デイリーニュース

  • トランプ政権の労働長官 未成年への性犯罪常習者の大富豪ジェフリー・エプスタインと司法取引をした疑惑が浮上

    ここ数カ月、トランプ政権の高官や閣僚が汚職などの問題で相次いで辞任に追いやられており、2年前にトランプが大統領に就任して以来、政権は最も不安定な状態です。次に辞任する閣僚は労働長官アレックス・アコスタになるのかどうか見てみましょう。マイアミ・ヘラルド紙の調査報道により、アコスタはフロリダ州の連邦検事をつとめた時代に、「子供を狙った連続性犯罪者に対する史上最も寛大な司法取引のひとつ」を行ったことが明らかになりました。ヘッジファンドを運営する大富豪ジェフリー・エプスタインは、ビル・クリントンやドナルド・トランプなどの友人ですが、フロリダで何百人もの未成年の少女に痴漢行為を働き、人身売買した容疑で訴追されました。しかし、それに対する処罰は、わずか13カ月間の郡刑務所での服役[重罪犯扱いではないということ]のみでした。マイアミ・ヘラルド紙で長年調査報道記者を務めるジュリー・ブラウンの話を聞きます。彼女は「司法の倒錯」という連載で大富豪ジェフリー・エプスタインの犯罪を次々と暴いています。

    dailynews date: 
    2019/1/4(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トルニヨのクリスマス:活動家や議員が移民の子供の収容施設の閉鎖をトランプ大統領に要求

    政府機関の閉鎖は14日目となり、トランプ大統領は国境壁予算の要求をいっそう硬化させています。米国の国境地帯で繰り広げられている危機的状況と、これに反撃する現地での抗議運動に目を向けましょう。テキサス州西部では、移民人権活動家が、何千人もの移民の子供が拘留されているトルニヨの収容施設の閉鎖を求めて毎日抗議活動を行っています。主催者たちは、自分たちを「トルニヨのクリスマス」と呼んでいます。大晦日には施設の入り口を封鎖しました。ここには、2300人の子供たちを収容する150以上のテントが無秩序に広がっています。移民人権活動家で「トルニヨのクリスマス」運動の中心人物フアン・オルティスと、カリフォルニア州選出の民主党下院議員ジュディ・チューに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/1/4(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 史上最も多様な下院議会が招集され 民主党は国境壁予算に応じぬまま政府機関閉鎖の終結に猛進

    3日(木曜)に召集された第116回連邦議会は、米国史上最も多様な議員構成となりました。100人を超える女性議員が宣誓就任しましたが、その中には史上初のアメリカ先住民の女性議員2人、テキサス州選出の初のラティーナの女性議員2人、初のイスラム教徒の女性議員2人が含まれます。コネティカット州とマサチューセッツ州から選出されたそれぞれ史上初のアフリカ系アメリカ人の女性議員、またコロラド州から選出された初のアフリカ系アメリカ人議員も宣誓就任しました。女性として初の下院議長となり、今回再び議長に復活したナンシー・ペロシ議員は、他の民主党の下院議員たちとともに、連邦政府機関の閉鎖の終了を今国会の最優先事項としています。トランプ米大統領がメキシコ国境の壁を拡大するため要求する50億ドルの歳出を回避したつなぎ予算案を提出しました。カリフォルニア州選出の民主党下院議員ジュディ・チューに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/1/4(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 彼女が背負うもの:性的暴力の撲滅を目指すノーベル平和賞受賞者ナディア・ムラドを追った驚くべきドキュメンタリ―映画

    2018年のノーベル平和賞を受賞したイラクの少数派民族ヤジディ教徒で人権保護活動家である、ナディア・ムラドの驚くべき物語を見ていきます。ムラドは2014年、自称イスラム国(IS)に誘拐され、人質に取られている間繰り返しレイプされました。ムラドは、そこから逃亡した後イラクを脱出し、ヤジティ教徒の窮状を国際的に訴えることに人生を捧げています。ドキュメンタリー映画『ナディアの誓い- On Her Shoulders』は、自分のストーリーを世界に発信するムラドを追います。この作品はアカデミー賞ドキュメンタリー部門の最終選考に残っており、先日、ジャーナリズム、デュポン・コロンビア賞を受賞しました。賞に輝くアレキサンドリア・ボンバッハ監督に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/1/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • Netflix がサウジアラビアでハサン・ミンハジの番組を検閲 カショギ殺害とイエメン戦争へのバックラッシュに火を付ける

