デイリーニュース

  • タリク・アリが語る英国総選挙 コービンの「ラディカルな社会民主主義プログラム」 極右の台頭

    10日後に迫ったイギリスの総選挙は、EU離脱だけでなく同国の将来にも大きな影響をもたらすとみられます。有権者は著しく異なる二人の候補者のどちらかに投票することになります。右派の保守党党首ボリス・ジョンソンと左派の労働党党首ジェレミー・コービンです。コービンは最近、大胆な選挙公約を発表し、イギリスの改革と公共セクターの再生を約束しました。教育と医療支出の増加とインフラ投資のために富裕層に対する1000億ドル規模の増税を提案しています。著名な活動家、映画製作者、作家、「ニューレフト・レビュー」編集者でもあるタリク・アリから詳しく聞きます。アリは、保守党は「極右に乗っ取られ」、コービンの労働党は「大胆な社会民主主義的プログラムを推進している」と言います。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イラクの首相が辞任 しかし体制の見直しを求める若者主導のデモは続く

    イラクでは1日、議会がアーディル・アブドゥルマフディー首相の辞任を承認しました。しかし翌日も反政府抗議が続いています。バグダッドのタハリール広場では11月30日、首相が辞任の意向を表明する一方で新内閣発足まで暫定的に現在の地位に留まるとしたことをうけ、抗議の花火が上がりました。辞任表明の2日前、南部ナシリヤとナジャフで少なくとも44名が治安部隊によって殺害され、27日夜にはナジャフのイラン領事館が焼打ちに遭いました。流血の事態となった弾圧をうけてシーア派最高権威で精神的指導者アリー・シスタニ師は、首相への信任を取り消すことをイラク議会に要請、暴力の継続はイラクに内戦をもたらしかねないと警告しました。イラクでは10月に広範な地域で反政府デモが始まって以来、これまでに400人以上の抗議者が殺害され、1万5千人以上が負傷しています。ガーディアン紙の通信員でイラク人ジャーナリストのガイス・アブドゥル=アハド、バグダード出身の詩人、小説家、翻訳者、学者であるシナン・アントゥーンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2019/12/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • デイビッド・バーン ブロードウェイ作品『アメリカンユートピア』 トーキング・ヘッズ リーズンズ・トゥー・ビー・チアフルなど

    著名なミュージシャンでアーティスト、サイクリング愛好家、そして今やブロードウェイスターとなったデイビッド・バーンと1時間まるごと話します。彼の『アメリカンユートピア』という新作ブロードウェイ・ショーがヒットしています。この作品の元になったのは、最近のバーンのワールドツアーで、英国の音楽雑誌NME(ニュー・ミュージカル・エクスプレス)は、このツアーを「おそらく史上最高のライブショー」と絶賛しました。作品のプロダクション、革新的なバンド、トーキング・ヘッズのメンバーとして過ごした時期、彼のウエブサイトReasons to Be Cheerful(陽気でいる理由)、グレタ・トゥーンベリについてなどを話します。

    dailynews date: 
    2019/11/29(Fri)
    記事番号: 
    16
  • アルンダティ・ロイ:インドを乗っ取りつつある影の規模と形を口で説明するのは難しい

    人権保護グループは、今年8月にカシミール地方の特別な自治権が剥奪されて以来、インド政府が広範囲に渡る拷問、超法規的殺害、専制的な逮捕その他の犯罪行為を行っていると非難しています。著名なインドの作家アルンダティ・ロイにカシミール地方における弾圧、インドで台頭する独裁政治やその他の問題について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 我々の歴史こそが未来だ:ラコタ族の歴史家ニック・エスティス 感謝祭と先住民の抵抗運動を語る

    ラコタ族の歴史家ニック・エスティスが米国の感謝祭と自身の著書Our History Is the Future(『我々の歴史こそが未来だ』)について語ります。エスティスは先住民の抵抗運動グループ、レッド・ネイション(The Red Nation)の共同創設者で、ローワー・ブルール・スー族の市民です。

    dailynews date: 
    2019/11/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「メディアを嫌うな、メディアとなれ」:急進的メディア運動であるインディメディアの20年を振り返る

    今週は、世界貿易機関(WTO)の会議を中止させたシアトルでの歴史的な抗議運動から20周年を迎えますが、それはまた、初の独立メディアセンター(Independent Media Center)が誕生した時でもありました。催涙ガスの煙りの中で、何百人ものボランティア記者が、何が起きているのかを記録しました。その週、独立系ウェブサイト、indymedia.orgは、CNNを超える150万のアクセスを得て、連日、ビデオレポートと新聞を作成しました。世界的な市民ジャーナリスト運動の初の送受信ステーション(ノード)になったのです。このいきさつを最もよく知っている人たちに話を聞きます。ジル・フリードバーグはシアトル・インディペンデント・メディアセンターの共同設立者であり、シアトルのWTOドキュメンタリーThis is What Democracy Looks Like (『これが民主主義だよね』)の共同プロデューサーです。リック・ローリーは、アカデミー賞にノミネートされた映画製作者であり、Midnight Filmsの独立ジャーナリストであり、This is What Democracy Looks Likeの共同プロデューサーでもあります。

    dailynews date: 
    2019/11/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シアトルの戦いから20年:バンダナ・シバとロリ・ウォラックが歴史的な1999年のWTO抗議運動を語る 

