最近の米統計局の調査によれば、アフリカ系米国人の持ち家率は公民権運動以前から今までで最低水準に落ち込んでいることが明らかになりました。2019年の第2四半期の持ち家率はたった40%で、これは1950年以来最低の水準です。キーアンガ=ヤマッタ・テイラーの新刊Race for Profit: How Banks and the Real Estate Industry Undermined Black Home Ownership(『儲け口になる人種: 銀行と不動産産業はいかに黒人の住宅所有者を弱体化させたか 』)は、この危機の根源を検証しています。最近出版された同書は2019年の全米図書賞の選考対象になっています。プリンストン大学の准教授であるキーアンガ=ヤマッタ・テイラーに、フィラデルフィアから話を聞きます。