デイリーニュース

  • テープに収められた拷問:米特殊部隊が見守る中行われる アフガン軍による残忍な尋問のビデオ

    つい最近ローリングストーン誌がウェッブサイトに掲載したビデオには、手足を縛られた囚人がアフガニスタンの治安部隊により鞭打ちされているのを、米軍の士官らしき2名が見守っているところが映っています。調査報道記者のマシュー・エイキンスによれば、米軍の犯罪捜査司令部は、同事件について現在捜査中であることを認めました。エイキンスは、このビデオに映っていることは、米とアフガニスタンが被拘束者に対して行ってきた虐待の一般的パターンと一致すると語ります。

    dailynews date: 
    2013/11/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アフガニスタンでの戦争犯罪?拉致された村民10人の遺体 米特殊部隊基地付近で発見される

    2013年の春にアフガニスタンのワルダク州から撤退させられた米軍が去った直後に、その付近でアフガニスタン人の村民10人の遺体が発見されました。その全員が米特殊部隊に拘束された後に行方不明となっていました。この基地は、同州の他8件の殺人への関与も疑われる、「Aチーム」(The A-Team)として知られる部隊により使用されていました。新たに出された、ショッキングな暴露記事では、これらの死の謎を中心に取り上げており、そこでは村民の失踪と殺害は、米先導による2001年の侵攻以来、米部隊による最も深刻な戦争犯罪となる可能性があるとしています。カブールを拠点に活動する調査報道記者で、受賞歴もあるマシュー・エイキンス記者に話を聞きます。エイキンスは、この殺人について5ヶ月にわたる捜査を行い、ローリングストーン誌掲載記事The A-Team Killings(『Aチームが犯した殺人』)としてまとめました。

    dailynews date: 
    2013/11/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • NY市警の警官 職を失うリスクを顧みず 有色人種標的の「ストップ&フリスク」に反対表明

    物議をかもしているニューヨーク市警察の「ストップ&フリスク(通行人を呼び止めて令状なしに身体検索をする路上尋問)」プログラムは、今回の市長選で有権者の関心が高かった問題でした。8月に地方判事シーラ・シンドリンが同プログラムを憲法に違反すると判断して広く注目を浴びたのです。この尋問が「白人だったならば呼び止められなかったであろう黒人やヒスパニックの人々」を日常的に警官が呼び止めることにつながっており、市警は「間接的な人種プロファイリング施策」に依拠しているとしたのです。同判事はストップ&フリスク手法の停止は命じませんでしたが、一連の改革を監督する連邦裁判所の監視官を指名しました。それが先週10月31日、思いがけぬ展開を見せました。控訴審がこの改革施策を停止し、警官たちに事実上ストップ&フリスクの行使継続を容認したのです。これに対する反応を1人の警察官から聞きます。アディル・ポランコは、自身を含む数千人の警官たちが実行するよう言われているこのプログラムの問題点に関して発言してきました。彼がストップ&フリスク施策に批判的になったのは、上司が現場警官たちに呼び止め尋問のノルマ数を与え、それに達しない場合は懲罰もあると命じた時だと言います。ポランコは自分の分署の会議でのノルマについての説明を録音し、関係する監督部署に懸念を持ち込みましたが、無視されました。

    dailynews date: 
    2013/11/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • NY市長選のデブラシオ勝利 最低賃金上昇承認 ティーパーティ派の敗北は 有権者の緊縮財政拒否の意思表示

    5日は全米各地で州や地方選挙などの投票日でした。バージニア州知事選では民主党全国委員会議長を務めたテリー・マコーリフが、ティーパーティーが支援していた州司法長官のケン・クチネッリを破り当選しました。マコーリフの勝利は同州労働者の多くに打撃を与えた連邦政府閉鎖を後押ししたティーパーティーへのしっぺ返しと見られています。ニュージャージー州では共和党の現職知事クリス・クリスティーが楽々再選を果たし、2016年の大統領選挙出馬への一歩を踏み出したと見られています。同州有権者はまた最低時間給を1ドル上げて8.25ドルにし、毎年自動的に生活費分を上乗せするという同州の憲法修正案を承認しました。クリスティーは昨年、同様の法案に拒否権を行使しました。シアトル国際空港とその周辺ホテルの従業員たちの最低時給を強制的に15ドルにするという法案の支持者たちも同様に勝利を宣言しています。ニューヨーク市では格差是正に取り組むと誓って市長選を戦ったビル・デブラシオが勝利し、20年ぶりの民主党市長が誕生することになりました。もう1つの注目選挙だったボストン市長選でも、組合が支援したマーティン・ウォルシュが当選しました。「全米での投票結果を見渡すと、有権者は緊縮財政に替わる政策を求めているように見えます」とネイション誌の政治記者ジョン・ニコルズは言います。「ただただ削減ではない政策を求めている」。