    20年前の今週、数万人の活動家がシアトルに集まり、世界貿易機関(WTO)の閣僚会議を中止させました。市民運動のオーガナイザーたちは、非民主的で、世界中の労働者の権利、環境、先住民族に害を及ぼすと多くの人々が見なすグローバルな貿易協定に、世界の首脳、各国政府の貿易相、企業幹部らが署名するのを阻止しました。1999年11月30日、活動家たちはシアトル・コンベンションセンターの周囲で人間の鎖を形成し、市の中心街を閉鎖しました。警官隊は、大半が平和的に抗議していた群衆に向けて、催涙ガスとゴム弾を発砲しました。抗議行動は5日間続き、600人が逮捕されましたが、最終的にWTO協議は中断し、シアトルの警察署長は辞任しました。この抗議の様子は、ドキュメンタリー映画This is what democracy looks like(『これが民主主義だよね』)に記録されています。私たちデモクラシー・ナウ!も、20年前シアトルの街頭で取材していました。そして、ライブ放送のひとつで、WTO批判の先頭に立つ2人の重要人物、インドの物理学者で活動家のバンダナ・シバとNPO団体パブリック・シチズンのロリ・ウォラックに話を聞いていました。

    dailynews date: 
    2019/11/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女は気高くあり続ける」:オプラ・ウィンフリーが振り返る著名作家トニ・モリソン

    全米中の文学界の名士と社会的指導者たちが11月21日、米国で最も影響力のある作家の1人トニ・モリソンを追悼するためにニューヨーク、マンハッタンのセント・ジョン・ザ・ディバイン大聖堂に集まりました。彼女は2019年8月、肺炎の合併症のために88歳で亡くなりました。モリソンは1993年、アフリカ系米国人の女性として始めてのノーベル文学賞受賞者となりました。モリソンは1988年に彼女の代表作のひとつ『ビラヴド 愛されし者』でピュリッツァー賞も受賞しています。モリソンの著作の多くは、米国における黒人女性の経験に焦点を当て、彼女の執筆スタイルは、黒人の口頭伝承のリズムを尊重していました。オバマ大統領は2012年、モリソンに大統領自由勲章を叙勲しました。11月21日当日は、タナハシ・コーツ、エドウィージ・ダンティカ、オプラ・ウィンフリーらが、トニ・モリソンの人生と功績について話しました。オプラの追悼演説を放送します。

    dailynews date: 
    2019/11/26(Tue)
    記事番号: 
    3
  • イラク人学者シナン・アントゥーン:反政府抗議デモは「新たなイラクのナショナリズムを創り出した」

    イラクでは10月初旬に反政府抗議デモが始まって以来340人以上が死亡し、1万5000人以上のイラク人が負傷してしています。バスラとナーシリーヤの2つの都市では11月25日、タイヤが燃やされ、主要道路と橋が遮断されました。バグダッドと他の都市では11月第3週末、治安部隊が一般市民に発砲しました。デモ隊は汚職と仕事不足、きれいな水と電気を含む基本サービスについて抗議しています。バグダッドでは多くの大学生たちがデモに参加しています。イラクでの抗議について、イラク人の詩人、小説家、翻訳家、学者のシナン・アントゥーンにさらに詳しく話を聞きます。彼はバグダッドで生まれ育ちました。彼の最新小説の題名はThe Book of Collateral Damage(『巻き添え被害についての本』)です。「本当に重要なことは、2003年に米国によって制度化されてしまった宗教的分断の言説を越える、イラク人としてのアイデンティティとイラク・ナショナリズムの新たな思想を取り戻すことです」と、アントゥーンは言います。

    dailynews date: 
    2019/11/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「人権運動への攻撃」:イスラエルがヒューマン・ライツ・ウォッチの監視員を国外追放

    イスラエル政府は11月25日、ヒューマン・ライツ・ウォッチのイスラエル・パレスチナ支部代表オマール・シャキールを国外追放しました。同団体は、この措置によってイスラエルは権威主義的国家の「醜いクラブ」に仲間入りしたと述べました。イスラエルはシャキールが、パレスチナ人への処遇をめぐりイスラエルに圧力をかけることを目的とした非暴力の世界的な運動「ボイコット、投資撤収、制裁」運動(BDS運動)を支援したとして非難しました。2017年に制定されたイスラエルの法律では、BDS運動を公的に支援する外国人がイスラエルに入国することを禁じています。ストックホルムからオマール・シャキールに、彼の最近の追放と、イスラエルによる組織的なパレスチナ人への抑圧に関して欧州議会に申し立てる彼の計画について聞きます。「 ヒューマン・ライツ・ウォッチ のイスラエルとパレスチナ占領地へのアクセスを禁じようとするイスラエル政府による努力はもう2年半続いています」と、彼は言います。

    dailynews date: 
    2019/11/26(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages