欧州議会選挙は5月最終週末、中道政党が数十の議席を失う一方、極右と緑の党の候補者たちが大きく前進して終わりました。フランスではマリーヌ・ルペン率いる極右の国民連合党が、フランスのエマニュエル・マクロン大統領率いる中道連合にわずかに上回りました。イタリアでは、極右の同盟党が得票率34%を獲得し第1党となりました。同盟党は、イタリアのマッテオ・サルヴィーニ副首相が党首を務めています。欧州議会で、いくつかの右派欧州連合懐疑派政党がわずかに勢力を拡大しましたが、投票者の約75%は依然として統合ヨーロッパを標榜する政党を支持しています。「欧州の民主主義運動」(Democracy in Europe Movement: DiEM25)の行動方針調整役を務めるデビッド・アドラーに話を聞きます。