デイリーニュース

  • 新自由主義と麻薬戦争の批判者アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコ大統領選で優勢

    メキシコで左派寄りの大統領候補アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールが、7月1日の大統領選挙で勝利に向けてリードしています。ロペス・オブラドールは、イニシャルを取ってAMLOという呼び名で知られていますが、出馬直後から最有力候補となっています。ロペス・オブラドールは2000年から2005年までメキシコ市長でした。今回の大統領選は彼にとって三度目の挑戦です。ロペス・オブラドールは、メキシコのアメリカからの輸入農産物への依存の解消、学生・生徒や高齢者への援助の拡大を公約に掲げ、麻薬戦争の犯罪者への恩赦を考慮しています。メキシコを拠点とする国際政策センタ(the Center for International Policy)の米州プログラムの責任者であるローラ・カールセンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 連邦地裁判事が国境で親から引き離された子供を家族の元に戻すよう命令

    米最高裁がムスリム入国禁止令を支持する判決を下した数時間後、サンディエゴの連邦地裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民の子どもと親との引き離しを停止し、既に引き離された子供たちを親元に戻すことを命じる判決を下しました。この判決は、5歳未満の子どもについては14日以内に、5歳以上の子どもについては30日以内に、親元に返すよう命じています。同判決は、トランプ政権に対して、国境を違法に越えた人々への訴追停止を命じてはいません。2000人をこえる子どもが、全国の拘留施設に投獄された両親から引き離されたままです。移民の権利の擁護者たちは、トランプ政権には、子供たちをどうやって親元に届けるのか、明確な計画がないと警鐘をならしています。すでに一部の親は米国から追放されています。アメリカ自由人権協会(ACLU)移民の権利プロジェクトの副責任者であるリー・ゲラーント、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェインジ(MPower Change)のリンダ・サルスール、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Rights.)のディアラ・シャマスから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 米最高裁がムスリム入国禁止令を支持 人種隔離や日系人の強制収容に通じる裁決として批判さる

    26日、米最高裁はトランプ大統領のいわゆる「ムスリム入国禁止令」を支持する判決を下しました。一方、サンディエゴでは、連邦地裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民の子どもと親との引き離しを停止し、引き離された全ての子供たちを30日以内に親元に返すよう命じました。26日、連邦最高裁は賛成5、反対4で、トランプ大統領の入国禁止令を支持しました。この禁止令は、国民の過半数がムスリムである5つの国(イラン、リビア、イエメン、シリア、ソマリア)から米国を訪れようとする人、ならびに、北朝鮮から来ようとする人およびベネズエラ政府の一部職員の米国入国禁止を定めています。最高裁判事ソニア・ソトマヨルは判決への異論を述べる意見書で、禁止令は「嘆かわしい」ものであり、「ムスリムの信仰に対する敵対心と悪意に動機づけられている」として厳しく批判しました。同判事はまた、禁止令を支持する裁決は、「事実を無視し、法慣行の解釈を誤り、その多くは米国市民である多くの家族や個人に降りかかることになる苦痛や災難に目をつぶる」こととなると述べました。最高裁の決定が公表された後、これに抗議する人々が最高裁の周りに集結しました。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • リンダ・サルスール:アレクサンドリア・オカシオ=コルテスは私たちが待ち望んできた希望

    民主党革新派にとって26日は画期的な日となりました。ニューヨークで、バーニー・サンダースの選挙運動オーガナイザーを務めたアレクサンドリア・オカシオ=コルテスが現職の下院議員ジョー・クローリーを破りました。メリーランド州では、全米黒人地位向上協会の前議長ベンジャミン・ジェラスが州知事の民主党予備選挙で勝利しました。民主党にとってこうした勝利は何を意味するのか、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェンジ(MPower Change)のリンダ・サルスールから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 28歳の社会主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが予備選で勝利 全ての人へのメディケアと移民関税捜査局廃止を支持

    中間選挙を控えた今年の予備選で、驚くべき番狂わせが起こりました。26日に行われたニューヨークでの民主党予備選挙で28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが、10期連続選出されてきた現職の連邦下院議員、ジョー・クローリーを破りました。クローリーは民主党下院のナンバー4の地位にあり、集めた選挙資金はオカシオ=コルテスの10倍。クローリーは民主党の院内総務になるのではないかと有力視されていました。それにもかかわらず、オカシオ=コルテスは、「全ての人へのメディケア」とICE(移民関税捜査局)の廃止を訴える進歩的草の根運動を推し進め、クローリーを破ったのです。オカシオ=コルテスに、彼女の歴史的キャンペーンについて詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 心理学者:国境での親子引き離しは世代を超えて受け継がれるトラウマを引き起こす

