デイリーニュース

  • トム・ハートマンが語る自身の新著『2016年の破綻:米国破壊計画とそれを阻止するためにできること』

    米国は新たな経済的崩壊に直面する可能性があるのでしょうか? 作家でブロードキャスターのトム・ハートマンは過去の経済危機を振り返り、驚くべき結論に達しました。「私たちの国を念入りに見ない限りは、物事はうまくいっているように見えます。米国は完全に見えます。しかし、この国の“暗い裏側”に回りこむと、衝撃的な真実が見えるでしょう。そこで目にするのは、核となる基礎が空洞化している一つの国の姿です」と、ハートマンは彼の新書The Crash of 2016: The Plot to Destroy America — And What We Can Do to Stop It(『2016年の破綻:米国破壊計画とそれを阻止するためにできること』)の中で記しています。

    dailynews date: 
    2013/11/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「この狂気を止めよう」:国連気候会議フィリピン代表がハンガーストライキ 何もしない国際社会に抗議

    ポーランドで開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)の開幕日、観測史上最大級の台風「ハイヤン」に見舞われたフィリピンの気候交渉代表は、気候問題の危機に取り組むことを世界に対して涙ながらに訴えました。この台風で少なくとも1万人が死亡したと見られています。「故国フィリピンで食料難に苦しんでいる同胞、そしてここ3日間何も食べていない私の兄弟との団結を示し、私は今ここで気候のための自発的な断食を始めます」と、イェブ・サニョは述べました。サニョは昨年2012年、約1100人の命を奪った巨大台風「ボーファ」の後、ドーハでの国連気候会議で演説しています。2013年の11月11日の演説で、サニョは次のように言っています。「ドーハで私たちは問いかけました。『私たちでなければ誰が? 今でないならいつ? ここでないならどこで?』と。でも今ここワルシャワで、私たちは正に同じ率直な問いかけをすることになるでしょう。今回の非常に異常な気象現象によって私の国が今経験していることは狂気です。気候危機は狂気です。私たちはこの狂気を、ここワルシャワで止めることができるのです。」

    dailynews date: 
    2013/11/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 戦争の語られざるストーリー:米退役軍人が直面する失業、トラウマ、自殺の深刻な蔓延

    本日は、米軍で戦った米国民を称えるための連邦祝日の「退役軍人の日」(Veterans Day)です。退役軍人らは、とても高い確率で失業、外傷性脳損傷、心的外傷後ストレス、路上生活などに直面し続けています。2000年以降、6000人近くの軍人が即席爆発装置やその他の戦争時の脅威による負傷で外傷性切断を行っています。また、2000年以降、100万人近くの現役兵士は、精神疾患を少なくとも1つ診断されており、約半分の人が2つ以上診断されています。復員軍人省の推計によると、毎日22人の退役軍人が自殺をしているとみられています。昨年、自ら命を絶った米軍要員の人数が他人に殺害された人数を上回りました。夜は、6万3000人の退役軍人が路上で野宿をしています。多くが慢性の衰弱性神経疾患で苦しんでいます。本日は、ベテランライター兼写真家で、新著They Were Soldiers: How the Wounded Return from America’s Wars—The Untold Story(『彼らは兵士だった:アメリカの戦争から帰還する負傷兵─語られざるストーリー』)の著者のアン・ジョーンズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「今でなければ、いつやるの?」:ポーランドで気候変動枠組み条約締約国会議が行われる中、新たな台風で被災したフィリピン

