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2012年7月25日(水)

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  • 世界最大の国際エイズ会議が開幕しました。米国での開催は22年ぶりになります。1週間に及ぶこの会議のためにトップクラスの科学者や外交官、活動家など、世界中から約2万人の人々がワシントンDCに集まります。同エイズ会議の国際共同議長で国際エイズ学会代表のエリー・カタビラ博士と、ネイション誌でエイズ会議取材を担当する独立ジャーナリストのメリッサ・ジャイラ・グラントに話を聞きます。

  • 2012年国際エイズ会議でワシントンDCに数千人が結集しHIV/AIDSに関して話し合いますが、この世界的な疫病の被害を最も受けている人々の多くが会議から排除されています。HIV感染者の渡航制限のため、海外のセックスワーカーや麻薬使用者は特別許可が下りないかぎり米国に入国できないのです。HIV/AIDSに関する世界的な議論から排除されるのを拒んで、セックスワーカーや協力者たちが6日間の代替え会議「セックスワーカー・フリーダム・フェスティバル」をインド・コルカタで開催中です。インドのセックスワーカーおよびHIV感染者・患者の権利のために活動する草の根団体SANGRAMの事務局長ミーナ・セシュと、元セックスワーカーでニュージーランド売春婦共同体(New Zealand Prostitutes Collective)の会員であるアナ・ピッカリングにコルカタから話を聞きます。「セックスワーカーこそが世界中でこの病禍の最前線で戦っているのです」とセシュは言います。「米国政府が私たちをこれらの議論から排除しつづけているのは残念なことです」

  • 2012年国際エイズ会議の開催で、米国が世界でも自国でもエイズ禍を止める努力を拡大するとの期待が高まっています。HIV/AIDSは引き続き米国人の健康を脅かす大きな要因です。米国では10分に1人の割合でHIV感染者が発生し、自分の感染を知らずにいる人も多いのです。エイズ感染による苦しみに苛まれやすいのが非白人、とりわけ女性とゲイ男性です。HIV/AIDSおよびリプロダクティブ・ジャスティス(生殖の正義)の分野のパイオニアであるデイゾン・ディクソン・ディアロと、世界的なHIV/AIDS対策のリーダーで米国のエイズ戦略を築いてきたカリフォルニア州選出の民主党下院議員バーバラ・リーに話を聞きます。リー議員は国連開発計画の「HIVと法律に関する世界委員会」の米国代表であり、エイズの無い世代を作るための世界戦略を呼びかけた議案 H.R. 6138 を米議会に提出したところです。「医療費負担適正化法は、既往症を持つ多くのHIV/AIDSの患者感染者に医療保険が適用されるという点で大きな勝利と言えます」とディアロは言います。「一部の南部州を除くほとんどの州は、すでにメディケイド(低所得者用医療扶助)の拡大は選択しないと決めています。したがって、低所得層や貧困レベル以下で暮らす人々でも賄えるような医療の機会と範囲との部分に直接働きかけているのです

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