デイリーニュース

  • シリアの都市ホムスで抗議者らが発砲を受ける中、同国が非常事態法を解除

    シリア警察は4月19日、シリアの都市ホムスの中央広場を占拠していた数千人の反政府デモ隊に発砲し、催涙ガスを浴びせたと報じられています。4月18日の月曜日、週末に殺害されたおよそ25人の活動家の葬儀が終わると、1万人を超える抗議者が広場に集まりました。デモ隊は、長年続くシリアの非常事態法の即時解除、政治犯の釈放、バッシャール・アサド大統領の即時退任を求めました。一方、内部告発サイトのウィキリークスが新たに公表した外交公電は、米国によるシリアの反体制グループと活動家への極秘に資金提供が少なくとも2005年から行われていたことを明らかにしました。ジョージメイソン大学中東研究プログラム主任のバサム・ハダドから話を聞きます。

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    2011/4/19(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ジョージア州議会、アリゾナ州の反移民法そっくりの法案を可決

    アリゾナ州に続きジョージア州が、州や地元の警察官に対して、彼らが違法移民であると疑いをかけた住民に在留資格証を保持しているか確認できる権力を与えることになりそうです。先週木曜、ジョージア州議員らは「書類(在留資格証)を見せろ」法として批判の対象となっている問題含みのアリゾナ州移民法(SB1070)をモデルにした新たな法案を可決しました。この法案を通過させるために運動してきたネイサン・ディール・ジョージア州知事は、近く法案に署名する予定です。ジョージア州ACLUの「国家安全保障および移民者の権利に関するプロジェクト」のディレクターであるアザデ・シャハシャハーニー、そしてアプライドリサーチセンターのシニア研究員で、ColorLines.comの調査報道記者でもあるセス・フリード・ウェスラーに話を聞きました。

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    2011/4/18(Mon)
    記事番号: 
    3
  • BP社原油流出事故から1年、アントニア・ユハス「500万バレルの原油はいまだ海から消えていない」

    今週は史上最悪の石油流出事故が起きてから一年になります。昨年の4月20日、メキシコ湾でBPの石油掘削基地が爆発し原油が流出。11人の従業員が命を落とし、約2億ガロンの石油が流出したとされています。また数千万ガロンの天然ガスと180万ガロンの化学物質も流出しました。新刊Black Tide: The Devastating Impact of the Gulf Oil Spill(黒い潮流:メキシコ湾石油流出の多大な影響)の著者であるアントニア・ユハスに話を聞きました。ユーハズは先週ロンドンで開催されたBP社の株主総会に参加し、同総会参加を拒否されたメキシコ湾岸に暮らす住民を代表して意見を述べました。

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    2011/4/18(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ザイナブ・アルカワジャ、家族の釈放求めハンガーストライキ8日目

    ペルシャ湾岸のバーレーンでは民主化運動に対する厳しい弾圧が続いています。9日深夜に突然自宅が襲撃を受け父親と夫、義兄が拘束されたザイナブ・アルカワジャに話を聞きました。ザイナブはハンガーストライキ開始から8日目を迎えましたが、彼女は家族が解放されるまで続けると話しています。またヒューマンライツ・ウォッチの調査員で、バーレーンに6週間滞在していたファレズ・サネイにも話を聞きました。「現在のバーレーンでは、国に異議を唱えているあらゆる種類の運動が最大規模の弾圧に直面しています。警察国家そして独裁国家に変わるバーレーンを目の当たりにしているのです」。

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    2011/4/18(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「清い魂と大きな心」のイタリア人平和活動家ビットリオ・アリゴーニ ガザで殺害

    36歳のイタリア人平和活動家ビットリオ・アリゴーニの遺体がガザで発見されました。目隠しをされ血を流している彼の映像が誘拐犯組織によってネット上に掲載されて間もなくのことでした。彼らは、ハマス政府に身柄を拘束されている組織の指導者が釈放されなければ、アリゴーニを処刑すると警告していました。アリゴーニはイスラエルの占領に反対して非暴力の直接行動をモットーとするパレスチナ支援団体「国際連帯運動」のメンバーでした。2008年に人道支援物資を積んだ船でガザに入って以来、ここで暮らしていました。ビットリオの友人で国際連帯運動の共同創設者であるフワイダ・アラフに話を聞きます。

