デイリーニュース

  • 1日に123人が死亡 米国で上昇する自殺率 公衆衛生の危機に迫る

    米国の自殺率がここ20年で25パーセント上昇したことが疫病予防管理センターの新たな報告で明らかになりました。上昇率が最も高かったのは、1999年と比べて57パーセントの上昇を示したノースダコタ州です。自殺は米国で10番目に多い死因となっています。本日はJ・ジョン・マン医師を招き、公衆衛生の危機について話をします。マン医師はコロンビア大学の精神医学の教授で、ニューヨーク州立精神医学研究所の部門別総監を務めています。国際自殺研究アカデミーと全米自殺防止財団の会長を努めたこともあります。

    dailynews date: 
    2018/6/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • キャシー・ケリー:アフガニスタンの和平の実現には貧困 失業 飢餓への対処が先決

    アフガニスタンのアシュラフ・ガ二―大統領はタリバンとの間で6月20日まで無条件で休戦すると発表しました。この発表の前には、アフガニスタンのイスラム聖職者たちが自爆攻撃に反対する「ファトワ」(宗教令)を発表しています。これは4日にカブールで開催された聖職者和平会議で集まった人々が襲撃され、14人が死亡し、ISISが犯行声明を出した事件を受けたものです。BBCの報道によれば、トランプ大統領が昨年8月にアフガニスタン戦略を発表し、駐留米軍を増加して以来、アメリカ空軍による爆撃の数が激増しています。交戦規定の変更によって米軍はタリバンへの爆撃を行うことが簡単になりました。米国の軍事と経済の両面の戦争を終わらせる運動「ボイセズ・フォー・クリエイティブ・ノンバイオレンス」の共同コーディネーター、ケイティ・ケリーに話を聞きます。彼女は何度もアフガニスタンを訪れており、今週も帰国したところです。

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    2018/6/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アンソニー・ボーデインはガザ訪問後 「パレスチナ人から人間の尊厳を剥奪した」と世界を非難

    有名シェフでテレビ司会者のアンソニー・ボーデインが自殺しました。61歳の彼は、CNNの番組「アンソニー世界を駆ける」の撮影で訪れていたフランスのストラスブールのホテルの部屋で死亡しているのが発見されました。この番組の一話で、ボーデインはガザ地区を訪れています。2014年には、ムスリム公共問題審議会(Muslim Public Affairs Council)から賞を授与されました。彼は受賞スピーチの中で、こう述べています。「世界はパレスチナ人に対し数多くの非道を働いてきましたが、その中で最も恥ずべきものは、パレスチナ人から人間としての扱いを奪ったことです」と語りました。

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    2018/6/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • イスラエル軍 加工動画を発表して殺されたパレスチナ人医療師ラザン・アル=ナジャールの中傷を図る

    ガザ地区では、何千人ものパレスチナ人がイスラエルによる封鎖に対し抗議を再開しました。3月30日にパレスチナ人の非暴力デモ「帰還のための大行進」(The Great March of Return)が始まって以来、イスラエル兵に殺害されたパレスチナ人は最低でも119人、負傷者は1万3000人を超えています。ちょうど1週間前、イスラエル軍が、ガサのパレスチナ人医療師ラザン・アル=ナジャールを射殺しました。彼女はイスラエルとの分離壁の近くで行われた抗議行動で負傷したパレスチナ人を助けて退避させているところでした。殺害された時、彼女は医療師であることを示す白衣をまとい医療スタッフの身分証明書を身につけていました。翌日ガザで行われた彼女の葬儀では、何千人もの人々が人が葬列に加わりました。彼女の殺害は世界中で怒りに火をつけました。今週に入り、イスラエル軍は狙撃兵は意図的にラザンを撃ったわけではないと発表しました。しかしイスラエル軍は7日に大幅に編集を施した動画を公表し、殺された医療師はイスラエルの狙撃兵に撃たれたときハマスのために「人間の盾」として行動していたと主張したため、多方面から批判を浴びています。ガザ出身のライターで活動家のムハンマド・シェハダに話を聞きます。彼はスウェーデンのルンド大学で開発学を学んでいます。

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    2018/6/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • スキャンダルが積み重なる中 プルーイット長官は環境保護庁を大改造して汚染産業と巨大企業を助ける

    環境保護庁(EPA)長官スコット・プルーイットは、辞任を求める声が高まる中で、またもや新たな倫理問題や公金使い込み疑惑の嵐に見舞われています。ワシントン・ポスト紙の7日の報道によると、プルーイット長官は、政府が350万ドルも使っている彼の身辺警備要員に、ドライクリーニングの受け取りを頼んだり、お気に入りの保湿化粧水を探させたりしていました。しかし連邦法は、公人が部下から贈り物を受け取ることを禁じており、無料奉仕も贈り物に含まれます。、一方で、プルーイットは引き続き、EPAの根本的な改造に邁進しています。ニューヨークタイムズ紙は本日(8日)、EPAが、市場に出回っている特に危険な化学物質について連邦政府が健康リスクと安全リスクを判定する方法を緩め、化学業界に大きな勝利を与えたと報じました。プルーイット長官は、EPAの規則制定プロセスの徹底改造と、オバマ政権時代の燃料効率基準強化の取り組みを緩めたことを非難されています。本日は、パブリック・シチズン代表ロバート・ウェイスマンに話を聞きます。