    史上最悪の台風でフィリピンが混乱する中、国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)がポーランドのワルシャワで開幕しました。ウェザー・アンダーグラウンド(Weather Underground)の気象学主任ジェフ・マスターズによると、海水温の上昇が巨大な台風を形成する恐れがある一方で、地球温暖化による海面上昇が台風による高潮の規模を大きくしたと話しています。また、フィリピン気候変動委員会のイェブ・サニョ委員が昨年ドーハのCOP18で行った、地球温暖化への取り組みを要請する心からの訴えを聞きます。サニョは、多くの人の命が奪われ、25万人が住居を奪われた台風24号「ボファ」が上陸したまさにそのときに発言しました。「痛ましい惨劇はフィリピンに限ったことじゃなく、世界中で、特に貧困に苦しみ、社会的人的な発展に必死な発展途上国諸国で、同様の事が起きています。ここにいる皆さんにお聞きしたい。我々ではければ、誰がやるのですか?今でなかったら、いつやるんですか?ここでないなら、どこで行うのですか?」

    dailynews date: 
    2013/11/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 観測史上最大の台風が直撃「想像を絶する」フィリピンの惨劇

    観測史上最も強い台風でフィリピン中央部では、1万人以上が死亡したとみられています。現在のところ1000人近くの死者が確認されていますが、死者数は今後も増えると予想されています。台風30号「ハイヤン」の影響で町は波に飲まれ、船は陸に流され、沿岸の町を押し流してしまいました。60万人以上の人が住居を失い、多くの人がいまだに食糧、飲み水、医療品の確保ができていません。タクロバン市内は、路上に遺体が散乱しているとても悲惨な状態と伝えられています。本日は台風30号「ハイヤン」の中を懸命に生き延び、台風直撃後のタクロバンからリポートしたアルジャジーラ特派員ジャメラ・アリンドガンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/11/11(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ワシントン州の遺伝子組換食品表示義務化の住民投票 企業の「高度な宣伝マシン」に破れる

    遺伝子操作された食品食材の表示義務を求めるワシントン州の住民発議が可決に至りませんでした。同発議の主要支持者の1人デイビッド・ブロナーに話を聞きます。ブロナーは「ドクター・ブロナーのマジックソープ」を発明したドクター・ブロナーの孫に当たり、この「(表示義務)発議522号にイエスを」というキャンペーンに230万ドルをつぎ込みました。ところが反対派は賛成派の3倍の資金を集めたのです。発議522号反対キャンペーンは大企業や州外の団体から2200万ドル以上の資金が注入されました。モンサントは500万ドル以上、デュポンは400万ドル近く、ペプシとコカ・コーラとネスレはそれぞれ150万ドル以上を表示義務化阻止のために寄付しました。折しも、最近のニューヨークタイムズの世論調査ではアメリカ国民の93%が遺伝子操作食材の表示を求めていることが判明しました。世界64カ国ではすでに義務化されています。ブロナーによれば住民投票はまだ集計中で公式には否決が決定してはいません。また同じような議案がコネチカット州やメーン州で審理中だということです。

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    2013/11/8(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「NFLのイジメ問題」デイブ・ザイリン スポーツ界の暴力はレイプ文化と関係

    マイアミ・ドルフィンズの選手リッチー・インコグニートがチームメートのジョナサン・マーティンに対してイジメと人種差別的脅迫を行ったとされる件が公けになり、全米フットボールリーグ(NFL)の暴力の文化に厳しい視線が注がれています。ドルフィンズは当初その脅迫を否定していましたが、後になって人気選手であるインコグニートの出場停止措置をとりました。詳細をネイション誌のスポーツ編集者でスポーツラジオの番組エッジのホスト、デイブ・ザイリンと話します。「この議論を単にスポーツの問題と捉えている人々は、最近メディアに登場してきた他のニュースを考えてみてください。ステューベン ビル、あるいはメリビル、あるいはコネチカット州のトリントンでの出来事は、スポーツ選手の文化とレイプ文化の間に通底するものがあることに気づかせます。これらのことのすべてはしっかりとつながっているのです。暴力的な種類の集団心理の中に若い男たちを置いておくと……ものすごく破壊的な社会環境を生み出し、一般の人々に対してとんでもない社交的な勘違いを実行することになるのです」とザイリンは説明します。

    dailynews date: 
    2013/11/8(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マスコットを変えよ:NFLレッドスキンズの名称とロゴの変更を迫る圧力高まる

