デイリーニュース

  • ハネウェルのウラン濃縮工場 スト破りを使って安全性を求める組合員を弾圧

    4月25日ハネウェル社の株主総会で、イリノイ州メトロポリスにある同社のウラン濃縮工場が、従業員と一般市民を危険にさらしているとして、数十人の労働者が抗議行動を行いました。軍需産業大手のハネウェル社は3月、危険な放射性廃棄物を許可なく保管していたことで有罪を認めました。オハイオ川付近の同社工場の裏で、高濃度の放射線を含む泥が入ったドラム缶をのざらしにしていました。工場の労働者らはハネウェル社に対し、問題を何度も通告したと言います。多くの労働者は鉄鋼労働組合連合のメンバーで、この件によって同社が組合解体を望むようになると感じています。メトロポリス工場では200人以上の労働者が、職場の安全基準、経済、勤続年数の問題をめぐって同社との契約交渉が行き詰まり、2010年6月以来失業中です。イン・ディーズ・タイムス誌のためにこの件を広く取材した労働問題ジャーナリストのマイク・エルクに話を聞きます。

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    2011/4/26(Tue)
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    2
  • チェルノブイリの大惨事:世界最悪の原発事故から25周年

    日本は福島第一原子力発電所での核の危機への対応に追われていますが、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは4月26日、チェルノブイリ原発の炉心溶解から25周年を迎える追悼式典が開かれます。1986年4月26日、同原発での爆発はロシア、ベラルーシ、そしてヨーロッパの広範囲にわたって放射性の灰を飛散させました。旧ソビエト連邦当局は事故を隠蔽しようとしましたが、結局チェルノブイリ周辺の5万人の住民が避難しなければなりませんでした。原発近くの広大な地域は居住禁止区域になったままです。日本の危機が起こる以前は、チェルノブイリ事故が世界で唯一、国際原子力機関(IAEA)が定める最悪のレベル7の“重大事故”核惨事でした。

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    2011/4/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米政府、150人以上の無実の人々をグアンタナモに収容:ウィキリークス

    告発サイト・ウィキリークスが、グアンタナモ米海軍基地内の収容施設に関連する数千点の機密文書を公開しました。これらの文書により、ブッシュおよびオバマ政権が、罪のない150人以上の人々を、無実と知っていながら、起訴しないまま、数年間拘束していたことが明らかになりました。多くの事例で、米軍上級司令官は、そうした人々をグアンタナモに収容する理由がないと結論づけていました。無実の人々のなかには、89才のアフガニスタンの村民や、拉致された14才の少年が含まれています。そのうちの何人かは、カシオの人気の腕時計を身に着けていたという理由だけで、グアンタナモに収容されていたのです。同型の時計を、アルカイダがタイマーとして利用していました。また、ジャーナリストのサミ・アルハジを6年間にわたって収容した理由の一つが、勤務先だったアルジャジーラネットワークの取り調べを行うためだったことも、公開された文書で明らかになりました。アルハジをグアンタナモに収容したのは「アルジャジーラニュースネットワークの訓練プログラム、電気通信設備、さらにはチェチェン共和国、コソボ、アフガニスタンでの取材活動の状況に関する情報を入手するため」だったと、アルハジについての報告書は述べています。詳細について、ジャーナリストのアンディ・ウォーシントンに話を聞きます。

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    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チュニジア、エジプト、次はイエメンか? イエメン大統領が30日以内の退陣を約束

    イエメンで長期にわたり同国大統領の座にいたアリ・アブドラ・サレハが、3か月に及ぶ抗議デモを受け、近隣アラブ諸国の提案を受け入れて数週間以内に退陣することを決めたと報道されています。サレハ大統領が実際に退陣すれば、北アフリカ・中東地域での指導者の退陣はこの3か月で3人目となります。しかし国民の多くは大統領のこの約束を信じておらず、イエメンではデモが引き続き行われています。25日にも、タイズで治安部隊が発砲し、少なくとも10人が負傷しました。独立系ジャーナリストで、ニューヨーク。タイムズ紙の取材のために滞在していたイエメンから帰国したばかりのローラ・カシノフに話を聞きました。

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    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • シリア政権、デモ弾圧を強化 22日以降で死者150人超

    シリアでは、デモの実施を禁止する非常事態法が前週解除されたものの、民主化デモに対する大規模な弾圧は激しさを増しています。アルジャジーラによると、外出禁止令の敷かれた南部ダルアーに、数千人規模の軍部隊と戦車が投入され、屋根の上には狙撃兵が配置され、これまでに少なくとも20人が殺害されました。またダマスカス郊外にあるドゥーマでも、治安部隊による急襲がありました。こうした弾圧は、シリアでデモが起きて以降最悪となる100人以上の死者を出した22日の抗議行動以降、激しさを増しています。シリアにいるアルジャジーラのルーラ・アミン記者と、人権弁護士でアクティビストのラザン・ザイトウネに話を聞きました。