    2000人以上の移民の子供たちが両親から引き離れたままで、全米中の収容所に拘束されています。ワシントンポスト紙は、米当局は拘束した未成年者に対し容疑者写真スタイルの顔写真の撮影をしていると伝えています。その中には泣いている子供が写っているものもあるということです。テキサス州のウォルマートを改装した施設に収容されている移民の子供は毎朝、英語で「(米国民の米国に対する)忠誠の誓い」(Pledge of Allegiance)を唱えることを強制されています。一部の施設では、子供たちは「刑務所式の」点呼を受けています。子供が米国に拘束されたまま親がすでに強制送還されてしまっているケースもあります。心理学者で、トランプ政権による国境での親子引き離し政策を非難する公開書簡を執筆したダナ・シノポリ博士に、さらに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/26(Tue)
    記事番号: 
    4
  • マイケル・ベネットが語るNFLでの脳震とうと脳損傷「ファンは選手たちを人間じゃないと思うのをやめるべき」

    ナショナル・フットボール・チーム(NFL)の280人以上の選手たちが、2017年のシーズン中に脳震とうを起こしました。これは平均で1週間に12人です。死亡した111人のNFL選手の脳を調べた最近の研究では、1人を除いて全員に慢性外傷性脳症(CTE)があったことがわかりました。CTEは、頭部への繰り返される殴打に関係する退行性の脳疾患です。NFLで3回プロボウラーとなり、長年の活動家でもあるマイケル・ベネットに、CTE、競技中に選手が負うリスク、画面上で見る愛する選手が人間であることをファンが認識する必要性について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • マイケル・ベネットが語る米国で黒人として育つことのトラウマと彼の「自分もエメット・ティルと同じ目に遭うかもと自覚した瞬間」

    マイケル・ベネットが12歳のとき、ジェームズ・バードがテキサス州ジャスパーでリンチされました。このアフリカ系米国人男性は、白人至上主義者たちによって残忍なやり方で殺害されました。彼らは彼の両足首をトラックの後ろに鎖でつなぎ、路上を3マイル(約4.8キロ)以上引きずりました。男たちがバードの身体をトラックの後ろからほどくまでに、彼の頭部と右腕は切断されていました。マイケル・ベネットは、この殺人事件が「自分もエエメット・ティルと同じ目に遭うかもと自覚した瞬間」になったと語ります。ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手で活動家でもあるベネットに、彼の幼年時代や彼の母親からの影響について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/6/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 『白人を居心地悪くさせること』NFLのマイケル・ベネットが語る人種正義のための膝つき

    6月第4週にイースト・ピッツバーグ警察によって丸腰の17歳のアフリカ系米国人アントワン・ローズが射殺されましたが、彼のような黒人少年や黒人男性に対する警察の発砲に抗議して、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の数十人の選手たちが2シーズン以上にわたり、競技場で国歌が演奏されている間地面にひざをつくという抗議行動をとってきました。NFLの競技場での抗議行動は、クォーターバックのコリン・キャパニックが2016年8月、人種差別と警察の蛮行に抗議して国歌演奏中に起立することを拒否したことから始まりました。NFLは2018年5月、試合前の国家演奏中に選手たちが起立を拒否した場合はチームに罰金を科すと発表しました。NFLの32人のオーナーによって採択されたこの新規則では、選手たちは国歌が演奏されているあいだロッカールームに留まることが許されています。NFLで3回プロボウラーとなり、長年の活動家でもあるマイケル・ベネットに話を聞きます。彼は、武器を持たない黒人男性に対する警察の発砲に抗議する、元フォーティナイナーズのクォーターバックであるコリン・キャパニックが率いる運動に参加しています。ベネットは最近、スーパーボウルで優勝したフィラデルフィア・イーグルスにトレードされました。このチームは、トランプ大統領によって最近ホワイトハウスへの招待を取り消されたチームです。

    dailynews date: 
    2018/6/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新作映画『ザ・キング』のジャレッキー監督:「エルビス・プレスリーの栄光と転落は現代の米国のメタファーだ」

    受賞歴のあるドキュメンタリー映画作家ユージーン・ジャレッキーは、トランプ時代の米国を理解するためには、光と闇が交錯するエルビス・プレスリーの生涯を振り返るだけでよいと語ります。ジャレッキーの新作ドキュメンタリー”The King”(『ザ・キング』)が今週、ニューヨーク市で公開されます。ジャレッキーはこの作品で、プレスリーの愛車1963年型ロールスロイスで全米を旅し、トランプ時代の米国に何が起こったのかを理解しようとします。「アメリカン・ドリームは、白人男性だけのものでした」とジャレッキーは語ります。「現在の状況は、この国が民主主義より権力と金を優先した結果です。私たちは資本主義によってハイジャックされてきたのです」。エルヴィス、文化の盗用、公民権運動、この国の物語について、ジャレッキーと議論します。

    dailynews date: 
    2018/6/25(Mon)
    記事番号: 
    3

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