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    2018/6/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • メキシコの裁判所 行方不明の学生43人の新たな捜査を監督する「真実委員会」の設置を指示

    メキシコ連邦最高裁は、2014年のアヨツィナパ師範学校の学生43人が行方不明になった事件に対する政府の捜査を事実上、打ち切りとし新たな捜査の開始を指示しました。判事3人からなる審判団は6月4日、同事件の容疑者とされる数名の再審査の求めに対する判決をだしました。容疑者たちは、拷問により自白を強要されたと主張しています。これに対し審判団は満場一致で今回の事件に関する広範囲に渡る起訴は「迅速でも効果的でもなく、独立性を保つ公平なものではなかった」という判決を出しました。判事らはまた、メキシコ検事当局は重要な証拠を調べなかったとし、「メキシコ軍や連邦警察の一員による関与が疑われるのに、この方面への捜査を行った形跡はない」と記しています。アムネスティ・インターナショナルは今回の判決を、真実と正義への重要な進歩だと歓迎しています。メキシコの調査報道ジャーナリスト、アナベル・エルナンデスに更に詳しい話を聞きます。エルナンデス記者は新著The True Night of Iguala(『イグアラの夜の真実』)で、43人の学生らが行方不明になり大量虐殺されたとみられる事件へメキシコ軍兵士がいかに関与したかを明かしています。

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    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ニカラグアは泣いている:抗議活動中の息子を警察に殺された母 正義を求める

    反政府運動が広がるニカラグアでは、110人以上が殺害され、数千人の負傷者がでています。活動家らはダニエル・オルテガ大統領の即辞任を求めていますが、警察による犠牲も厭わない弾圧がつづきます。4月にデモ参加中の22歳の息子モロニ・ロペスを警察に射殺され、正義を求めるアルバ・ガルシアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 暴力的警察による取り締まりで死者が増えるニカラグアで 学生たちがオルテガ大統領の辞任を求める

    ニカラグアでは4月半ばから反政府運動が全国に広まっており、先週末少なくとも5人の死者がでました。ニカラグア政府が4月半ばに社会保障の見直しと縮小を発表して以来、ダニエル・オルテガ大統領の辞任を求める抗議活動が広範囲で行われ、110人以上が殺害されています。抗議運動と犠牲も厭わない政府による弾圧は、オルテガ政権11年間の中でも最大の危機となっています。本日は3人のゲストを迎えます。ナイジェリアのアブージャより元ニカラグア国連大使で、サンディニスタ政権時代の1979~90年にはニカラグアの外務省事務総長も務めたアレハンドロ・ベンダーニャに、ニカラグアのマナグアで抗議運動の先頭に立つ人権保護活動家のモニカ・ロペス=バルトダーノ、そして「代替政策を目指す開発グループ」(Development Group for Alternative Policies)のスティーブン・ヘリンジャー理事長にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプがアリス・ジョンソンを恩赦 非暴力的の薬物犯罪で終身刑に処された数千人の受刑者はどうなるのか?

    トランプ大統領は、リアリティ番組のスター、キム・カーダシアン=ウエストが恩赦を求めたことで、非暴力の薬物犯罪で終身刑に処された女性を減刑しました。この女性アリス・マリー・ジョンソンはメンフィス出身の孫もいる63歳で、6月6日、22年近く服役していたアラバマ州アリスビルの連邦刑務所から釈放されました。ジョンソンは恩赦されましたが、非暴力の薬物犯罪で執行猶予なしの終身刑で服役する受刑者は他にも数千人います。恩赦を求めるジョンソンの弁護士チームの一員だったジェニファー・ターナーに話を聞きます。ターナーは米国自由人権協会(ACLU)の人権問題研究者で、同協会の報告書A Living Death: Life Without Parole for Nonviolent Offenses(「生ける死者:非暴力犯罪で執行猶予なしの終身刑に処された人々」)を執筆しました。

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    2018/6/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • プエルトリコは「特権階級の遊び場」:住宅の差し押さえや学校閉鎖が続く中 投資家がやってくる

    ハリケーン・マリアがプエルトリコに壊滅的打撃を与えてから9カ月、医療や学校制度、インフラが弱体化する中、富裕な投資家たちが利潤をあげるべくプエルトリコにやって来ています。著述家、ジャーナリストであり、『インターセプト』の上席記者であるナオミ・クラインから詳しく聞きます。彼女の近著は、彼女の近著は、The Battle for Paradise: Puerto Rico Takes On the Disaster Capitalists.(『楽園を求める闘い:惨事便乗タイプの資本家たちとしのぎを削るプエルトリコ』)です。また、プエルトリコの環境活動家であり、「エコロジー農業をめざす組織(Organización Boricuá de Agricultura Ecológica)」の一員であるカティア・アビレス・バスケス、ニューヨーク市ブルックリンの住民団体UPROSEの代表で、Climate Justice Alliance(気候正義同盟)の共同議長であるエリザベス・イームピアーから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/6(Wed)
    記事番号: 
    3

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