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    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベン: 下院の地球温暖化否定決議は「議会史上最も恥ずべき決議」

    今週ワシントンDCで開かれた「パワーシフト2011」会議で、長年の環境活動家ビル・マッキベンは、米国がいかに気候変動への対策を怠ってきたかを批判しました。彼は環境団体350.comの創設者です。350というのは多くの科学者が指摘する大気中の二酸化炭素濃度の安全限度量である350ppmという数字から名付けられています。「我々のこの国のことを考えてみてほしい。歴史的に最大の炭素排出国なのだ。昨年は提案されたなまっちょろい、ふがいない気候法案さえ上院は採択を拒んだ」とマッキベンは言います。「先週はさらに下院が、地球温暖化は本当ではないという決議を248対174で可決した」

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    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「今こそ立ち上がれ」 ティム・デクリストファーから若き気候活動家たちへのメッセージ

    環境保護活動家のティム・デクリストファーはこの3月、連邦陪審から石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(400平方km)以上の国有地の競売を妨害した件で、2つの重罪有罪評決を受けました。最高で禁固10年の刑を言い渡される恐れがあります。先週末、パワーシフト2011会議で講演した彼は若き気候活動家たちに更なる犠牲を訴えました。「健康で公正な世界という理想を創出する力を我々は持っています。それを実現するために犠牲を払う覚悟さえあれば、です」とデクリストファーは訴えました。「この不正義を止めることは自分の出世プラン以上に大切なことだと、我々の運動が言い始めるのは、いったいどの時点か?」

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    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「両党とも水準を上げよ」とオバマ政権の元環境関連雇用担当官バン・ジョーンズ

    この1週間、ワシントンDCには「パワーシフト2011」会議で扱われる気候変動問題をめぐって1万人以上が集結しました。長年にわたる環境保護提唱者でオバマ政権の「緑の雇用」(環境ビジネス雇用創出)特別補佐官でもあったバン・ジョーンズが基調演説を行いました。「我々は大地から死を掘り出してエンジンで燃やしている。葬儀もしないで発電所でも死を燃やしている」とジョーンズは言います。「そうやって死を地中から掘り出し燃やしたあとで我々はいまあたふたしているのだ。死はいまや空から地球温暖化という形で降り、海には流出原油という形で漂い、我々の子供たちの肺の中では喘息や癌という形で宿り始めた。それで我々はいまあたふたしているのだ」。

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    2011/4/22(Fri)
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    2
  • アースデイ特番:バンダナ・シバとモード・バーロウ 母なる大地の権利を語る

    国連総会は今週、自然に対しても人間と同等の権利を与える国際基準について議論しました。類似の取り決めはボリビアやエクアドルのほか、米国でも十数カ所の地方自治体で採択されています。著名な環境保護活動家モード・バーロウとバンダナ・シバに登場してもらいます。「人類史の大部分において世界の文明の大半は、世界というものを関係性や結びつきという観点からとらえてきました」とシバは言います。「母なる大地の権利とが私たちに気づかせてくれるものが1つはあるとすれば、それは私たちはみんな関連し合っているということです」。

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    ★ ニュースレター第42号(2011.7.25)

    ★ DVD 2011年度 第1巻 「巨大市場インド」に収録

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    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「死の医師」 テキサスの知的障害者死刑囚の精神鑑定から降りることに合意

    テキサス州政府は、4月15日、非科学という表現で批判されている方法で少なくとも25人のテキサスの死刑囚の知的障害鑑定を行った心理学者を譴責しました。その25人のうち2人は後に処刑されています。ジョージ・デンコウスキー医師は、被告が知的障害者ではなく、死刑は不適切ではないと証明することを望む検事にとって頼りになる心理学者でした。デモクラシー・ナウ!では、2010年1月に、ルネ・フェルツがテキサス・オブザーバー誌に書いた記事に添付されたビデオ・レポートを通じて、デンコウスキー医師のことを初めて取り上げました。最近の状況について、テキサス被告弁護人会(Texas Defender Service )の弁護士キャスリン・ケイスと、結果的にデンコウスキーによる刑事裁判での被告人鑑定をやめさせることになった申し立てをおこなった、心理学者のジェローム・ブラウン博士に話してもらいます。

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    2011/4/21(Thu)
    記事番号: 
    3

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