デイリーニュース

  • シャーロットの民主党全国大会の光の陰で見えない同市の貧困と社会的疎外

    バンク・オブ・アメリカの国際本部と民主党全国大会をめぐるメディアの熱狂の陰におかれ、全国大会が開かれる今週の主流メディアによる報道では目にすることもなさそうなシャーロットのもうひとつの側面、同市の貧困問題について検証します。シャーロット・オブザーバー紙の記者フレッド・クラセン=ケリーに話を聞きます。クラセン=ケリーはシャーロット・オブザーバー紙の記者で、同市の貧困、ホームレス、人種問題について取材してきました。

    dailynews date: 
    2012/9/4(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 農業労働者らを組織化し、南部の反労組文化と何年にも渡り闘ってきた バルデマール・ベラスケス

    米国労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)の農業労働組織委員会(Farm Labor Organizing Committee)の設立者で代表の バルデマール・ベラスケスは、1960年代にマーティン・ルーサー・キング・ジュニア師と共に活動して以来、移動労働者たちを組織化してきました。民主党全国大会のオハイオ州代表であるベラスケスは、その90%以上が滞在許可を持たないノースカロライナ州の移動農業労働者たちを組織化する活動を行ってきました。ベラスケスは9月3日、農業労働者と製造業、サービス業など他の労働者をシャーロットに集結させた南部労働者集会(Southern Workers Assembly)にも一役かいました。彼らの取り組みは重要です。なぜなら南部は全米で最も労働組合化が行われていない地域であり、ノースカロライナ州の組合密度はわずか2%にすぎないからです。

    dailynews date: 
    2012/9/4(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 草の根活動指導の牧師ウィリアム・バーバーが語るノースカロライナ州での投票権と公民権を求める闘い

    ノースカロライナ州では大統領選挙の約2ヶ月前に当たる9月6日、期日前投票が始まることになっています。同州は今回再び、主要な激戦州になると見られています。オバマ大統領は2008年、1976年のジミー・カーター以来初めて、民主党候補として同州で勝利しました。ノースカロライナ州の投票権を守り、未登録投票者を動員させる闘いに深く関わってきた草の根活動の指導者である牧師のウィリアム・バーバーに話を聞きます。バーバーは全米黒人地位向上協会(NAACP)のノースカロライナ支部代表で、ゴールズバラのグリーンリーフ・ディサイプル教会(Greenleaf Christian Church Disciples of Christ)の牧師を務めています。彼はノースカロライナ州で同日登録と期日前投票を求める運動に成功し、裁判または判決に人種的要因があった場合にかぎり、同州の死刑囚の刑罰を保釈なしの終身刑に減刑する人種正義法(Racial Justice Act)を可決させることにも一役買いました。

    dailynews date: 
    2012/9/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 民主党全国大会を前に、「南部のウォール街」行進で数百人が大企業に抗議

    民主党全国大会(DNC)は9月4日、ノースカロライナ州シャーロットで開幕し、全米第二の金融センターに3万5000人以上の党代表、記者、活動家が集まることになります。いくつかの活動団体が集まり、今回のDNCに対して最初の大規模な抗議活動を9月2日に行いました。1000人以上の人々が「南部のウォール街」行進(March on Wall Street South)と呼ばれるデモに参加しました。このデモ行進は、バンク・オブ・アメリカのグローバル本社や、全米最大の電力・エネルギー供給企業の一つで石炭火力発電所と原子力発電所の運営会社であるデューク・エナジー社(Duke Energy)本社の前などに立ち寄りました。

    dailynews date: 
    2012/9/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米国公民権運動の象徴 ジョン・ルイス下院議員が語る 投票権を勝ち取るまで、そして今度は守る闘い

    公民権運動の象徴的存在で、ジョージア州選出で現在13期目を務める連邦下院議員ジョン・ルイスとともに、米国における投票権獲得のための闘い、そしてそれを守るための厳しい闘いについて、時間いっぱい検証していきます。ルイスは1960年代に40回以上逮捕され、死ぬほどひどく殴られた経験があります。当時彼は、学生非暴力調整委員会(SNCC)の議長を務めており、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師と並んで行進し、フリーダム・ライド(自由のための乗車運動)を組織することを助け、ロバート・ケネディの大統領選出馬のキャンペーンを行い、1963年のワシントン大行進で演説しました。彼は最近、自らの50年以上の政治的関与を振り返る回顧録Across That Bridge: Life Lessons and a Vision for Change(『あの橋を超えて:人生の教訓と変化への展望』)を執筆しました。

    dailynews date: 
    2012/9/3(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 2012年選挙の結果を左右しかねないテキサス州投票者ID提示法 を連邦裁判所が差し止め

    連邦裁判所は8月30日、投票前の写真つき身分証明書提示を有権者へ義務づける異論の多いテキサス州の法律をめぐる重要な裁判で差し止めの判決を下しました。裁判所は、同法は数十万人のマイノリティーの投票を妨げる可能性があるとしました。この法律で、低所得の可能性の高いアフリカ系アメリカ人とヒスパニック系アメリカ人が、いちばん打撃を受けるとする証拠を挙げました。テキサス州は最高裁判所へ上告する予定としています。少なくとも16州が、2012年の選挙に影響を及ぼす可能性のある、投票を制約する法律を通過させています。この件について詳しい2人のゲストをお迎えしました。全米黒人地位向上委員会弁護基金(The NAACP Legal Defense Fund)訴訟部委員長エリザ・ボディは、投票者ID提示法により選挙権を失う可能性のあるテキサスの大学生2人の弁護人を務めます。ネイション誌のアリ・バーマン記者は、投票者の権利について取材しています。

    dailynews date: 
    2012/8/31(Fri)
    記事番号: 
    10
  • 共和党全国大会参加者がCNN女性カメラマンへ嫌がらせ アラバマ州代表団が黒人共和党支持層について語る

    共和党全国大会が行われた今週はじめ、CNNの黒人女性カメラマン、パトリシア・キャロルに対し差別的な行為をしたとして、参加者2人が会場から追い出される事件がありました。目撃者によると、2人はCNNのキャロルに向かいナッツを投げ「動物に餌づけするときには、こうするんだ!」と大声で言ったといいます。事件が起こった大会のフロアにエイミー・グッドマンが戻り、この件についてアラバマ州代表団のトム・パワーズに話を聞きます。ミット・ロムニーに対する黒人の支持率についても質問しました。

    dailynews date: 
    2012/8/31(Fri)
    記事番号: 
    9
  • フロリダ州のスタンド・ユア・グラウンド法の大物支持者ビル・バンティングに トレイボン・マーティン殺害について質問

    共和党全国大会が行われたフロリダ州では、「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)法」が、今年はじめに武器を持たぬ黒人少年トレイボン・マーティンが自称自警団員ジョージ・ジマーマンに射殺されて以来、激しい批判の対象となっています。この事件を期にさらに強固にスタンド・ユア・グラウンド法を支持する人もいます。党大会会場ではエイミー・グッドマンが、同法を最も声高に支持するフロリダ州代表団一員で共和党フロリダ州支部憲法修正第2条を守る会(the Second Amendment Chairman for the Republican Party of Florida)会長のビル・バンティングに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2012/8/31(Fri)
    記事番号: 
    8
  • ロムニーと大物寄付者 握手の瞬間:大統領候補と億万長者の興味深い瞬間を大手テレビ局は放送せず

    8月30日の夜、ステージに向かい通路を歩く途中でミット・ロムニーが握手をした人々の中には、保守派の億万長者で選挙への大型寄付者でもあるデビッド・コークもいました。しかしテレビ中継を観ていた数千万人の視聴者がその瞬間を目にすることはありませんでした。1階のフロアにいたデモクラシー・ナウ! はそれをカメラに収めましたが、大手テレビ局はロムニーとコークが握手する一瞬前に、興奮ぎみの2人の若い女性支持者の映像に切り替え、次に会場の頭上からのショットを映しました。それから映像は通路をさらに先に進みながら握手をつづけるロムニーにまた切り替えられ、ロムニーはステージに上りました。デビッド・コークと兄のチャールズ・コークの関連諸団体は、2012年の選挙に向け4億ドル近くを投入する予定です。この夜、ニューヨーク州代表団の一員として席に座っていたデビッド・コークに、デモクラシー・ナウ! のエイミー・グッドマンが質問しようとしました。コークは口を開きかけましたが、代表団の他のメンバーと周りの警備員が一人また一人と起立して人間の壁を作り、グッドマンが近づくのを阻みました。

    dailynews date: 
    2012/8/31(Fri)
    記事番号: 
    7
  • 「共和党の最大の資金提供者デビッド・コークにエイミーが直撃:富の集中は民主主義を損なわないか?

    共和党全国大会の会場に30日夜、ニューヨーク州代表団の1人として保守派の億万長者デビッド・コークが座っていました。デモクラシー・ナウ!の司会者エイミー・グッドマンが質問をぶつけました。「ミスター・コーク、野放しの富の集中は民主主義を損なうと思いませんか?」。コークがそれに答えようとしたとき、彼の周りの他の代表や警護要員たちがつぎつぎ立ち上がって2人の間に人間の壁を作ったのです。立ち上がった中の1人はエド・コックス。ニューヨーク共和党の議長でリチャード・ニクソン元大統領の義理の息子に当たる人物です。最後にはグッドマンは「警備の問題」を理由に通路を空けて立ち去るよう求められました。

    dailynews date: 
    2012/8/31(Fri)
    記事番号: 
    6

Pages