    ここ数十年にわたり、全米フットボールリーグ(NFL)のワシントン・レッドスキンズに対して、アメリカン・インディアン社会から人種的な侮蔑に基づくチームの名称を変更するよう要請が続いていました。ここへきて、その圧力が一段と強まっています。11月8日夜、千人近い先住アメリカ人と同調者たちが、レッドスキンズがミネソタ・バイキングズと対戦するミネアポリスのメトロドーム・スタジアム前に集結し抗議の声を挙げました。その日の試合前には、ミネソタ州知事の マーク・デイトンが州議会議員たちに試合観戦をボイコットすることでレッドスキンズのオーナーたちに圧力を与えることを示唆しました。5日にはワシントン DCの議員たちがチーム名称の変更要求を採択しました。今週はまたミネソタ州のアメリカインディアン運動が同州に対し、もし新設のバイキングズ・スタジアムで「レッ ドスキンズ」という単語が使われるようなことになるなら財政援助を拒否するよう求める訴訟を起こしました。こうした大規模な抗議にも関わらず、チームオーナーのダニエル・スナイダーは名称変更を拒んでいます。「レッドスキンという呼称は、ニガーという黒人蔑称と同じものです。『赤いクロンボ野郎』みたいな名前は終わりにしなくてはならない」とアメリカインディアン運動の共同創設者で責任者のクライド・ベルコートは言います。

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    2013/11/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちは“占拠運動”の作った世界に住む」 次期ニューヨーク市長は富裕層への課税を公約

    11月5 日に行われた市長選挙はニューヨーク市政の目が変わったことを示しているようです。有権者は改革路線を繰り返し強調した市長を選出しました。同市の市政監督官ビ ル・デブラシオが共和党のジョー・ロータに大勝し、引退する億万長者のマイク・ブルームバーグ市長の後を継ぐことになりました。デブラシオは20年ぶりの民主党の市長です。選挙戦でデプラシオ陣営が繰り返したメッセージは、「二都物語」の問題と、異論の多いNY市警の 「ストップ&フリスク」(路上での不審尋問と身体検索)政策への異論でした。次期市長デブラシオは「働く家族党」(Working Families Party)の協力で当選しました。労働組合がバックについた独立系の政治連合体で、社会的・政治的な不平等の縮小をめざしています。この党の草の根の組織活動はニューヨークに限りません。最近ではオレゴン州で学生ローン危機に取り組む画期的な法案で勝利し、コネチカット州ブリッジポートでは企業教育改革提の案政に反対し、ニュージャージー州ジャージーシティでは病欠日の有給化に勝利しました。ニュージャージー州ではまた、最低賃金を時給8.25 ドルへとを1ドル引き上げるとともに、毎年自動的に生活費の上昇分を給与に上乗せする州憲法の修正を住民投票で勝ち取りました。

    dailynews date: 
    2013/11/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 報告:グアンタナモや米秘密拘置所での被拘束者への拷問を計画し実行可能にしているのは 軍医

    新たな報告書は、米軍の元で働く医療関係者がテロ容疑者の虐待に関与してきたとしています。「医療関係者の職業倫理を保存するための特別委員会」(Task Force on Preserving Medical Professionalism)は、CIAと米国防省に協力する医療関係者が、グアンタナモ・ベイや、海外の秘密拘置所において「被拘束者に対する、残酷、非人道的で下劣な取り扱いと拷問の構想を立て、参加してきた」と結論しました。2年に渡る調査は、医師が患者の秘密保持義務に違反し、囚人の恐怖感を利用して、反抗心を打ち砕く方法を尋問官にアドバイスしたと言及しています。同委員会は、米の拷問における医療関係者の役割に対する全面的捜査と、尋問に関与する医師が倫理基準を確実に順守できるための全面的な改善策を求めています。CIAと国防省の両者とも、報告書の結論を認めていません。2人のゲストに来てもらいました。退役したドクター・スティーブン・ザナキス准将は、過去に統合参謀本部長に軍の精神衛生について助言も行った軍精神科医。

    dailynews date: 
    2013/11/7(Thu)
    記事番号: 
    3

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