連大使が、トランプ政権の政策が米国の貧困を悪化させているとする新たな国連報告を強く批判したばかりです。

    dailynews date: 
    2018/6/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「親子引き離しを止める最良の方法は親への容疑を取り下げること」 在留資格のない移民の母

    2000人以上の子供の親たちが、子供の居場所がわからないと嘆いている中、トランプ大統領は移民や難民申請者に対し「ゼロ・トレランス方式」の厳罰措置を続けています。トランプは今では、移民は司法判断なしに強制送還されるべきだと主張しています。「ミヘンテ」(Mijente)と「ノースウェスト勾留センター・レジスタンス」(Northwest Detention Center Resistance)の一員で、在留資格のない母親であるマル・モラ・ビラルパンドに話を聞きます。26日火曜日には自身の移民問題についての聴聞を控えるビラルパンドは、国境での親子引き離しを止める最良の方法は、親たちの罪を追及することをやめることだと指摘します。

    dailynews date: 
    2018/6/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 移民関税捜査局の拘禁は「魂を破壊」:エリトリア人移民が本国送還中に自殺

    今月エリトリア人の男性が本国に送還中に自殺しました。ゼルセナイ・エルミアス・テストファションはカイロ国際空港で死亡しました。34歳でした。彼はエリトリアの暴力から逃れるため、2017年に米国で亡命申請を行いました。強制送還されるまで一年以上を南フロリダとオハイオの拘禁施設で過ごしました。拷問や殺害の恐れがあったにもかかわらず、なぜ彼がエリトリアへ強制送還となったのか、友人や家族は説明を求めています。テストファションが1年以上も収容されていた南フロリダの移民拘禁施設ブロワード・トランジショナル・センターの内部で移民や亡命希望者のために支援を提供するボランティア訪問プログラムの創設者クリスティーン・ホーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 調査報道:移民税関捜査局(ICE)の収容施設の劣悪な医療体制が移民を殺す

    ヒューマン・ライツ・ウォッチの新たな報告書で、米国各地の移民税関捜査局の拘禁施設では医療体制が危険なほどに劣悪であることが暴露され、2017年度に移民収容施設で死亡した人の数は2009年以降のどの年度よりも多いことが明らかになりました。2015年12月から2017年4月までの期間に移民収容施設で起きた15件の死亡事例について医師たちが再調査したところ、15件のうち8件の死亡は十分な医療が受けられなかったことが原因だという結論に達しました。「移民税関捜査局(ICE)は現在4万人もの人々を拘禁しており・・・ ・・・さらに数を増やそうとしていますが、現在収容している人たちにさえ十分な保護を与えられていないことがわかりました」とヒューマン・ライツ・ウォッチの上級調査員クララ・ロングは話します。彼女は報告書Code Red: The Fatal Consequences of Dangerously Substandard Medical Care in Immigration Detention(『厳戒警報:移民拘禁施設の劣悪な医療水準がもたらす命にかかわる結果』)の著者です。

    dailynews date: 
    2018/6/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 移民の親たちは国境で政府に連れ去られた子供を探すも再会は困難

    トランプ政権が進めている「不寛容」(zero tolerance)政策によって不法入国で摘発された移民家族の子供が2300人以上も米墨国境で家族から引き離されています。子供を連れ去る税関・国境警備局と、その子供を収容施設で養育する難民再定住室との連携がうまく取れておらず懸念が高まっている中、初の親子再会の事例を取り上げた記事をオンライン報道サイト『インターセプト』が掲載しています。亡命申請後、テキサス州の移民当局によって先月5歳の息子と引き離されたグアテマラ人の女性について、ジャーナリストのデビ―・ネイサンに話を聞きます。この女性は38日間の収容の後に息子と再開しました、また、ヒューマン・ライツ・ウォッチの上級調査員クララ・ロングにも話を聞きます。「政府のシステムの外で、多くの仕事が行われています。とても素晴らしいことですが、これは例外的なことです」

    dailynews date: 
    2018/6/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • イエメン人たちが秘密刑務所内でのUAE職員による性的拷問を告発

