デイリーニュース

  • 99%の戦いから1周年  NY金融街に「ウォール街を占拠せよ」運動参加者が集結

    「ウォール街を占拠せよ」運動参加者は、占拠運動開始1周年を記念し、マンハッタン金融街に集結しています。同様の抗議がきょう、多くの都市で行われます。2011年9月17日、カナダの雑誌「アドバスターズ」が当時行ったウォール街占拠の呼びかけに数千人の人が応じました。占拠運動参加者はニューヨーク市警が強制排除するまでの約2ヶ月間、ズコッティ公園の野営地で寝泊りしました。今日は、デモクラシーナウ!が占拠運動を取り上げた初期の記録を振り返ります。また、16日にニューヨークのフォーリー広場で開催された記念コンサートの会場で行われたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリスト、トム・モレロのインタビューと、シチズン・ラジオのアリソン・キルケニーが現場から最新情報と現在の状況をお送りします。

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    2012/9/17(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ピッツバーグ市の天然ガス・フラッキング禁止条例に州当局の圧力

    ピッツバーグ市は2010年に、フラッキングまたは水圧破砕法と呼ばれる異論の多い抽出方法を用いた天然ガスの採掘を市内全域で禁止する条例を、全米に先駆けて採択しました。住人の健康や環境への悪影響が懸念されたためです。ところがここへきてペンシルベニア州当局は、フラッキング禁止の条例は州法と一致せず、環境規制を行う州当局の権限を侵食すものだと言い始めました。フラッキング禁止条例の制定の責任者である、ピッツバーグ前市議会議員ダグ・シールズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2012/9/14(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 疑問残る死刑囚 ペンシルベニア州は性的虐待の加害者を殺した男の刑執行を準備

    性的虐待を受けた子供たちの擁護活動をしている人々がペンシルベニア州のトム・コーベット知事に対し、10月3日に死刑執行が予定されるテレンス・“テリー”・ウィリアムズへの恩赦を求めています。ウィリアムズは1986年、エイモス・ノーウッドを殺害した罪で有罪になりました。 ただしその時の陪審員団はノーウッドがウィリアムズを性的に虐待していたこと、しかも殺害される前夜には彼を暴力的にレイプしていたという申し立てがあることは知らなかったのです。 さらにウィリアムズには長年にわたり、年長者たちに暴力をふるわれたり性的な虐待を受けていた過去もありました。つい最近になって、ウィリアムズの共同被告人が彼に対する性的虐待を知っていたにもかかわらず、検察官たちが強盗が殺害の動機だったかのように仕組んだ証拠も見つかりました。この一件に関する審問が今日フィラデルフィアで開かれます。ウィリアムズの処刑まで1カ月もない現在、本件で陪審員だった12人中の5人までもが名乗り出て、自分たちはすべての事実を開示されていなかったとして仮釈放のない終身刑こそが適正な量刑であると信じると表明しています。

    dailynews date: 
    2012/9/14(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ペンシルベニア州の投票者ID法はロムニー勝利に貢献? 最大100万人が投票できない恐れ

    11月の選挙まで2カ月を切りました。激戦地ペンシルベニア州では、投票時に身分証明書の提示を求める新法(投票者ID法)が成立しました。この新法では同州100万人もの有権者が有効な身分証明書を所有していないという研究があります。有効なのは同州発行の運転免許証、政府職員の身分証明書、あるいは同州発行の非運転者身分証明書です。フィラデルフィアでは有権者の18%がこれらの身分証明書を持っていないと推定されています。共和党政治家のうち少なくともペンシルベニア州議会下院与党院内総務マイク・ターザイは新しい投票者ID法がミット・ロムニーに有利に働くと吹聴しています。13日、同州最高裁はこの異論の多い法律を発効させるべきかそれとも仮差し止めするかについての公聴会を開きました。2人のゲストを招いて詳細を聞きます。アメリカ自由人権協会ペンシルベニア支部のビック・ウォルチャックはこの弁論を行った弁護団の1人、ジェシー・アレンはピッツバーグ大学法律大学院の助教授です。

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    2012/9/14(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 米国で貧富の差が広がる中  コーネル・ウエストとタビス・スマイリーが「貧困ツアー第2弾」を開始

    新たな政府資料によると、米国では貧富の差は昨年も広がる一方でした。米国勢調査局のレポートによれば、国全体の総資産のうち富裕層が保持する資産の割合が4.9%増加したのに対し、平均収入は1995年以来、最低レベルまで下がりました。現在約4,620万人もが貧困層とされています。 本日はタビス・スマイリーとコーネル・ウエストをお招きしました。2人は秋の選挙の激戦区となるオハイオ、バージニア、ペンシルベニア、フロリダの4州を回る「貧困ツアー第2弾」(Poverty Tour 2.0)を計画しており、貧困についての議論を全国的に盛り上げようとしています。ウエストはユニオン神学校(Union Theological Seminary)の教授で精力的に執筆活動をつづけています。スマイリーは受賞歴あるテレビとラジオの司会者で、PBSのテレビ番組「タビス・スマイリー」のホストです。2人は共著The Rich and the Rest of Us: A Poverty Manifesto.(『金持ちとそれ以外の私たち:貧困マニフェスト』)を出版しています。