    dailynews date: 
    2013/11/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • オリバー・ストーンが語る次回作:ジェイミー・フォックスが主演するマーティン・ルーサー・キング牧師の伝記映画

    映画監督、プロデューサー、脚本家のオリバー・ストーンに、彼の次回作であるジェイミー・フォックス主演のマーティン・ルーサー・キング牧師の伝記映画について話を聞きます。ストーンはキング牧師の遺産管理団体の協力を得て、この映画の脚本を執筆しています。「彼は私たちのガンジーでした」と、ストーンは言います。「彼は公民権について率直な意見を述べただけでなく、それを越えて、軍国主義、拝金主義、ベトナム戦争についても声高に反対しました」。ストーンはこれまでに約20数本の映画を製作し、アカデミー賞を3度受賞しました。最近ストーンは、米テレビ局Showtimeのために10編から成るシリーズOliver Stone’s Untold History of the United States(『オリバー・ストーンの語られざる米国史』)の脚本を共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2013/11/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オリバー・ストーンが語るジョン・F・ケネディ暗殺50周年と『語られざる米国史』

    アカデミー賞を3度受賞した映画監督、プロデューサー、脚本家のオリバー・ストーンに、11月22日のジョン・F・ケネディ大統領暗殺50周年について時間いっぱい話を聞きます。ストーンは大ヒット映画『JFK』でこの事件を描きました。ベトナム戦争帰還兵であるストーンは、『プラトーン』、『サルバドル/遥かなる日々』、『7月4日に生まれて』、『ニクソン』、『国境の南』、『ウォール・ストリート』など約20数本の傑作ハリウッド映画を製作してきました。11月第2週には『JFK』の記念版が発売になります。最近ストーンは、米テレビ局Showtimeのために10編から成るシリーズOliver Stone’s Untold History of the United States(『オリバー・ストーンの語られざる米国史』)の脚本を共同執筆し、同じ題名の解説本をアメリカン大学の歴史学教授で核研究所所長のピーター・クズニックと共同執筆しました。

    dailynews date: 
    2013/11/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「ワジリスタンの傷」:米無人機攻撃に苦しむパキスタン人についての新作ドキュメンタリー

    パキスタン政府は、「パキスタン・タリバン運動」の指導者を殺害したCIAによる無人機攻撃を受けて、米政府との新たな不和を警告しています。1日、北ワジリスタン地区でハキムラ・メスードと6人の戦闘員を乗せた車両に米ミサイルが命中し、7人は死亡しました。メスードは500万ドルの賞金がかかっており、何千人もの死に関与しているとされていました。攻撃は、パキスタン政府がタリバン政権と和平会談を再会した直後に行われました。独占放送として、パキスタンでの無人機攻撃による民間人への直接的影響に注目したドキュメンタリー、マディア・タヒール監督のWounds of Waziristan(『ワジリスタンの傷』)をお送りします。「ワジリスタンはニュージャージー州の半分の大きさしかありません。9年間もニュージャージー州に爆弾の雨が降り注いだらどう感じるでしょう?怖くなりますか?もし自分の息子やいとこ、夫が殺害されて、彼らが罪に問われなかったら、怒りを感じますか?努力をしたとしても、おそらく忘れることはできないでしょう。あなたは苦しむでしょう」とタヒールは映画の中で問いかけます。

    dailynews date: 
    2013/11/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「電子収集狂」:NSAが国連や気候変動会議、テキストメッセージを傍受 NYタイムズ紙