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    2011/4/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 環境気候関連予算の大幅削減に、マーク・ハーツガードが『今後50年の地球生活』を語る

    米議会で可決した予算案により、環境保護庁予算は16億ドル(前年度比16%)の削減となりました。これで米国海洋大気圏局で計画されていた気候担当部局の予算は縮小、エネルギー気候変動担当の大統領補佐官のポジションもなくなりました。下院で多数派になって以来、共和党議員たちはあの手この手でオバマ政権の気候変動対策をそぎ落としてきました。新著Hot: Living Through the Next Fifty Years on Earth(『暑い:今後50年の地球生活』)を出した調査報道ジャーナリストのマーク・ハーツガードに話を聞きます。★ 字幕動画はこちら

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    2011/4/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • オフショア金融と租税回避地がグローバル経済の中心地に

    米国の納税申告の期限が来週月曜日に迫る中、企業と富裕層が納税や政府の規制を回避するためにオフショアバンキングとタックスヘイブン(租税回避地)をどう活用しているかを見てみましょう。「タックスヘイブンは1970年代以来、グローバリゼーションと共に急速に成長し、いまや世界経済の中心に位置する巨大な存在になった」と、本日のゲストである英国人ジャーナリストのニコラス・シャクソンは言います。「現時点でオフショアに置かれた資金は10兆から20兆ドルの間。世界貿易の半分が何らかの形でタックスヘイブンを経由して決済されている」。シャクソンの新著はTreasure Islands: Uncovering the Damage of Offshore Banking and Tax Havens(『宝島:オフショアバンキングとタックスヘイブンがもたらす損害を暴く』)です。

    ★ 字幕動画はこちら



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    2011/4/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ガセネタだった「GE は米財務省に32億ドルの税金還付金を返上」 そんな計画はゼロ

    AP通信は13日付けで「ゼネラル・エレクトリックは4月18日に米財務省に総額32億ドルの税金還付金を返上すると発表した」と報じました。GEが2010年に全世界で総計142億ドルの収入を得ながら、連邦所得税をまったく支払わなかったことをニューヨークタイムズ紙が報じて以来、同社の納税記録に注目が集まっていました。ところがこのAP通信の報道は、実際には「法人税の欺瞞に対して直接行動を行う市民運動」と称する新団体USアンカット(USUncut)のメンバーが書いた「広報」に基づいたものであることが明らかになりました。USアンカットのメンバー、アンドリュー・ボイドに話を聞きます。

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    2011/4/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • グレース・リー・ボッグスが語るデトロイトと『次のアメリカ革命:21世紀に向けた持続可能な社会運動』

    米国の景気後退の「グラウンド・ゼロ」であるデトロイトの経済状況を公民権運動活動家で作家のグレース・リー・ボッグスが語ります。「デトロイトに住んでいない人にはなかなか理解できないと思いますが、空き地を目にすると、荒廃ではなく希望が見えるんです。それは、自分の食べ物を栽培する機会であり、そして都会の若者にはとても難しい、物事の過程にかかわるという実感を得る機会なのです。空き地は文化革命の可能性を意味しています」とボッグスは語ります。

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    2011/4/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 討論:オバマの予算案検証と米国経済の現状

    オバマ大統領の予算案と米国経済の現状について、3人のゲストが討論します。参加者はハーパーズ誌のコラムニストでThe Wrecking Crew:How Conservatives Ruined Government, Enriched Themselves and Beggarded the Nation(『解体業者:政府をダメにし私腹を肥やし国を困窮に追いやった保守派たち』)はじめ数々の著作がある作家のトーマス・フランク、キリスト教系団体ソジャナーズ・コミュニティの創設者でありまたソジャーナーズ誌の編集者で、議会の予算削減に抗議し3月26日以来ハンストを行っている、ジム・ウォリス、そしてデトロイト在住の95歳の活動家で作家・哲学者のグレース・リー・ボッグスです。ボックスは、過去70年間にわたり公民権運動、ブラックパワー運動、労働問題、環境正義、フェミニスト運動に関わってきました。 新著の The Next American Revolution:Sustainable Activism For the Twenty-First Century(『次のアメリカ革命:21世紀に向けた持続可能な社会運動』が出版されたばかりです。

    dailynews date: 
    2011/4/14(Thu)
    記事番号: 
    2

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