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    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    3
  • イスラム学者タリク・ラマダン 中東に広がる抗議活動と「イスラムとアラブの目覚め」を語る

    中東での反米抗議活動が広まる中、オックスフォード大学の現代イスラム学教授であり、カタールのイスラム研究学部(Faculty of Islamic Studies in Qatar)の客員教授でもあるタリク・ラマダンに話を聞きます。ラマダンはイスラム学においてヨーロッパでも最も著名な知識人の一人とされ、タイム誌が選ぶ「21世紀に革新をもたらす人物」の一人にも選ばれています。ジョージ・W・ブッシュ政権時代、ラマダンは何年もの間米国への入国を禁止されていました。2004年には米国ノートルダム大学からのテニュア教授職の申し出を受け入れましたが、入国予定の9日前に、愛国者法を盾にブッシュ政権からビザを取り消されました。その後更に6年間、ラマダンは米国への入国を許可されませんでした。著書にはRadical Reform, Islamic Ethics and Liberation"(『過激な改革:イスラム的倫理と解放』)、新著 Islam and the Arab Awakening(『イスラム とアラブの目覚め』)他多数があります。

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    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国で制作された反イスラム映画をめぐる騒動 中東各地の米国大使館に波及

    米国の映画制作者によって作られた映画がイスラム教を冒涜するものだとする抗議が中東全体に広がっています。8月12日には、イエメンの首都サヌアでも数百名が米国大使館を取り囲み、窓を割り車に放火した後、大使館の正門から乱入しました。同様の占拠活動がエジプト、イラク、イラン、チュニジア、バングラデシュ、ガザ地区でも行われています。サヌアからジャーナリストのアイオナ・クレイグ、そしてカイロからシャリフ・アブドゥル・クドゥースの最新のレポートをお届けします。

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    2012/9/13(Thu)
    記事番号: 
    1
  • UBSの内部告発者バーケンフェルドに史上最高の1億400万ドルの報奨金 同社による富裕層への脱税援助を摘発

    米国税庁(IRS)が米史上最大の脱税事件の内部告発者に対し、過去最高の1億400万ドルという報奨金を与えると発表しました。スイスの金融企業UBS AGの元社員ブラッド・バーケンフェルドは2007年、彼と同僚たちが米国の富裕層顧客に対し総計200億ドル以上もの所得をオフショアのスイス銀行の口座に移して国税庁をだますように仕向けたと最初に届け出ました。しかしそうやって名乗り出たために、彼は訴追されて共謀罪で有罪となり禁固刑を受けます。バーケンフェルドはこの8月に釈放されましたが、9月11日、国税庁は同庁の内部告発プログラムに基づき彼の行動に対して史上最高額の報奨金で報いました。バーケンフェルドの弁護士で全米内部告発者センター事務局長のスティーブン・コーンに話を聞きます。

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    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 『500日』:カート・アイケンウォルドの新著が明かす ブッシュ政権が何度も無視した9.11の事前警告

    オサマ・ビン・ラーデンが米国への攻撃計画を行っているという警告をブッシュ政権が繰り返し無視していたという証拠が、新たに発見された資料からまたしても明らかになっています。著者でジャーナリストのカート・アイケンウォルドは、新著 500 Days : Secrets and Lies in the Terror Wars(『500日:テロ戦争の中の秘密と嘘』)で、2001年春から発せられていたアルカイダの対米攻撃に関する数限りない警告をブッシュ政権が無視し続け、代わりにイラクのサダム・フセインが脅威だとする主張に重きを置いていたようすを明らかにしています。

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    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米リビア大使殺害さる 反イスラム映画がカダフィ後の「抑圧された社会勢力」に点火

    リビアの米国大使が他3人の大使館職員とともに殺害されました。事件は米国で制作された映画がイスラム教の予言者ムハンマドを侮辱したとして、抗議者が領事館に乱入した時に起こりました。亡くなったクリストファー・スティーブンズ大使はここ20年以上の間に海外で殺害された初めての米国大使になります。ベンガジにいるリビアの活動家でジャーナリストのニザール・サリエルディンと電話をつなぎます。もう1人、トリニティ大学教授でArab Spring , Libyan Winter(『アラブの春、リビアの冬』)の著者ヴィジャイ・プラシャドにも話を聞きます。

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    2012/9/12(Wed)
    記事番号: 
    1

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