    Netflix社は、米国のコメディアン、ハサン・ミンハジの番組『愛国者として物申す』の1回分のエピソードをサウジアラビアで配信しなかったことで非難されています。これはジャーナリスト、ジャマル・カショギがイスタンブールのサウジ領事館で殺害された数週間後の10月下旬に公開されたエピソードで、この回の内容がサウジアラビアでは反サイバー法に違反するという当局の指摘を受けて配信停止されました。ハサン・ミンハジは、このエピソードの中で
    サウジ王室およびムハンマド・ビン=サルマン皇太子を鋭く批判していますが、YouTubeではすでに160万回以上再生され、現在もサウジアラビアで閲覧可能です。ミンハジは、1月2日ツイッターで「みんなに見るのを止めさせる最高の方法。禁止する、オンラインで話題になるようにする、そしてその後は、YouTubeにおまかせする。現在、イエメンでは世界最大の人道的危機が起こっています。みなさん、以下に募金して下さい。help.rescue.org/donate/yemen」と呼びかけました。「ジャーナリスト保護委員会」(Committee to Protect Journalists)弁護主任コートニー・ラージと、「ヒューマンライツ・ウォッチ」中東・北アフリカ本部長サラ・リー・ウィットソンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/1/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ブラジルでのボルソナーロ大統領就任に際し反対派は政策の逆行と独裁政治への脅威を警告

    極右の元陸軍大尉ジャイル・ボルソナーロが、1日、ブラジル大統領就任への宣誓を行いました。彼の当選は、ブラジルで軍事支配が30年以上前に終わって以来、この国で最も根底的な政治的変化となりました。決選投票でジャイル・ボルソナーロに敗れた、労働党の元大統領候補、フェルナンド・ハダッドに話を聞きます。ハダッドはサンパウロの元市長で、前ブラジル大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ政権下で、教育大臣を務めました。

    dailynews date: 
    2019/1/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 政府機関閉鎖で42万人の労働者が無給で勤務の連邦労働組合、トランプ政権を訴える

    政府機関の閉鎖が続いています。民主党が下院で多数派を占める議会が開会する日を翌日に控え、トランプ大統領は 議会の指導者たちとの会合の準備を進めています。トランプ大統領は、国境の壁建設資金の50億ドルが計上されなければ、いかなる予算案にも署名しないと主張しています。昨年12月22日以来、80万人の公務員の暮らしが混乱状態に陥っていて、38万人の労働者が休暇を取らされ、42万人が無給で働いています。閉鎖をめぐり、トランプ政権を提訴した公務員組合に話を聞きます。米国公務員連盟(AFGE)は、連邦公務員が無給の労働を強いるのは違法であると主張します。訴訟の主任弁護士であるハイディ・ブラッキウィッツと、AFGEの主任弁護士であるデイビッド・ボラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/1/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 占領下西サハラでの4日間 アフリカ最後の植民地を映した希少映像

    メディア封鎖をかいくぐり、北西アフリカの占領地西サハラでの数十年に渡るサハラウィ人の自由への戦いと、モロッコによる暴力的弾圧を取材したデモクラシー・ナウ!の独占ドキュメンタリーの特別再放送をお送りします。モロッコは、国連と国際社会を無視して、1975年以来同地域を占領してきました。モロッコによる占領への抵抗が続く中、数千人が拷問、投獄、殺害され、行方不明になっています。占領地に残っているサハラウィ人と域外へ亡命した人々は1700マイルの壁で隔てられています。西サハラへジャーナリストが足を踏み入れるのをモロッコが常に妨害してきたこともあって、この状況を国際メディアはほとんど報じてきませんでした。しかし2016年後半、デモクラシー・ナウ!は西サハラの都市ラユーンに潜入、国際報道団として数年ぶりに同占領地域の取材を果たしました。

    dailynews date: 
    2019/1/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーが語るシナゴーグ襲撃事件:ヘイト再燃はトランプの発言が招いたこと

    10月27日、ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」に、銃を持った男が乱入、ユダヤ人参列者11人を射殺しました。反ユダヤ主義による攻撃としては米国史上最悪とされています。この事件の後、世界的に有名な言語学者で体制批判を続けるノーム・チョムスキー教授にピッツバーグ事件、イスラエルのガザ政策、そして米国における最近の右翼白人至上主義者による攻撃について話を聞きました。

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    2018/12/31(Mon)
    記事番号: 
    5
  • ノーム・チョムスキー:気候変動を否認する共和党のせいで人間社会が存続の危機に

    気候変動の影響とみられるカリフォルニア州の山火事「キャンプ・ファイア」は多くの死者を出し、一時は数百人が行方不明とされました。本日は、世界的に有名な政治的体制批判家で言語学者、作家のノーム・チョムスキーとの気候変動についての会話を再放送します。チョムスキーは、共和党幹部は地球環境を犠牲にして、「自分と友人たちの私腹を肥やすこと」に夢中だと警告します。「私たちは今すぐ決断を下さなければなりません。人間社会がまともな形で存続できるかは文字通りその決断にかかっています」とチョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2018/12/31(Mon)
    記事番号: 
    4

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