    イエメンにあるアラブ首長国連邦(UAE)が運営する刑務所に収容されているイエメン人囚人たちへの蔓延する性的暴力を新調査が明らかにしています。AP通信は、イエメン南部の都市アデンで3月、15人の刑務所職員が囚人たちを並ばせ、密輸された携帯電話を探していると言って、肛門内を調べる前に服を脱ぐように命令したと報じています。囚人たちは泣き叫び、抵抗した者は殴られ、犬で威嚇されました。数百人の囚人たちが同じような虐待を受けたと報じられています。しかし、この記事で引用されている米国防総省の報道官は、こうした申し立ては立証されていないと述べました。UAEは米国の主要同盟国で、イエメンへの軍事攻撃でサウジアラビアと提携しています。こうした事実を明らかにした記者マギー・マイケルに話を聞きます。彼女はカイロを拠点とするAP通信の記者です。彼女の最新暴露記事のタイトルは “Detainees held without charges decry Emiratis’ sexual abuses”(「罪状なしで収容されている抑留者たちがUAEの性的虐待を非難」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 拘束されている移民の子供たちが強力な精神治療薬を強制的に注射されていることが 訴訟で明らかに

    衝撃的な報告が、移民の子供たちがテキサス州南部の収容所で強力な精神薬によって鎮静化され身体機能を奪われたことを明らかにしています。リビール誌の報道によると、ヒューストン南部の「シャイロ処理センター」(Shiloh Treatment Center)に収容されている子供たちは「彼らに眩暈を起こさせ、だるくさせ、太らせて、身体機能を奪いさえする薬を強制的に注射されている」ことを訴訟文書が示しています。一方、リビール誌の別の調査によると、移民の若者収容施設を運営する企業が蔓延する性的および身体的虐待の告発に直面しているにもかかわらず、米国の納税者はこうした企業に過去4年で、15億ドル以上を払っています。こうした事実を明らかにした記者オーラ・ボガードに、さらに詳しく話を聞きます。彼女は「調査報道センター」(Center for Investigative Reporting)が発行するリビール誌の移民担当記者です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    4
  • テキサス州マッカレンからの報告:家族と引き離された移民の子供たちが今後どうなるか誰も知らない

    家族の引き離しを終わらせると主張するトランプの大統領令にも関わらず、米政府には国境で両親から引き離された数千人の子供たちを親たちと再会させる計画はありません。「テキサス公民権計画」(Texas Civil Rights Project)の政策提言部長であるザネン・ハイメスに話を聞きます。彼は、トランプが「ゼロ・トレランス(容赦ゼロ)」政策を始めて以来、テキサス州マッカレンの連邦裁判所に毎日赴いている同団体のチームの一員です。同チームは、子供たちから引き離された親たちが国境を越えたことで、刑事裁判にかけられる前に、彼らから情報を集めています。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプが無期限の家族こう留を推し進める中 GEOグループと民間刑務所は利益を享受

    国境での家族引き離しを終わらせるというドナルド・トランプ大統領の大統領令は、代わりに家族をまとめて無期限こう留することを選択しています。ネイション誌によれば、この政策で米国の二大刑務所運営企業が直接利益を得ることになるだろうと報告しています。この2つの企業は、「GEOグループ」と、以前は「コレクションズ・コーポレーション・オブ・アメリカ」(Corrections Corporation of America)という社名で知られた「コアシビック」(CoreCivic)です。テキサス州オースティンを拠点とする公民権と人権団体「草の根リーダーシップ」(Grassroots Leadership)の代表ボブ・ライバルに話を聞きます。この団体は、テキサス州が米移民税関捜査局(ICE)の家族収容所を「育児施設」として分類したことで同州を訴えました。彼らは勝訴しましたが、このような家族収容所は引き続き無免許のまま運営されています。テキサス・オブザーバー紙に掲載された彼の新記事のタイトルは”It’s Time to Decriminalize Immigration”(「移民を非犯罪化するべきときが来た』)です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ政権 移民家族をまとめて無期限こう留へ:すでに家族と引き離された子供たちと家族の再会計画はなし

    トランプ大統領は国境で親子を引き離す政策を終わらせると彼が主張する大統領令に署名しました。しかし、批評家たちはこの大統領令が家族全員の無期限こう留につながる可能性があると警告しています。米政府には、すでに家族から引き離された数千人の子供たちとその親たちを再会させる計画はありません。ワシントンDCから、マックラチー紙ワシントン支局のホワイトハウス特派員であるフランコ・オルドネスに話を聞きます。彼の最新記事のタイトルは、”Trump’s immigration order replaces one crisis with another”(「トランプの移民令は1つの危機を別の危機に置き換えるだけ」)です。

    dailynews date: 
    2018/6/21(Thu)
    記事番号: 
    1

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