新作ドキュメンタリーDecade of Fire (『猛火の十年』)は、1970年代にニューヨーク市で発生した危機の歴史をふり返ります。この時期、サウスブロンクスは、ほぼ連日、連続的な火災に襲われ、ほぼ25万人が家を失い、コミュニティ全体が荒廃しました。共同監督兼プロデューサーのビビアン・バスケス・イリザリーとグレッチェン・ヒルデブランが、ブロンクスを炎と化した政府の不手際、家主の腐敗、レッドライニングによる地域差別[金融機関が黒人など低所得階層が居住する地域を、融資リスクが高いとして赤線で囲み、融資対象から除外するなどして差別したとされる問題]について話をします。二人はまた、人々がコミュニティを救うためにどのように戦ったかを語ります。この映画は来週、公共放送局PBSで放映されます。