    エドワード・スノーデンが米政府に訴追取り下げを求める中、ニューヨーク・タイムズ紙は米国家安全保障局(NSA)が国連から各国政府、世界中のテキストメッセージまでの広範囲な標的を監視していることについての新たな詳細を公表しました。本日は、NSAが「自らの活動については極秘を貫く一方で、並外れた能力を備えた電子収集狂として、世界中で盗聴やハッキングを行い、各国政府その他の標的の秘密を暴いてきた」と述べるニューヨーク・タイムズ紙の記者スコット・シェーンに話を聞きます。ニューヨーク・タイムズ紙の記事は、NSAが、4月のオバマ大統領との会談を前に潘基文国連事務総長側の論点を傍受したことや、2007年のバリ気候変動会議に焦点を絞った大規模な盗聴を行ったことについて暴露しています。ニューヨーク・タイムズ紙はまた「念のため、世界中のテキストメッセージを何年分も保存している」ディッシュファイヤと呼ばれるNSAのデータベースについて明らかにした他、「クレジットカードの購入履歴をギガバイト単位で記録している」トラクフィンと呼ばれるNSAのブログラムの存在も公表しました。

    dailynews date: 
    2013/11/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エジプトのモルシ派大虐殺を撮影して50日間監禁されたカナダ人監督らが発言

    エジプトでは失脚したモハメド・モルシ大統領が抗議デモ参加者の殺害を扇動した容疑で裁かれる初公判の日取りが決まり、ムスリム同胞団は大規模デモを呼びかけています。今日はエジプト政府の軍勢によるモルシ支持派の大虐殺を目撃した2人に話を聞きます。トロント在住の著名な映画監督ジョン・グレイソンと緊急救命医タレク・ルーバニは8月16日、人道支援のためガザに向かう途中でカイロに滞在しました。カイロの抗議活動を撮影しているうち虐殺の現場に遭遇しました──グレイソンは銃撃後の現場を撮影し始め、ルーバニは負傷者の手当をしていたそうです。この2人のカナダ人は、その日逮捕された600人のエジプト人とともに十把一絡げに拘引され、訴追手続きもなしに拘束されました。2人はゴキブリだらけの監獄に他の36人もの人々とともに押し込められました。グレイソンとルーバニはハンストを始め、カナダでは支援者たちが彼らの解放を求めて大規模なロビー活動を繰り返しました。そして10月初めに2人は釈放されました。彼らはカナダに戻ってきましたが、まだ監禁の続く一緒に収監されたエジプトの人々の釈放を求めて声を挙げ続けています。トロントからグレイソンに話を聞きます。グレイソンは「イスラエルのアパルトヘイトに反対するクイアたち」のメンバーでもあります。またオンタリオ州からウエスタン大学助教授のタレク・ルーバニにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/1(Fri)
    記事番号: 
    2
  • NY市警の路上尋問「ストップ&フリスク」 大幅見直しに控訴審が「待った」

    ニューヨーク市警の「ストップ&フリスク」(通行人を呼び止めて高圧的な身体検索する路上尋問)の全面的な見直しに、待ったがかかりました。この異論の多い路上尋問制度は今年8月、連邦地裁のシーラ・シャインドリン判事が、「間接的な人種プロファイリング施策」に依拠しているとして違憲判決を下しました。「白人だったならば呼び止められなかったであろう黒人やヒスパニックの人々」を日常的に警官が呼び止めることにつながっているからです。同判事はストップ&フリスク手法の停止は命じませんでしたが、一連の改革を監督する連邦裁判所の監視官を指名しました。ニューヨーク市は、この判決によって警官たちは不審人物を路上尋問することに「消極的で、怖がる」ようになったとして控訴しました。10月31日の控訴審判決で、市側は望んでいた以上のものを手にしました。控訴審は同制度の改革を延期させ、監視官の業務を実質的に保留にして、ストップ&フリスク手法の継続を許可したのです。驚いたことに控訴審は、シャインドリン判事をこの件から外すという異例の措置もとりました。判事がこの訴訟の継続中にメディアのインタビューを許可したことが、司法の行動規範に「抵触」し、「当該訴訟に関する公平性」を危うくしたという理由です。折しも、ストップ&フリスク問題は来週11月5日に投開票されるニューヨーク市長選の主要争点になっています。

    dailynews date: 
    2013/11/1(Fri)
    記事番号: 
    1

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